ex-chamber musicのライブのお知らせです。
日時:10/24(火)19:00open 19:30start
※3バンド中2番目、8時半頃の登場の予定です。
場所:高円寺ペンギンハウス(03-3330-6294)
http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html
チャージ:1600円+ドリンク
幕内政治:bass
http://ex-chamber.seesaa.net/
沼直也:drums
http://www.jah.ne.jp/~networld/naoyanuma/
矢吹卓:keyboards
http://www.ismusic.ne.jp/t.yabuki/
3ピースの新しめのジャズです。よろしかったらぜひ!
日時:10/24(火)19:00open 19:30start
※3バンド中2番目、8時半頃の登場の予定です。
場所:高円寺ペンギンハウス(03-3330-6294)
http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html
チャージ:1600円+ドリンク
幕内政治:bass
http://ex-chamber.seesaa.net/
沼直也:drums
http://www.jah.ne.jp/~networld/naoyanuma/
矢吹卓:keyboards
http://www.ismusic.ne.jp/t.yabuki/
3ピースの新しめのジャズです。よろしかったらぜひ!
四国はどこまで入れ換え可能か
2006年5月9日 本 コメント (50)
このゴールデンウィークは僕にしては電車に乗ることが多く、車内での時間潰しに読む本を本屋で探してみて目に入ったこの本。
面白い...!
こういうアタマがちょっと休まるのってたまにはいいな、と思います。
これはマンガですが、最近は小説よりもエッセイとかを読みたい気分です。
面白い...!
こういうアタマがちょっと休まるのってたまにはいいな、と思います。
これはマンガですが、最近は小説よりもエッセイとかを読みたい気分です。
手塚雄二 −花月草星− 展
2006年4月30日 アート コメント (49)日本橋高島屋8Fホールにて。(4/20〜5/1)
http://www.nikkei-events.jp/art/tezuka.html
先日紫鴻画廊で拝見し、画廊のスタッフの方にもレコメンドしていただいた手塚雄二氏の回顧展に行ってきました。
デパートでの絵画の展示ということでたくさんの方がいらっしゃってましたが、思いのほか騒々しい感じはなく、落ち着いてじっくりと観ることができました。といっても予定などがあって時間をかけて観ることができなかったが口惜しいのですが...。
まず、会場の最初のところに展示されている大作群の世界に引き込まれました。。。
眼前に広がる風景は、どこまでも遠く...
暮れる冬の日の光を受けたさざ波。
彼方に浮かぶ月影。
雪に沈む木立。
心象に映る景色を、見えるままにていねいにあらわしたような、優しさ、慈しみに溢れる光景。
そういったなかにあって、異様な雰囲気を放っていたのが風神雷神を描いた広大な作品。十数メートルはある屏風の両端にそれぞれ巨大な風神と雷神とがでんと物凄い存在感で描かれ、静けさを破るような力強い雷と、風に舞う無数の方形の箔。尋常でない迫力は感動的。
多くの風景画のなかで、女性をモチーフにした作品の不思議さも忘れ難いです。大人のファンタジーというか、ある種コミカルささえも感じさせるほど。
続いて額に収められた風景画や花の絵が中心の展示へ。
こちらには屏風の大きさそのものによって圧倒されないぶん、絵の雰囲気をじっくりと堪能できました。
何かを描いていたとして、その何かが引き立つように、その何か以外の部分もていねいに描かれていることに感動...。例えば画面の奥に小さくぽっと輝く月があったとして、その深遠な美しさを引き立てているのは凪の水面であり、静かに広がる空の色であり。心が土に返るようなやさしい焦茶色が画面全体を覆い、そこに神々しい輝きを放つ花。まわりには花や葉がひっそりと、ていねいな描写で描かれています。
畑の土の色や夕暮れの空を眺めている時の心地よさにも似た、安心感のある色彩感。1点でも充分に素直に心をゆだねられる作品がたくさんの展示。観ることができて本当に良かったです。
http://www.nikkei-events.jp/art/tezuka.html
先日紫鴻画廊で拝見し、画廊のスタッフの方にもレコメンドしていただいた手塚雄二氏の回顧展に行ってきました。
デパートでの絵画の展示ということでたくさんの方がいらっしゃってましたが、思いのほか騒々しい感じはなく、落ち着いてじっくりと観ることができました。といっても予定などがあって時間をかけて観ることができなかったが口惜しいのですが...。
まず、会場の最初のところに展示されている大作群の世界に引き込まれました。。。
眼前に広がる風景は、どこまでも遠く...
