《9/13》
・福井江太郎 新作個展 −BROKEN FLOWER− Series Flower vol.1 @東邦アート(9/5〜9/17)
http://www.tohoart.com/photo_20050912.htm
ネットで見つけてどうしても観ておきたかったこの展示。
東邦アートおなじみの暗い会場内に、(おそらく)黒の墨で大輪の花が描かれた大作がたくさん。
じっくりと観ることができなかったが残念なのですが、正直な感想としては、もっと「くる」かな、と期待していたのですが、思いのほか大きさほどの迫力を感じず...。
もう一度観たい。ちゃんとじっくりと観たい。

《9/17》
・神田さおり個展「こ こ ろ か が み  SAORI’An2005晩夏exhibition 」 @Bギャラリー(8/18〜9/20)
http://www.beams.co.jp/beams/b_gallery/b_gallery_sheet/kanda.html
気がつけば神田さんのこの個展に足を運ぶのはこれが7回目。
今回は、これまで神田さんが手掛けた「染め」をお持ちの方々がそれぞれ身に纏って集まる、というパーティーの日。
僕も一着、白のシャツに大きな染めを入れていただいて、仕事のあとに着替えて参加。
・・・もう、圧巻です。
お互いの染めを見せあって楽しんだり、そこから始まる雑談で盛り上がったり...。
で、なかにはもうずっと前のを大事に着てる方もいらっしゃって、神田さんの昔の作風と最近のものとの違いもなかなか面白かったです。
その間、来場者ひとりひとりに新たなワンポイントを入れる神田さん。
たいへん楽しいひととき、神田さんをはじめ、いらっしゃった皆さん、スタッフの皆さんに感謝。

《9/18》
・五十嵐智一・久保裕子・島田映・須藤泰孝「ガラス ノ クニ」 @ギャラリーES E zone(9/17〜9/18)
http://galleryes.com/info.html
ガラス作品の展示。
・・・といっても、これまでのガラスのイメージでは収まらない質感のものが多くて。
なかでも久保裕子さんの作品。上から覗くとガラスのなかにザリガニや魚が泳いでいるのが見えて、たいへん楽しいです。
島田映さんのちょっといびつな曲面のものは、一見プラスチックのようなカラフルな色彩、しかし自然光を浴びてそれを反射する光の質感がガラス、というユニークな一輪挿し。

・UJI展『Exposition de YUJI』 @オーパ・ギャラリー(9/9〜9/21)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20050909.htm
アクリル絵の具で描き、油彩で仕上げる青が印象的なイラストの展示。
一部の作品にはコラージュも効果的に使用されていました。
「100年前の200年後の絵ですね!」という感想を申し上げたら、ギャラリーのオーナーのフジナミさんとUJIさんに感心されてしまいました(笑)。

・琳 vol.3 −玉が触れ合い美しい音色を奏でる− @ギャラリー52(9/16〜9/24)
http://homepage3.nifty.com/g52/schedule/now.html
ギャラリーの企画による偶然にもこれまで個展で拝見したことがある3人のアーティスト、ウエバヒロコさん、須見祥子さん、名古屋剛志さんのグループ展。
さまざまな顔料を使用したウエバさんとマッドな油彩の須見さん。このお二人は画面の質感こそ違いますが、色彩感や抽象であることに共通したところがあって、そのお二人の中で名古屋さんの作品がどんなふうに存在するのかに興味がありました。
ほんの少しだけ暗めの照明の中で、女性陣の作品の明るい色彩の間に、名古屋さんの茶色ベースの渋い色彩が中和するように存在していてなかなか興味深いセレクションになってました。
そして、さらに変化する名古屋さん、今回はC-DEPOT展に出展された作品と共に、それ以降のスタイルの作風でまとめられていて。
この渋さは印象に残ります。

・志田展哉展 @佐藤美術館4F(8/23〜9/19)
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/exhibition/index.html
こちらは3回目。
面白い作品というのは、繰り替えし観てもその度に新たな発見があるもので。
板に描かれた作品、その板に乗る顔料の質感が堪らなく美しいです。

予想以上に面白かったこちらは後ほど。
・ドラマとポエジーの画家 和田義彦 @松濤美術館(8/2〜9/19)
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/20050802_wada.html
藤本雅子展(9/14)
ギャラリーハウスMAYAにて。(9/12〜9/17)
http://www.gallery-h-maya.com/

和紙にするりと引かれるケレン味のない線、ぽつぽつふわりと広がるやわらかな色彩。

細い筆で書かれた草書体の文字のような流れの線。
その線は微妙な濃淡を交えながら画面のなかをを舞うようにして、女性や子どもの表情、あるいは抽象的な模様を構成しています。
また、それとは対照的に、にじむような質感で描かれるものは、くしやかんざし、小さな魚、小鳥、林など...。いかにも「和」の質感。そして、抜き版画のようにコントロールされた形を伴っていたり、落ちた水滴が自然に広がってにじんだふうであったり、さまざま。

こういった線や色彩はたいへん女性的。。。
そしてそれらが和紙の独特の風合いの画面のなかで寄り添い、重なって、なんとも優しい世界を構成しているのが印象に残ります。
画面の大きさもさまざま。小さな正方形のものがあったり、縦長の長方形だったり。

素敵な絵だなぁ、と見とれていたのですが、驚いたのが、これらがデジタルの出力だということ。
てっきり手描きだと思ってました。。。
デジタルが途中で介在していてもここまで人の手による優しい質感が表現できていることに感心、感動。
ギャラリーの方もおっしゃってたのですが、作品におけるデジタルとアナログの境目がすごく曖昧になっているのが実感されます。決してがっかりすることじゃなくて、それだけ表現の手段が広がっているということ。

それでもやっぱり思ってしまうんですが...もしあるのであれば、手描きの作品もぜひ拝見したいです。

藤本雅子さんのHP:http://www.yuu-yuu.jp/

GEISAI#8(9/11)

2005年9月16日 アート
東京ビッグサイトにて。(9/11)
http://www.geisai.net/g8/

衆議院選挙の日にゲイサイ巡り(笑)。
(ちなみに選挙はきっちり期日前投票で済ませました)

とにかく雰囲気を肌で感じたかった。
どんな人が出展(出店?)していて、どんな人が観に来ているか。

先日のアートフェア東京が展示即売会だとしたらこちらはまさにフリーマーケット。
コンクリートむき出しの床にシートを敷いて小さな作品をいっぱいに並べる人もいれば、イーゼルを持ち込んで作品を展示している人、棚に作品を置いている人・・・扱う小品がすべて自作のアート作品ということと、屋根のある空間ということを除けばホントにそこらでやってるフリマのざっくばらんなのんびりした雰囲気そのままで。
もっとも、上野からお台場へ移動したのがたしか3時くらいで、ちょうど今年の受賞者の発表のクライマックスで、会場中央のステージはそれなりに熱気があったようですが(笑)。

今回のGEISAIで印象に残ったのは...。

・藤田侑子さん。ちいさくてかわいい女の子のキャラクターが登場する、淡い色彩でちょっぴり淋しげな雰囲気の作品。呉亜沙さんの雰囲気にも通ずる、かわいさと儚さが同時に感じられて。
このような作品の他にもいろんなスタイルで製作されているようでした。

・TAKORASUさん。個人的にはこちらがチャンピオン!
モノクロで細密に描き込まれた架空の乗り物、メカニカルにデフォルメされた生物など。
とにかく、実に細微な部分にまで徹底的にこだわり抜いたような作風と、圧倒的に壮大な想像力に感服。
思いっきり男の子の童心を取り戻してしまったかのように見入ってしまいました。
TAKORASUさんのHP:http://takorasu.cside.ne.jp/

・NAOさんの「点々展」。壁ありのブースで展示されていた、タイトル通りの点描によるイラスト。
点描画というとスーラとかシニャックとかを思い浮かべてしまうのですが、そういった印象派の作品からテンションを緩めたような。
また、手作りによる額もたいへんかわいらしくて。

・菅原美保子さん。黒い紙を使用した切り絵。
たいへん丁寧な仕上がりで、その黒のシルエットの隙き間にふわりと色彩が足されたものもあって。
菅原美保子さんのHP:http://hw001.gate01.com/mh-garden/

で、やっぱりこういう雰囲気だと、イラストって強いなぁ、とも思いました。
そして、素敵な作品や作家をこのたくさんのブースの中から探し出すのも楽しいです。
二○○五 藝祭(9/11)
東京芸術大学にて。(9/9〜9/11)
http://www.geidai.ac.jp/event/geisai/

昨年に続いて藝祭を観てきました。

大学美術館と陳列館で開催中の企画展をまず観てから(機会があればもう一度観に行ってきたいと思います)、昨年と同じく絵画棟を下の階からスタートし、彫刻棟、金工棟、総合工房棟、中央棟、大学会館の順で。受付でもらったスタンプラリーも童心に返って楽しみつつ(30個集めてもらった景品は金魚のシール。どこに貼ろうかと。というかどこに貼れと)、ほぼすべての展示を観て回りました。

絵画棟の上の階では油彩と日本画の作品がおよそ学年ごとに分かれて展示されていて、昨年も感じたのですが、4年生になると作品の持つ力が飛躍的に上がっているような感じがして(その学科も同じだと思いますが、絵画棟での展示でそれを顕著に感じました)。院へ進む方もいれば就職する方もいたりとさまざまだと思いますが、卒業という集大成へと加速しているような。
比べて3年生までの方々の作品は、まずしっかりと技術を拾得しようとしているもの、自身の描きたいものを模索しているようなものなど...そういった過程を感じられるのも興味深いです。

金工棟はちょっと奥まったところにあるおかげでひっそりと展示中、といった感じ(笑)。
2、3ケ所ほど行き止まりにぶつかって難儀した総合工房棟(汗)。

印象に残った展示はこんな感じです。
・本をひらく(絵画棟中2F)
・URSIOR CABRE/彫金GALS☆三年展(金工棟2F)
・梅田中(総合工房棟2F)
・きりん展(中央棟1F)
永井夏夕さんの個展でお会いした阿部香さん、夏のグループ展を見逃していたのでこちらでチェックできてよかったです、というよりむしろグループ展も観ておきたかったです..。
・きこりとみかこ展(中央棟2F)
・ひよこまめ3(中央棟2F)
こちらでの中本千春さんの作品がいちばん印象に残っているかも知れないです。
・でんわ(中央棟4F・屋上)
これを見つけた時のおかしさといったら!
・金魚(大学会館2F)
和紙で作られた金魚がいる間接照明の展示。明かりのやわらかさが心地くて。
・2e esposizione(大学会館2F)
個展とC-DEPOT展でそれぞれ拝見したことがある井上恵子さんと大谷有紀さんの2人展。

作品が印象に残ってメモしておいた方々は、小笠原かほりさん、岡地習子さん、皆川俊平さん、後藤温子さん、井上菜恵子さん。

ここで拝見した方々の「続き」を楽しみにしたいと思います!

余談ですが、構内の各所から聴こえてきた演奏もかなり面白かったです。
小川奈々誉展(9/10)
Gallery Qにて。(9/5〜9/10)
http://www.mercury.sannet.ne.jp/galleryq/img/archivefile/archive2005/ogawa.n.html

箔、岩絵の具...素材そのものの質感を活かし、それらを「塗る」というよりも、薄く膠を引いた画面上に箔を「置き」、岩絵の具を「散らす」ように描かれた抽象的な作品。

とにかく「箔」が効果的に使用されているのが印象的です。
箔と岩絵の具との色彩のバランスの妙は言うまでのなく...。
小川さんの作品は抽象ですが、微妙なグラデュエーションの色合いのなかに正方形の箔がその形をほぼ留めたまま画面に配置されることで、その部分が作品の世界への「入口」の役割を果たしてくれているような感じです(「窓」というイメージではないのです)。

ユニークだったのは、縦長の板に薄い和紙が張られ、そこに箔と岩絵の具で彩られたものが隣り合う壁に1枚1枚高さを変えながら並べられ、それぞれの板が鎖で繋がっているという作品。
数や展示のされ方を思うと「圧巻」という言葉を使いたくなるのですが(絵と絵を繋ぐ鎖にも重たいイメージは持ちませんでした)、そういう押し付けられるような感触は一切なくて、ベージュ系のやさしい色調のものが主体となりそのなかにピンクだったりもっと白っぽかったり、あるいはベージュが少々濃く仕上がっているものがあったり...そしてその色彩の間から箔の輝きが...やわらかく微妙に違う色彩に囲まれて心がふわりと浮くような幸福感を感じます。

こちらのGallery Qは比較的ちいさなスペースで、こういった狭い空間で拝見できたことも面白い体験で。
機会があれば、例えばもっと広い空間やブラックの壁の部屋、あるいはこの作品で別の作家の作品(平面でもオブジェでも)を囲むように配置したり...さまざまなシチュエーションで観てみたい、その場所場所で作品の印象を味わってみたいという想像が膨らみます。

額に入ったちいさな作品も、同様にやわらかな色彩が印象的で。
そして小さいということもあり、大胆な色調ではないのですがより親しみやすい感触です。
大塚ゆかこ展 −AMUSE−(9/10)
ギャラリー椿GT2にて。(9/5〜9/10)
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2005/050905gt.htm

目が大きい女の子のキャラクターが登場する油彩の作品。

大塚さんの作品を観てまず引き込まれるのが、この女の子のキャラクターのかわいさと画面の表面の質感とのギャップのすごいインパクト。

ベージュや焦茶色といった色彩で描かれたノスタルジックな雰囲気。
キャッチーな稜線で輪郭が取られ、赤や深緑、白の長袖ワンピースを着た女の子たち。
どこか懐かしい感じがする背景のなかを、女の子たちが楽しげに歩いていたり、遊んでいたり...。
画面が大きな作品だと登場する女の子の数も増えて、並ぶ家々が醸し出す不思議な距離感の奥行きがある背景も独特の味わいで。

これだけでもなんだかよい感じがして面白いのですが、さらに見入ってしまうのが画面表面の強烈な質感。。。
油絵具の特徴的な質感・・・湿り気を残していたり、土っぽく乾いていたり・・・に加えて、部分的に砂が混ぜられていて、それがかなりの凹凸感を作り出しています。
この凹凸感のおかげで作品の深みがさらに増している感じです。