暮れる冬の日の光を受けたさざ波。
彼方に浮かぶ月影。
雪に沈む木立。
心象に映る景色を、見えるままにていねいにあらわしたような、優しさ、慈しみに溢れる光景。
そういったなかにあって、異様な雰囲気を放っていたのが風神雷神を描いた広大な作品。十数メートルはある屏風の両端にそれぞれ巨大な風神と雷神とがでんと物凄い存在感で描かれ、静けさを破るような力強い雷と、風に舞う無数の方形の箔。尋常でない迫力は感動的。
多くの風景画のなかで、女性をモチーフにした作品の不思議さも忘れ難いです。大人のファンタジーというか、ある種コミカルささえも感じさせるほど。
続いて額に収められた風景画や花の絵が中心の展示へ。
こちらには屏風の大きさそのものによって圧倒されないぶん、絵の雰囲気をじっくりと堪能できました。
何かを描いていたとして、その何かが引き立つように、その何か以外の部分もていねいに描かれていることに感動...。例えば画面の奥に小さくぽっと輝く月があったとして、その深遠な美しさを引き立てているのは凪の水面であり、静かに広がる空の色であり。心が土に返るようなやさしい焦茶色が画面全体を覆い、そこに神々しい輝きを放つ花。まわりには花や葉がひっそりと、ていねいな描写で描かれています。
畑の土の色や夕暮れの空を眺めている時の心地よさにも似た、安心感のある色彩感。1点でも充分に素直に心をゆだねられる作品がたくさんの展示。観ることができて本当に良かったです。
土曜日が祝日というのは
2006年4月27日 アート コメント (47)土曜日が祝日というのは、土日が休みになって以来、普通に生活するぶんにはさほど変わらないというか、むしろ振り替え休日を1日損した感じなのかもしれないけど、ギャラリー巡りをするには、祝日がお休み、というギャラリーが案外多いのでちょっと不便。
今週の土曜日は祝日なので、おかげで金曜日で終わってしまう展示が多いのはホントに残念...。
今週でいえば、特に六本木。ヴァイスフェルトのカンノサカンさん、magical.ARTROOMでの大庭大介さん、GALLERY MoMoでの田中麻記子さん、それぞれの個展がそのおかげで金曜日で終了。
それぞれ、芸力でレビューしています。
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060327.html#rentogen
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060417.html#magical
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060410.html#momo
最終日でも夜7時までやっているので、余裕がある方はぜひ。
今週始まったばかりのTARO NASU GALLERYでの雄川愛さんの個展もオススメです(来週月曜日掲載分でレビューします)。
結局この春も引いてしまった風邪。
ほとんど治っているのですが、あと一歩、咳が抜けきれない...。
今週の土曜日は祝日なので、おかげで金曜日で終わってしまう展示が多いのはホントに残念...。
今週でいえば、特に六本木。ヴァイスフェルトのカンノサカンさん、magical.ARTROOMでの大庭大介さん、GALLERY MoMoでの田中麻記子さん、それぞれの個展がそのおかげで金曜日で終了。
それぞれ、芸力でレビューしています。
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060327.html#rentogen
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060417.html#magical
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060410.html#momo
最終日でも夜7時までやっているので、余裕がある方はぜひ。
今週始まったばかりのTARO NASU GALLERYでの雄川愛さんの個展もオススメです(来週月曜日掲載分でレビューします)。
結局この春も引いてしまった風邪。
ほとんど治っているのですが、あと一歩、咳が抜けきれない...。
甘いのもが食べたくなってコンビニに入ったはいいけど体調のことを考えるとぜんぜん食べてよさそうなものがないことにあらためて気付いた4月の霧雨の夜ってあっ
このブログも唐突にはじめて2年が経ってしまいました。
書き始めた当初には考えもしなかった方向に進んでいった感がありますが。
皆様、本当にありがとうございます。
芸力でのレビュー、レコメンド、インタビューの編集などで最近こちらの更新が滞っていますが、面白いことがある限り続けていきますので今後もよろしくお願いいたします。
あ、そろそろ次のライブの準備もしないと。
このブログも唐突にはじめて2年が経ってしまいました。
書き始めた当初には考えもしなかった方向に進んでいった感がありますが。
皆様、本当にありがとうございます。
芸力でのレビュー、レコメンド、インタビューの編集などで最近こちらの更新が滞っていますが、面白いことがある限り続けていきますので今後もよろしくお願いいたします。
あ、そろそろ次のライブの準備もしないと。
日本橋・京橋美術骨董まつり
2006年4月19日 アート先週末に開催されていたこのイベントのお知らせを紫鴻画廊から送っていただき、昨年の加來万周さんの個展以来、ひさびさ伺ってきました。
http://www17.ocn.ne.jp/~shikou-g/
こちらの画廊で展示されていたのは、奥村土牛氏と手塚雄二氏の作品。力強い「生き方」をそのまま映したような奥村の作品に続いて手塚氏の作品を拝見しました。
まず、その色合いに惹かれます。
深い茶色のトーン、敢えていえば鉄錆のような渋い色調。
心に深く沈み込むような渋さが印象的です。
さらに、画面の凹凸の奥から滲み出るような輝きもまた、渋い...。
そして、山の遠景を描いた作品、実際の風景をそのまま再現したというより印象の世界を描いたような感じで、なんだか懐かしくなってくるような...実際の記憶の風景を思い浮かべるというよりは潜在的に持っていたのかもしれない光景を眺めているような感覚があって。。。
4/20から日本橋高島屋で始まる手塚氏の回顧展が楽しみです。
http://www17.ocn.ne.jp/~shikou-g/
こちらの画廊で展示されていたのは、奥村土牛氏と手塚雄二氏の作品。力強い「生き方」をそのまま映したような奥村の作品に続いて手塚氏の作品を拝見しました。
まず、その色合いに惹かれます。
深い茶色のトーン、敢えていえば鉄錆のような渋い色調。
心に深く沈み込むような渋さが印象的です。
さらに、画面の凹凸の奥から滲み出るような輝きもまた、渋い...。
そして、山の遠景を描いた作品、実際の風景をそのまま再現したというより印象の世界を描いたような感じで、なんだか懐かしくなってくるような...実際の記憶の風景を思い浮かべるというよりは潜在的に持っていたのかもしれない光景を眺めているような感覚があって。。。
4/20から日本橋高島屋で始まる手塚氏の回顧展が楽しみです。
先週のギャラリー巡り
2006年4月13日 アート コメント (46)先週観た展示で、芸力でレビューしてないものから印象に残っているものを。
・「DREAMING」Fivepersons’ilustration
@オーパ・ギャラリー(3/31-4/5)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20060331.htm
オーパギャラリーらしい、楽しい雰囲気のグループ展。
これまでも何度か拝見してる井上コトリさんの作品がひときわ楽しい!バターの箱やケチャップの容器など、食品が登場するアクリル画で、その折り込み方がユニーク。
驚いたのが、野見山響子さんの作品。細かいのですがどこかほっとするような版画、これが消しゴムの凸版とのこと。木版とはまた違った味わいが新鮮でした。
・humanite lab vol.-9 大畑優美展「Entranc e」
@ギャルリー東京ユマニテ(4/3-4/8)
http://www.kgs-tokyo.jp/human/2006/060403b.html
白を背景に、微生物を連想させるような奇妙で有機的な物体が大きな画面にぶわっと描かれている作品。壁いっぱいの大きさで、逆に観ているこちらがちいさな世界に入り込んだような錯覚を感じます。
・牧ゆかり展
@ギャラリー58(4/3-4/8)
http://www.gallery-58.com/06maki.html
昨年ギャラリーGANで拝見した時は、抽象画でしたが、今回は人物を描いた作品。
前回と同様にピンクなどの突き抜けた明るい色彩の線が画面いっぱいに描かれ、その構成で人物が描かれています。こういう展開は面白い!