こういった作品が並ぶなか、ひとつ違う味わいの作品も。
銅の箔が使用された4点ひと組の作品。こちらは画面の凹凸感はないのですが、広場で遊ぶ楽しげな仕草、表情の女の子たちがそれぞれの画面に描かれ、深みのある銅箔の渋い茶色の輝きが背景となって、全面油彩の作品とはまた違うギャップが楽しいです。
また、銅箔ということもあり、ゆるやかに酸化しているために表面にムラが出てきていて、これがまた味わい深くて。

色彩感覚はまったく違いますが、呉亜沙さんの作品と同じ空間で眺めてみたいような...。
また、もっと大きな作品でも大塚さんの世界を味わってみたいです。
藤田修 展 -River-(9/10)
ギャラリー池田美術にて。(9/5〜9/17)
http://kgs-tokyo.jp/ikeda/2005/050905.htm

至高の銅版画作品。

街の景色や場面を捕らえた瞬間を、(おそらく)写真をもとに銅版に写し取って製作される作品群は、当然モノクロ写真の質感とは違っていて。
黒い影はなめらかであり、且つ、熱を持っているかのような温度感覚があって、ある場面の瞬間が描かれているにもかかわらず...というより、その瞬間がふわりとエクスパンドされたような不思議な時間感覚。
描かれる風景は「霧がかったような街並」だったり「窓から入ってきて闇の室内に広がる光」だったり...「River」というタイトル通り、川が織り込まれ、さらに独特の雰囲気がすでに広がっている、「選ばれた」風景のような。。。
そして、そういった瞬間が銅版画...ドットの集合で表現される写真ではなくひとつのインクの広がりで描かれていて、支持体となる紙のあたたかい質感と合わせてなんともいえない深みを作り出しています。

こういった作品が主に展示されるなか、もっともインパクトが大きかったのが数版の組み版画。
風景を描かれたマスと黒のマスとが格子模様に広がっていることでひとつひとつの景色に何となく繋がりがあるように思えて(作家の藤田さんに確認しそこねて実際は分からないのですが...)。
またこの作品ではフォトエッチングの技法と合わせて深彫りのエッチングが画面全体をうねるように流れる曲線の束として描き加えられていて、それが紙の盛り上がりとなって画面表面に生々しい凹凸を作り出していてかなり印象に残る質感で。

すごく懐かしいようで、それでいて未来的な感覚でもある、ゆるやかな焦燥感が去来する不思議な面白さがある作品でした。
スペシャリストが製作する銅版画って、毎度その奥深さにやられてしまいます。。。
・藤本宇太郎「GRAPEVINES」 @GALLERY ES S zone(9/6〜9/11)
http://www.galleryes.com/info.html
ちょっと無気味な(特に目)人の絵が入った、妙に気になってしまうコラージュ作品でした。

・深沢和美 個展 @GALLERY ES E zone(9/6〜9/11)
http://www.galleryes.com/info.html
板ガラスを接着してつくる立方体を組み合わせて作られたオブジェ。いくつかの球面の作品を除けばほとんどが直線的なフォルムで、未来的なイメージ。
ガラスの重なる部分の向こう側が見える様子がけっこう面白くて。

・新星展 @銀座スルガ台画廊(9/5〜9/10)
日本画の作家のグループ展示。
廣藤良樹さんの、蜃気楼のような感覚の風景画が印象的でした。

・金丸悠児展−遊戯− @しらみず美術(9/6〜9/16)
今回もおなじみの動物の作品と、チェスをテーマにした作品。
動物ものは、なんといっても古代魚!
とにかく大きいです、しかも独特の画面表面の質感はそのまま、広い画面の隅々まで隙のない仕上がりには感服しきりで、無論その大きさには圧倒されます。
チェスの作品は、先日のC-DEPOT展に出展された盤との組み合わせの作品もあり、その他の布地に描かれた作品も、ちょっとアングラ風味があってよい感じです!

・舟山一男展 @ギャラリー椿(9/5〜9/17)
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2005/050905.htm
薄茶色など、土の色を連想させるような親しみやすい色彩を背景に描かれる人物や建築物。
画面の質感と相まって、すっと落ち着いた気分になれるような作品でした。

・Artists from Thailand Part 1 トンチャイ・ユカンタポーンポン展 @Gallery Tomos(9/1〜9/16)
http://www.jpin.co.jp/saoh/current.htm
リトグラフです。
たくさんのカラフルな線で、それらを「織る」ように重ねて製作された作品で、ホントに布の質感を連想してしまいます。
ま、それよりカナで書いた名前が強烈だなぁ、と。

・桑原正彦 <土地開発> @小山登美夫ギャラリー(9/10〜10/1)
http://www.tomiokoyamagallery.com/kako_show/050910.html
こういうのが好きな方がいるのは理解できますが、僕はちょっと遠慮しておきたい感触。

・「Set」Helen Mirra, Lisa Lapinski, Yuki Kimura @TAKA ISHII GALLERY(8/20〜9/10)
http://www.takaishiigallery.com/exhibition/2005/08_set/japanese.html
・・・・orz
さかさまの写真、壁に張り巡らされたテープ、出力。
分かってないと伝わってこないというのは、時間をかけて観ることができない時は辛い...。

・米田知子「雪解けのあとに」 @SHUGOARTS(9/10〜10/1)
http://www.shugoarts.com/jp/current.html
エストニアで撮影された写真で、その土地の緊張感のある空気がそのまま画面に封じ込められたような。

・柿崎倫美展 @GALLERY PLATFORM STUDIO(9/5〜9/10)
ちょっと暗めの色彩で描かれた女性の表情と、画面に最後に足されたような細かい線の模様がきれいで。

・小堤良一の「動物展」 @ギャルリー志門(9/5〜9/17)
額内の画面に設置された窓枠を模したところにいろんな動物のオブジェが。
これらが大変丁寧に仕上げられていて。

・山崎和樹展 @T-BOX(9/5〜9/11)
http://www.tbox.co.jp/tbox/2005/050905.html
日本画風味の水彩画。
素の表情がかわいい猫たち。
使用される色の強さほどの色彩的なインパクトがないぶん、優しい感触の風景作品。
あったかい感じです。

・小林浩展 @ギャラリーなつかb.p(8/29〜9/10)
セラミックでできた人形は、どれもこっけいな格好で、なかなかに楽しげで。

以下はあらためて。
・大塚ゆかこ 展 - AMUSE - @ギャラリー椿GT2(9/5〜9/10)
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2005/050905gt.htm
・藤田修 展 -River- @ギャラリー池田美術(9/5〜9/17)
http://kgs-tokyo.jp/ikeda/2005/050905.htm
・小川奈々誉展 @Gallery Q(9/5〜9/10)
http://www.mercury.sannet.ne.jp/galleryq/now_exibition.html
ゲント美術館名品展 西洋近代美術のなかのベルギー(9/4)
世田谷美術館にて。(6/11〜9/4)
http://info.yomiuri.co.jp/event/01001/200507128003-1.htm

行くか行かないか決めかねていたのですが、世田谷美術館ということもあり、最終日に滑り込みで観に行ってきました。

ヨーロッパ近代の油彩の作品は観る機会が多いのでこの企画展に対しては何か新しいものは期待せず、ただ純粋に「ああ、観といて良かったなぁ」と思える作品に出会えれば、という感じで観始めました。

印象に残った作品。。。

・レオン・デ・スメット「室内」(1911)
点描で描かれた作品で、印象派独特のふわりとした画面の質感、画面全体の色彩の印象は淡い青。
壁には2つの絵、壁際の棚に2枚の皿、石像。ダイニングテーブルには茶器、白い花が活けられた花瓶。
そういった脇役たちの控えめな佇まい...そして、奥のソファに腰かけて抱擁しあう男女。。。
この作品としばらく対峙していると、静謐感のなかにささやかな幸福感が広がるような、優しい気分に。

・アンリ・ル・シダネル「ホワイトガーデンのテーブル、ジェルブロワ」(1906)
夕刻のある建物の中庭の風景を描いた作品。
右手前に描かれるグリーンのテーブル。その上には茶器、グラス、ワインボトル、水差し、3つのバラが活けられた花瓶。奥の建物には、室内の明かりが赤いカーテン越しに灯っていて。うっすらと暮れる時間の落ち着いた雰囲気で。これからここでディナーが始まるようなイメージは湧かず、むしろ何もなくそのまま日が暮れていくようなイメージで、なんとなくちょっと寂しいような...それでいてやわらかい印象を受けました。

・エドワード・アトキンソン・ホーネル「春の田園詩」(1905)
画面中央には女の子が二人。ひとりは座っていて、もうひとりは横たわっていて。その奥には仔やぎ。
画面全体には白い花が、地面には黄色い花が広がるように描かれていて、楽しげな春の印象。
正真正銘の20世紀初頭のヨーロッパの油彩の作品ですが、今の感覚で接しても充分新鮮で。

・アルフレッド・ステヴァンス「マグダラのマリア」(1887)
先日のギュスターヴ・モローでも同名の作品があったような気がしたのでちょっと気になりました。
無垢な表情で虚空を見つめているような表情の金髪かつ長髪、髑髏を右腕に抱え、左腕は頬杖をついているマグダラ。
先日のモロー展でも同じタイトルの作品があったような気がして。

・コンスタン・ベルメーケ「眠る農夫」(製作年クレジットなし)
数少ない油彩ではないもののひとつで、キャンバスに貼った茶色の紙の木炭で描かれた作品。
大きな手や、膝を軽く折って右腕を枕にし、ごろりと横たわって眠る農夫がもっさりのんびりと描かれていて、コミカルな感触でほっとします。

観ながらあらためて気付いたのですが、ベルギーの作家の作品が中心の展示で、ヨーロッパ全体の絵画スタイルの流れに沿って、それにベルギーの絵画が呼応していく様子が分かりやすく提示されていました。
こういうところの丁寧さは世田谷美術館ならでは、のような気がします。
また、展示内容とは直接関係ないことなのですが、スペインはちょっと違うかもしれませんが、近代ヨーロッパの各国のアート界は「ヨーロッパ」の絵画の流れに概ね沿っていて...要するに今回だとベルギーが極端に突出していることはなく(たしかに象徴主義においてはリードしていたかも知れませんが)。このことを思うと、「日本画」という独自のスタイルが存在する日本のアートの「個性」ってもっともっと誇りに思っていいのかな、と。

とにかく、観ておいて良かったです!

《感想リンク》
http://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/6bc0ee83b5c206119d6a6ecb9ce3eb10
http://jiyu-runner.cocolog-nifty.com/tannsihin/2005/07/post_58e5.html
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=286
http://blog.livedoor.jp/scarlettvivi368497/archives/29168996.html
http://blog.goo.ne.jp/code_null/e/3e4d9d9181e18b13b0c79ce5b30b2657
http://oki304.blog.ocn.ne.jp/lily/2005/06/post_2f98.html
志田展哉展(9/4)
佐藤美術館にて。(8/23〜9/19)
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/exhibition/index.html

おそらく、今年観たなかでもっとも印象的な、「青」。

いつもより暗めの照明の佐藤美術館。
そこに展示されている作品は、深い青...夜、というよりももっと抽象的な、イメージのみの世界...例えば深海とか、宇宙...それでいてもっと未来的な印象もあって、とにかく、深い。
陰鬱さは一切なく、静謐感のみが広がっていて...。

そんな青のなかに浮かぶように、散らばるように描かれている小さな白や青の花々、花びら。
なかにはそこにさらに蝶が舞う作品も。
これらは青の闇のなかでほのほのとやわらかい光を放つような、なんとも幻想的な質感で美しいです。
電信柱と走る電線のシルエットが描かれていたり、それらのみの作品も。
ひとつの作品からの情報量は少なくシンプルな作品群ですが、そのシンプルさからはさまざまなイメージが...。

圧巻なのは、杉板による組み絵。
深い青に染め抜かれている、およそ30センチほどの幅で高さが180センチほどの杉板が十数枚。これらが横一列に並べて展示されています。
その深い青を背景にして描かれるのは、「止まれ」の道路表示や横断歩道、センターライン。そして、散る花びらなど。
この作品は上から見ているのか、それとも横からなのか・・・その視覚的な「ねじれ」も面白い、というよりその不思議な感覚が味わえます。

作家の志田さんともいろいろとお話しできて、特に印象的だったのが、描かれる花びらや蝶の意味。
ある人がある場所で一生を終えたとして、そういう場所であってもその次の日には、あるいは日付けが変わらないうちにもいろんな人がそこで営みを続けていく...。
ただ、それでもそこは「人が生を終えた場所」であって、それに対する人々の「はなむけ」のようなものを散る花びらや小さい花で表現しているとのこと。

そういう絵に対する思いを伺ってからあらためて作品を拝見すると、作品に対する「深さ」をより強く感じます。

ホントに感銘を受けた展示だったので、あと何度か見に行きたいと思ってます。
大巻伸嗣関連展示(9/3、9/4)
・大巻伸嗣 個展 ECHOES−INFINITY− @SHISEIDO GALLERY(8/23〜9/25)
http://www.shiseido.co.jp/gallery/current/html/index.htm
・大巻伸嗣 個展 Crystallization @東京画廊(8/22〜9/9)
http://www.tokyo-gallery.com/tokyo/index.html
・大巻伸嗣/國府理展「PARADAISE TIME」 @スパイラルガーデン(8/30〜9/8)
http://www.spiral.co.jp/pickup/index.html

現在各所で開催されている大巻伸嗣さんの展示をこの週末にまとめて観てきました。

最初に拝見したのはSHISEIDO GALLERY。
なにやらたくさんの人が作業していて...ちょうどワークショップ開催中でした。
天井には薄い白色の布がかかり、壁も白。床は白のフェルトが敷き詰められ、そこに広がる色、色、色。。。すでにたくさんの方々が足を踏み入れてるために、いちばん最初に描かれた花柄が消えてしまっていて。
ただ、面白かったのは最初の模様に沿って動線が決まってしまうようで、細かい模様こそ消えてしまっていてもおおよその色彩のゾーンが出来上がっていて。
あと、ワークショップの最中ということでそこかしこに新しく花が咲いていたのですが、自然とその部分を避けて、踏まないように注意している自分に対しても、なんとなく可笑しい感じで。
奥のスペースには最初に描かれた花柄のうえに透明アクリル板が置かれていて、そのオリジナルの鮮やかさがそのまま残されていて、時間の経過をあからさまに見せつけられるようで。

大巻さんとちょっとだけお話しできて、ワークショップでも使用されている鮮やかな粉末顔料が気になって何か尋ねてみたら、日本画の岩絵の具とのこと!
実はものすごく贅沢なインスタレーション!