・絵本「幸せな王子」清川あさみ×今井智己 作品展
@リトルモア地下(3/17-4/9)
http://www.littlemore.co.jp/chika/past/shiawasena.html
清川あさみさんのテキスタイル。細かくも大胆に組み合わされた布、ミシンで縫い付けられたような糸の線。不思議と透明感を感じます。なかでも夜の街並みのが秀逸で。
・「DREAMING」Fivepersons’ilustration
@オーパ・ギャラリー(3/31-4/5)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20060331.htm
オーパギャラリーらしい、楽しい雰囲気のグループ展。
これまでも何度か拝見してる井上コトリさんの作品がひときわ楽しい!バターの箱やケチャップの容器など、食品が登場するアクリル画で、その折り込み方がユニーク。
驚いたのが、野見山響子さんの作品。細かいのですがどこかほっとするような版画、これが消しゴムの凸版とのこと。木版とはまた違った味わいが新鮮でした。
・humanite lab vol.-9 大畑優美展「Entranc e」
@ギャルリー東京ユマニテ(4/3-4/8)
http://www.kgs-tokyo.jp/human/2006/060403b.html
白を背景に、微生物を連想させるような奇妙で有機的な物体が大きな画面にぶわっと描かれている作品。壁いっぱいの大きさで、逆に観ているこちらがちいさな世界に入り込んだような錯覚を感じます。
・牧ゆかり展
@ギャラリー58(4/3-4/8)
http://www.gallery-58.com/06maki.html
昨年ギャラリーGANで拝見した時は、抽象画でしたが、今回は人物を描いた作品。
前回と同様にピンクなどの突き抜けた明るい色彩の線が画面いっぱいに描かれ、その構成で人物が描かれています。こういう展開は面白い!
・絵本「幸せな王子」清川あさみ×今井智己 作品展
@リトルモア地下(3/17-4/9)
http://www.littlemore.co.jp/chika/past/shiawasena.html
清川あさみさんのテキスタイル。細かくも大胆に組み合わされた布、ミシンで縫い付けられたような糸の線。不思議と透明感を感じます。なかでも夜の街並みのが秀逸で。
現象からの新しいかたち 展 −再構築芸術へのいざない− part 1 鈴木太朗
2006年4月12日 アート和田画廊にて。(4/11-4/16)
http://www.h7.dion.ne.jp/~omoya/
最高。出られないかと思った(笑)
この作品をたくさんの方々が楽しんでもらえますように。
でもたくさんすぎて、作品が壊れちゃったりしませんように。
今回の鈴木太朗さん、続く小松宏誠さん、安藤孝浩さんを全部観てスタンプを集める、なんてこともやってます。後日素敵なプレゼントが届くらしい。
http://www.h7.dion.ne.jp/~omoya/
最高。出られないかと思った(笑)
この作品をたくさんの方々が楽しんでもらえますように。
でもたくさんすぎて、作品が壊れちゃったりしませんように。
今回の鈴木太朗さん、続く小松宏誠さん、安藤孝浩さんを全部観てスタンプを集める、なんてこともやってます。後日素敵なプレゼントが届くらしい。
都会犬(。v・)/ タカノ綾 ソロエキシビション《4/9》
2006年4月10日 アート
パルコミュージアムにて。(4/7-4/24)
http://www.parco-art.com/web/museum/takano/
なんだ、アートに興味がある人っていっぱいいるじゃないか。
アーティストトークがあるということでこの日に行ってきた。
言うまでもなく盛況。
ただ、僕が聞きたいと思ってた内容とちょっと違ってた感じだったのと、立ち見で窮屈だったこともあって途中で退出、作品を見るのに専念。
・・・面白い!