SHISEIDO GALLERYのあと、すぐに東京画廊へ。
こちらでは、入口を入るとそこかしこに穴が開いた鏡面。
そしてその向こうには、言葉を失うほどの圧倒的な白の世界・・・乳白色の正方形のアクリル板が壁全体に並ぶ画面には、乳白色とは違う白でびっしりと植物などが描かれていて、その精緻さと、石化したような白の質感が印象的。この白は、修正液(!)を定着剤としたクリスタルの粉末。
画廊のスタッフの方がいろいろと説明してくださって、この作品に描かれているものは絶滅したものだそうで、テーマは「滅」。逆にSHISEIDO GALLERYでのインスタレーションは「生」がテーマ。
人の足で踏まれることでどんどん「消えていく」「生」と、形を「とどめる」「滅」。。。

翌日曜日、スパイラルガーデンへ。
こちらでは大巻伸嗣さんと國府理との2人展のような形式で。
まず、國府理さんのユーモア溢れるコンセプト...ヨットの帆を取り付けた軽自動車、ファンが付いたヘルメット、プロペラが付いた二輪車。
おおよそ実用的でないシロモノばかりのようでしたが、なんだかその発想がのどかな印象。
帆付き軽自動車の映像ものんびりしていて。

で、大巻伸嗣さんの作品は、薄い布が円筒状に被さったドームで、そのなかに靴を脱いで入る、というもの。
円形の床は透明アクリル板に白で細い波線がびっしりと描かれていて、まずその白に囲まれた世界の心地よさを堪能。
で、この床にはいったい何が描かれているのかな、とじっくり眺めて...さまざまな縮尺の世界地図がばらばらに描かれていて(描く面が反対なので、地図は反転してます)、異様に大きいブリテン島やニュージーランド、探すと本州や北海道も。
こういうことに気付いた瞬間は、嬉しいです。

結論。
大巻さん、面白い!

《感想リンク》
http://artslog.seesaa.net/article/6720204.html
http://blog.goo.ne.jp/pizz/e/fd7ac3e4346c1ddd8ba04987cd7c9027
http://blog.goo.ne.jp/feltmountain/e/4cda25661ad352379695086f1dcbbf7a
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2005/09/post_bbe5.html
大橋博展(9/3)
ギャラリーイセヨシにて。(9/1〜9/20)

アートフェア東京で、これまで行ったことがないギャラリーのなかでいちばん気になったところで、ようやくお邪魔できました。

エレベーターを降りるとそこがすぐギャラリーになっていてちょっとびっくり。
展示されているのは舌を出した硬化プラスチック製、白い顔で、その舌の上にガラス玉を乗っけていてる子どもの人形と、その顔だけのものが壁に並べて展示されているものとの2種類。

で、その子どものオブジェはギャラリーのスペース、特に入口から左手の奥まったところにざっと2、30体くらいいて、それぞれ上から紐で固定され、ひとつひとつ違う格好で立ってます。
その光景を目の当たりにして一瞬引くんですが(笑)、「お前らどこの人だよ」って感じのつかみどころが微妙にない顔つきにだんだん慣れてくるにつれて可笑しい気分に。

で、吊るしている紐が気になって大橋さんにお話ししてみたら、この紐はすべての子どものオブジェと繋がっていて、一ケ所を引っ張るといっしょに全部動く...ようにしたかったらしいんですが、実際は隣り合う人形がなんとか動く程度だそうで(笑)。硬化プラスチック製なのである程度動かしても大丈夫とのこと。
実際に紐を引っ張ってみたら、動いた(笑)。
しばらくして別のお客さんがいらっしゃった時、その方が人形の群れを眺めているときにこっそり紐を動かす大橋さん、「おわっ!」とびっくりするお客さん(笑)。どうもこれが狙いみたいで。

さらに、壁にいる顔、おもむろに大橋さんが「これマグネットになってるんですよー」と唐突にそのうちの一個を外したのもやたら可笑しくて。

ほかにどんな作品を手掛けられているのか気になってファイルを拝見したのですが、なかでも強烈だったのが自動車をゴムでかたどって、それを裏返して空気を入れて膨らませたもの。素で笑えます!
また、文化財の修復もなさっていて、こちらのほうはかなりシリアスな仕事っぷりに敬服。
ユーモアとシリアスのバランスがあって、なるほど、と。
・シャノン・シュミット―GREEN SPACES― @ギャラリーGAN(9/3〜9/10)
http://www.presskit.co.jp/
土が香るギャラリー内。
ギャラリーのなかに土で小山が作られていて、さらにソファなどがそこに半分埋まるように置いてあり、ところどころに芝が生えてます。
なんでも展示期間の後半になると小山やソファ全体が芝で覆われるらしく。
ある意味かなりのインパクトのインスタレーション。

・岡本典子 彼女たちの午後 @DAZZLE(8/30〜9/4)
http://gallery-dazzle.com/exhbt/yr_05/050830.htm
きっとどこかで見かけているイラストの展示。
こういう展示に巡り合えるのは嬉しいです。

・サカイノビー展『サカイノビーの植物園』 @オーパ・ギャラリー(9/2〜9/7)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20050902.htm
こちらもイラスト。
前回の同会場での展示がモノクロだったので、今回のサカイさんの明るい色彩が気持ちいよかったです。

・LINE 木谷仁美 @トキ・アートスペース(8/29〜9/4)
書道をなさる木谷さんの、墨による線の絵。
黒のマットに貼られた和紙、そこにすっと描かれた墨の線...華奢な線でありながら何かを伝えているようにも思えて、思いのほかすっと心のなかに入り込んでくるような、そんな作品でした。
奥のスペースには線のひとつのかたちを組み合わせて描かれた大きめの作品もあり、こちらはミニマムな繰り返しが面白いです。

・安彦文平展 @佐藤美術館3F(8/23〜9/19)
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/exhibition/index.html
バナナやラディッシュなどを取り上げた油彩のシュールな作品。
ちょっと苦手な作風でしたが、大きな画面に描かれた作品などは迫力ありました...。

以下は後ほど。
・ゲント美術館名品展 西洋近代美術のなかのベルギー @世田谷美術館(6/11〜9/4)
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
・art-life vol.4 大巻伸嗣/國府理展「PARADISE TIME」 @スパイラルガーデン(8/30〜9/8)
http://www.spiral.co.jp/pickup/index.html
・志田展哉展 @佐藤美術館4F(8/23〜9/19)
http://www.k4.dion.ne.jp/~moongate/25-abiko.shida.html
《9/2》
・第6回 ラテン・カリブ現代美術"TODAY"展 @PROMO-ARTE(8/26〜9/13)
http://www.promo-arte.com/
普段拝見する機会が少ない中南米の作家の作品を集めた展示。
そう思ってみるせいかもしれないけど、全体的にカラッと乾いた印象の作品が多く感じました。中でも抽象画、すごく取っ付きやすくて面白い!

・鈴木基真展 @GALLERY ES(8/30〜9/4)
http://galleryes.com/
まずギャラリーの中に充満する木の香りが強烈で!
壁にはちいさな木彫のオブジェ、タイヤとか海水パンツ(笑)とか、なんか楽しい感じで。
床には街の一角を模した大きな作品、「遊び心」満載といった印象で。

・辻直之展 @UPLINK GALLERY(8/20〜9/2)
http://www.uplink.co.jp/gallery/log/000650.html
紙に木炭で絵を描いてはコマ撮りして消し、また次のコマを描いて...というふうに製作された映像作品「3つの雲」の原画の展示。
映像作品のほうは本編は観ることができず、ギャラリースペースでの予告のみ観ましたが、手作り感が溢れるシュールな作品のよで、原画の「消し痕」はかなり生々しく。

《9/3》
・hunimate lab vol-5 塩谷良太展 @ギャルリー東京ユニマテ(8/22〜9/3)
http://kgs-tokyo.jp/human/2005/050822b.html
笑。
挟む部分が陶製(?)の貝殻のようになっているクリップで、氷だのしめじだのゴムだのクッキーだのオクラだのが挟まっていて。
それよりなにより、巨大クリップのオブジェがもう...下らなくて最高。こんなのが浜に打ち上がってたら可笑しすぎて悶絶必至。

・藤井達矢展 〜pleats ’05〜 @ギャラリー山口B1F(8/29〜9/3)
http://www.gaden.jp/yamaguchi/2005/050829b.htm
墨で上下に1本線が引かれたものが3方の壁に張り巡らされ、床には水が張られて池になっていて、その中央のパネルまで橋を渡って行くというインスタレーション。
橋を渡る時の音が増幅されて響いて、これが気持ちのいい音で。

・田村正樹展 @アートスペース羅針盤(8/29〜9/3)
http://rashin.drawing.jp/ex/2005/0829/index.html
全体的に薄茶色で、儂が張られたり胡粉が使用されたりという抽象的な作品。
作品によっておぼろげな風景のイメージが浮かぶものがあって。

・横内賢太郎展−滲む筆致 揺れるドローイング− @INAX GALLERY2(9/1〜9/28)
http://www.inax.co.jp/Culture/2005_09/2_09yokouchi.html
幽玄な印象の作品。
ぼやけた背景に、さらに溶剤を筆にとって描かれたような線画が。
透明感があって不思議な感触。

・第25回グラフィックアート『ひとつぼ展』 @ガーディアン・ガーデン(8/22〜9/8)
http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2005/gg_0508.html
先週もすこし観たのですが、あらためて。。。
今回展示されているなかでは、遠藤拓人さんの作品、ちょっと懐かしいような質感のあったかい色彩で風景や場面が描かれた出力の作品がいちばんでした。
グランプリの齋藤彩さん、こうやっていろんな作品といっしょに展示されるとエグ味が緩和されて幾分見やすく感じましたが、やっぱりこの作品だけとなるとどうなんだろう、青山で観た時は僕はぜんぜんダメだったけど。。。

・田島青展 @月光荘画室2(8/29〜9/4)
http://gekkoso56.exblog.jp/732489/
深い色彩が印象的な作品。
縦長の楕円の画面に描かれた、背景に世界地図があって中央に塔が描かれた作品が特に印象的で。
また、手話の50音図をひとつひとつ描いて並べた作品もおもしろくて、小学校に飾られているといいのにな、と。

・西川きみ枝の京の女展 @ごらくギャラリー(9/2〜9/15)
http://www.h6.dion.ne.jp./~goraku.g/NishikawaKimie_2005/Nishikawa_2005.html
1Fと3Fに舞妓を描いた作品、2Fはヨーロッパの街並を描いた風景画。
舞妓の作品は、舞台裏(というのかな)での素の舞妓の仕草、足を投げ出していたり足を崩して座っていたり、という場面が線画や油彩で描かれていて、ちょっとしたユーモアがあって。
千社札(舞妓の名刺みたいなものだそうで)が貼られた舞妓の似顔絵はお洒落です。

・雪ノ浦裕一 陶展 @福原画廊(9/1〜9/10)
淡いベージュに細い線による模様が施された陶の作品。
この色彩がが優しくて、眺めているだけで心が安らぐような。

・常設展 @T-BOX(8/29〜9/3)
http://www.tbox.co.jp/tbox/2005/050829.html
藤田夢香さんの作品が展示されていて、これまで拝見していたガラスにシルクスクリーンプリントされたものではなく、絵と文字とが並んだ作品やスクリーンプリントの抽象作品。
知らない一面も新鮮で、でもやっぱり藤田さんの作品だな、と思わせる優しい質感も。

・安井丸男展 @Oギャラリー(8/29〜9/4)
http://www4.big.or.jp/~ogallery/Pages/ryakureki/yasui.html
以前f分の1で拝見した方の展示。
場所が変わると作品の印象も変わり、白い壁に展示された木版凹版作品はかなりコンテンポラリーな印象でした。

・吉田和司展 @SOL(8/29〜9/3)
http://www005.upp.so-net.ne.jp/SOL/EXHIBITION/2005/20058yoshida.htm
ずらりとならぶ同じものを描いた作品。
高さは同じで間隔が変えられていて、重ねて展示されているところもあってユニーク。
事務所のスペースにあった作品の世界観も独特でした。

・本と遊ぶ せどり男爵 平野雅彦のブックデザインを読む @NIKIギャラリー册(9/1〜9/11)
http://www.satsu.jp/
こうやってあらためて「作品」として本を観るのは面白いです。
作品の内容に合わせて考えられた装幀のひとつひとつに感心。。。
そういった中でいちばん印象的だったのは豆本のブローチ。
ご在廊だった平野さんのお話では、普通の本と同じ、いやむしろそれ以上に丁寧に装幀されているそうで、それを手にとった時にはしっかりと高級感が伝わってきて。
ちゃんと文章も、それこそルビ以下の小ささの文字で印刷されていて、すごいなぁ、と。

・立体7人展 @ギャラリー52(9/2〜9/13)
http://homepage3.nifty.com/g52/schedule/now.html
さまざまな材質で製作された立体作品がずらりと。
材質の質感を味わうもの、表現されているものから何かを感じ取るものなど、楽しみ方もさまざま。
特に羽室功二さんの、白の薄い樹脂で構成され、人の顔が織り込まれた抽象的な質感の作品が印象的でした。

・西山美な子展 〜いきいき〜 @児玉画廊(9/3〜10/15)
http://www.kodamagallery.com/start/index.html
オープニングで人がいっぱい。。。
こちらを向いている面は白で、裏がピンクで染められている花。
ライティングで白い壁がほのほのとピンクで染まっていて、それがなんともやわらかい色彩で。。。

・小林耕平 @山本現代(9/3〜10/8)
http://www.yamamotogendai.org/japanese/exhibition/index.html
何やら謎めいた映像作品。
坂を転がる黒い玉、糸巻きから指で糸をたぐる、板の上で玉を転がす...ひたすら無機質な動きを捕らえた映像が延々と流されていて、眺めているとなんとも不思議な気分。

・野田幸江 @高橋コレクション(9/3〜11/26)
http://www.takahashi-collection.com/
先日ミヅマで観たのとは違い、こちらは白の画面に描かれた奇妙な作品。
しかもかなりの大きさ。その大きさの画面の右から左までにびっしりと鉛筆で人などが描かれた細かい絵に圧倒されて。。。
鉄棒にぶら下がる人がずらりと描かれている作品にもかなりのインパクトを感じました。

以下はあらためて。
・大橋博展 @ギャラリーイセヨシ(9/1〜9/20)
・大巻伸嗣 個展
矢野真展 〜輪廻〜(8/31、9/2)
新生堂にて。(8/31〜9/10)
http://www.gaden.jp/shinseido/2005/050831.html

これは、凄い。。。

木材と樹脂によるオブジェ、半身像を中心に、モノタイプの版画作品も数点。

オブジェは全体的に木彫といって差し支えない質感。
部分的に樹脂が、それもかなり効果的に使われています。

とにかく、この世界を立体で表現しているという事実に驚きを隠せない。。。
・・・なんていうか、神々しい。。。

天井が高く、暗めの照明の空間。
よく見かけるのよりもかなり高く設定された台上にある半身像。
ちょっと見上げる位置に顔・・・端正な顔立ちの頭部は実物大で相当にリアル。無論、体の部分も強烈に追求されるリアリティ。
木彫部分は丁寧な仕事が隅々まで徹底されていて、さらにここからがまた凄いのですが、樹脂で製作された顔の形をした仮面が剥がれているように取り付けられていたり、開く体の中から手が現れていたり、羽根がついていたり...ダリにも通ずるようなシュールな世界が、実物大、しかも立体で表現されているんです...。

モノタイプの版画作品は、半身像をモチーフに描かれた画面の中央に亀裂のようなものがあり、その奥に鏡面が据え付けられていて。
平面でありながらこの展示のテーマに合っているような質感で、立体作品の神々しさが充満する空間に程よいアクセントを加えているような感じです。

知らない世界に触れたような気分。。。
コジマユウジ+TAKE「カラマル」(8/28)
オーパ・ギャラリーにて。(8/26〜8/31)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20050826.htm

小さなスペースでの展示は、その小ささを活かすとホントに素敵な空間に。

コジマユウジさんとTAKEさん、この2人のイラストレーターのユーモア溢れるコラボレーション。
タイトルの「カラマル」・・・「絡まる」という言葉の通り、それぞれの作品で2人の個性が絡み合ってました。
コジマさんのキャラクターは真っ白の紙にケレン味のない線で描かれていて、四角い顔、一筆書きの曲線の体。ふたつの点の目、横棒一本の口。
TAKEさんのは弱冠黄味がかった紙が使用され、まるい顔、角張った線のからだ、縦の線で表現される目。また線には濃淡2つのグレーが陰のようについています。

まず、両面の壁に、コジマさんとTAKEさんそれぞれが5つずつ出したテーマで描かれた絵。
コジマさんは「うちがわそとがわ」「はみでる」「ねっこ」「しんじる」「つづき」。
TAKEさんは「ことばなくば」「なくして」「穢れなく」「種」「やさしみ」。
どちらも曖昧でどんな解釈をも受け入れるテーマですが、それぞれのテーマでコジマさんもTAKEさんも、安易でも奇を衒ってもいない実に「ふつう」な解釈で描いていて、同じタイトルがついていることで並ぶ2つの作品がどこか意味が繋がっているように思えたのも面白かったです。

両側の壁の奥の位置には、同じ画面に2人のキャラクターが登場!
コジマさんが先の作品ではお互いのキャラクターは対角にいて、TAKEさんが先のほうでは真ん中にかぶさるように。この違いもなかなかの味わい。

そして奥の壁には、中央にポスター、その両側にちいさな2コママンガ風のイラスト。
このイラストもどちらかが先に描いて、後から描く人がオチをつけるように描き加える、というコラボレーション。
こちらも共通テーマのと同じく、身の丈に合ったというか、自然体な内容になっていたのが印象的で。

近い感性とスタイルを持ったアーティスト同士によるコラボレートはその行為自体がスリリング、というイメージ。丁々発止というか...。
しかし、今回は出来上がってきた作品を観ると、もうなんともいえないほっこりした優しい気分になれました。
お二人の作品は今後もお目にかかれる機会があるようなので(TAKEさんは現在代官山のARTS RUSHでの企画に参加、また年末にはふたたびオーパ・ギャラリーで個展。コジマさんはデザインフェスタや谷中芸工展に参加、冬には個展の予定もあるそうです)、それぞれ楽しみにしつつ、またこういう企画もやってほしいなぁ、と。

帰り際にいただいたお礼のカードも、お互いのキャラクターがよい顔をしていていい感じなんです。。。
原真吾展(8/27)
Oギャラリーにて。(8/22〜8/28)

あー、久しぶりに観ましたよこんな絵!
写実の絵の上から線画が描かれているユニークな作品。

まず、背景となっている風景や部屋の中の景色。
ふわっとしたあいまいな輪郭で、やわらかな色彩を用いて描かれています。
そして、その上にオーバーラップして描かれる線画。
こちらは背景となるものとの関連性は、作品によってあったりなかったり...部屋の景色を背景にした作品では、ある作品ではテーブルの上に何かが置いあるようだったりカーテンの模様が線画で描かれていて、もう一方は背景をまったく無視して何かごちゃごちゃと置いてあるものが宙に浮くように、もっと行き過ぎたものだと上に向いた飛行機が数機並んだ形で描かれています。どこかの中庭のような場所が背景なっている作品ではまず門があって、そしてなぜかその門の上に今度は真下に向いた飛行機。。。

・・・・・・・・・・すっごく変!
でもこの「変」さ加減が面白い!

線画はどれもグレーの影がいっしょに描かれていて、これもまたユニークな味わいで。
風景に線画を描き加えことからさらにもう一歩踏み込んだ面白さを表現するとしたら、この黒の線と平行に走るグレーの影というのは少なくとも僕にとってストライク!

原さんにこの線画のアイデアの源を伺うと、一時期針金を画面上にコラージュするという製作をなさってたとのことで。

また、グレーの影がついた線のみが描かれた版画作品も展示されていて、線だけでも相当に面白さを感じました。
志村冬佳展 -the born point(8/27)
フタバ画廊にて。(8/22〜8/28)

佐藤美術館での奨学生展で拝見して、そのときのインパクト、他の作品と一切干渉し合わない世界観が印象に残っていて、そういった作家の作品は個展ではどんな感じなんだろう、他にはどんな作品を製作されているんだろう、と。

地下へと降りるちょっと急な階段を下りきってまず目に飛び込んできた5点組の連作による大きな作品。
こちらは志村さんの修了製作とのことで、木版の凸版と凹版とを駆使して刷られた黒の世界にまず圧倒され...。
一部に白の岩絵の具でそれが散らされるように描き加えられているのがアクセントとなっています。
描かれているものは、人、建物。無骨な印象で異様に力強い。
そして、ものすごい「熱」を通過して製作されたのでは、という質感がすごい...版の材質は違いますが、山口啓介氏の銅版画にも通ずるような質感。この感想を志村さんにお話ししたら志村さんも山口氏の作品がお好きとのこと、納得。

奥の壁に展示されていた2点がいちばん新しい作品だそうで、こちらは何となく昔の工場を連想させるような建物の景色、しかもそれ自体は木版でありながら精緻に描かれていて、そういったモチーフを取り入れつつ、やはり焼けるような黒と焦げ茶色などの濃く重い色彩でなにやら抽象的な世界が展開されていました。
その作品の力強さを静かに後押しするような額も印象的。

佐藤美術館で拝見した15点の連作はこちらでは横1列に並べられていて、濃い世界観はそのままですが、違う配置だとやはり受ける印象も違って、前回はひとつの世界といった感じだったのが、今回は時間の連なり、景色・心象の変化、といったものが表現されているように思えました。

どの作品も複数の版が使用され、黒系の色彩で展開される木版画。。。
作品を前にして聴こえてくる音のイメージは...中央線沿線にあるライブハウスで演奏される、日本人による場末感漂うフリーフォームのジャズ。オーネット・コールマンじゃなくて梅津和時...いや、案外70年代のマイルスあたりも合うのかも。
いずれにしても、志村さんの作品が置かれたステージで演奏されるジャズ、聴いてみたい...。
スルガ台画廊にて。(8/22〜8/27)

ずっと気になってた作家が参加するグループ展。

まず小林英且さん。
昨年「やぶのなか展」で拝見して以来ずっと忘れることができなくて、今回あらためて観られるのを楽しみにしてました。
「やぶのなか」でも拝見した作品とおそらく同じものも展示されていて、てっきり岩絵の具の作品と記憶していたのが実は洋絵具による作品。
丁寧に型付けられた画面表面の凹凸。特に女性の髪は流れるように表現されていて、この辺りの印象は日本画的・・・岩絵の具による表現に近い感じもしつつ、確かに洋画的な色彩の艶も。
すべてに女性の肖像が描かれていて、加えてそこに例えば古代魚や紅葉する樹が背景に取り込まれていて、それがそれぞれの物語性を増す効果を与えているようでもあって・・・とにかくじっくりと絵の世界を堪能したくなる、そんな作品でした。
残念ながら小林さんとはタイミングがあわずにお目にかかることができなかったのが残念で。。。
おそらく女性の肖像を描くことに大事なこだわりがあるように感じたのですが、風景画や他の題材による作品もぜひ拝見してみたいです。

もうひとり、松村浩之さん。
こちらは一度目にしたら忘れられない大変個性的な人物画で、これまでちょくちょく拝見する機会があり、だんだんと擦り込まれるように心の中に残っていって...まとめて拝見する機会は初めてだったので、こちらも楽しみで。
比較的小さな作品と大きな作品を取り混ぜて展示されていて、暗くて重い色彩で描かれる男たち・・・スキンヘッド、がっちりとした体躯、太い腕と頭より大きい分厚い手のひら、何かに思い悩んでいるような憂いを帯びているのに奇妙にコミカルな表情...皆一様にこういった感じで、ずーんと心に沈み込むような感触があります。
松村さんとはいろいろとお話しできて、男たちが体全体で表現する味のある表情は、例えば映画などでの印象的なシーンや、話している相手の仕草などにヒントを得ている、というのを伺えたのが印象的でした。
個展でもぜひ拝見してみたいです。
・吉岡まさみ展 @ギャラリーf分の1(8/23〜9/3)
http://home.att.ne.jp/air/galleryf-1/
なんかもう、面白いこと思い付く人がいるなぁ、とつくづく...。
小さい画面に描かれた線を投影し、壁に映ったその影をテープでトレースする、というインスタレーション。
これだけを見ると乱雑にテープが貼ってあるだけにも見えてしまうのですが、接近してテープが貼り巡らされているスペースに入ると妙に気分が高揚。
そして面白いのが、この部分を撮影したものがすごく面白くて、室内の写真に殴り描きの線画、という不思議な遠近感が生まれていて、さらにそこに人が写り込んでいたりするとさらに不思議度が増す、という、なかなか奥が深い展示でした。

・CUBU展 @美篶堂(8/27〜9/3)
http://www.misuzudo-b.com/gallery.html
深澤寛次さん、岩崎真由美さん、守川亜希さんによる、主にキューブに彩色している作品の展示。
深澤さんの作品はモノクロで主にテーブルにかかっているテーブルクロスを模したものが描かれていて、なかなかユニーク。
岩崎さんの小さなキューブを組み合わせると絵が出てくる、という作品も楽しめました。

・大橋恵奈個展「hiding place」 @HB Gallery(8/26〜8/31)
http://www.hbc.ne.jp/hbg/schedule/main/0508/04.html
グレー系の色彩で統一された、かなり抽象的でいくつかの作品は動物がモチーフになっていて、僕には動物園のような感じがしました。

・第7回椅子塾展 @スパイラルガーデン(8/24〜8/28)
http://www.isujuku.com/spiral2005.html
これは面白い!
たくさんの手作りオリジナル椅子の展示。
当然参加型で、見掛けだけでなく、さまざまな椅子に実際に腰かけてみて座り心地も楽しみました。
で、そのうちのいくつかはもう立ちたくなくなるくらいにしっくりくる座り心地。
さまざまな工夫の跡もなかなか味わい深いです。

・BACKYARD-隠れた庭- 狩野久美子 @ガレリアQ(8/21〜8/28)
http://www.galeriaq.com/pages/ftrsche.html
最終日ということでもう一回観てきました、先週観た時とちょっと視点を変えてみたらけっこう見逃している箇所があって、そういうのに気付く自分に面白さを感じました。
また、このギャラリーが編集発行した雑誌「グラフィカ」創刊号yもあらためて紹介していただき、なかなか味わい深い写真がいっぱいあってなかなか見応えがありました。
http://www.galeriaq.com/pages/bookcnt/grafica.html

・神田さおり個展「こ こ ろ か が み  SAORI’An2005晩夏exhibition 」
http://www.beams.co.jp/beams/b_gallery/b_gallery_sheet/kanda.html
4回目!
これだけ観に行ってもまだまだ見つかる面白さ。
毎回、目に焼きつけるくらいの勢いで観ていたのですが...。
で、今日は神田さんもご在廊、お友達のアカペラコーラスグループ「Pecombo(http://www.pecombo.jp/ ) 」のペコさんと3人でいろんな話題(共通の知り合いがいたり)で盛り上がって、楽しい時間を過ごせました。

以下はあらためて。
・コジマユウジ+TAKE「カラマル」 @オーパ・ギャラリー(8/25〜8/31)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20050826.htm

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