いちばん良かったのが、「お告げ」シリーズ。
車両の運転席から身を乗り出して、据わった目で指を差す女の子と、目を大きく開けて差された手を見上げる女の子。
「パチンコ」。パチンコ屋の前で弾けた表情の女の子。いっしょに上映されているビデオ作品も面白い。
大きなキャンバスに描かれた作品もたくさん。
身近な風景を織り込んだものも。
パッと観て分かりやすくて、それでいて作品からいろんなシュールなストーリーが連想されるのもまた楽しい。
人が登場しない作品でさえ、面白い。
会場でもらった「タカノ綾×村上隆。」の対談が面白い。
村上氏はタカノさんに「キミは絶対キャンバスに描くべきだ」とアドバイスしたそうだが、こういう助言ができる人がどれだけいるか。
僕の中で、村上隆氏の印象が大幅に変わってきた。
最初はどうしても氏の作品が好きになれなかった(それは今もそうかもしれない)ので、ちょっと敬遠気味だったけど。
アートを面白くするのはやっぱりアーティストだ。
http://www.parco-art.com/web/museum/takano/
なんだ、アートに興味がある人っていっぱいいるじゃないか。
アーティストトークがあるということでこの日に行ってきた。
言うまでもなく盛況。
ただ、僕が聞きたいと思ってた内容とちょっと違ってた感じだったのと、立ち見で窮屈だったこともあって途中で退出、作品を見るのに専念。
・・・面白い!
いちばん良かったのが、「お告げ」シリーズ。
車両の運転席から身を乗り出して、据わった目で指を差す女の子と、目を大きく開けて差された手を見上げる女の子。
「パチンコ」。パチンコ屋の前で弾けた表情の女の子。いっしょに上映されているビデオ作品も面白い。
大きなキャンバスに描かれた作品もたくさん。
身近な風景を織り込んだものも。
パッと観て分かりやすくて、それでいて作品からいろんなシュールなストーリーが連想されるのもまた楽しい。
人が登場しない作品でさえ、面白い。
会場でもらった「タカノ綾×村上隆。」の対談が面白い。
村上氏はタカノさんに「キミは絶対キャンバスに描くべきだ」とアドバイスしたそうだが、こういう助言ができる人がどれだけいるか。
僕の中で、村上隆氏の印象が大幅に変わってきた。
最初はどうしても氏の作品が好きになれなかった(それは今もそうかもしれない)ので、ちょっと敬遠気味だったけど。
アートを面白くするのはやっぱりアーティストだ。
FC東京 3-1 飯田産業じゅびろ《4/8》
2006年4月9日 FC東京味の素スタジアムにて。
FC東京 3-1 飯田産業じゅびろ
《得点者》東京:俺達のルーカス×2、飯田産業になってもめっぽう強い栗沢
飯田:またずいぶんと渋い人に決められたね
画廊巡りの合間を縫ってのサッカー観戦。
あの事故以来、久々に爆発したルーカスの得点ももちろん嬉しいけど、それ以上に燃えたのは後半早々の宮沢の投入、右コーナーで眉間に皺を寄せて淡々と駆け足でコーナーフラッグへやってくる宮沢!
そして、浅利がピッチに帰ってきたァ!(怪我してたわけじゃないけど)
これで戸田が戻ってきたらもう東京部活祭り。ああ楽しい。
ちなみにこの試合は今野梶山宮沢浅利のボランチ祭り。ああ楽しい。
そしてヨシカツ。俺達のヨシカツ。ああ楽しい。
FC東京 3-1 飯田産業じゅびろ
《得点者》東京:俺達のルーカス×2、飯田産業になってもめっぽう強い栗沢
飯田:またずいぶんと渋い人に決められたね
画廊巡りの合間を縫ってのサッカー観戦。
あの事故以来、久々に爆発したルーカスの得点ももちろん嬉しいけど、それ以上に燃えたのは後半早々の宮沢の投入、右コーナーで眉間に皺を寄せて淡々と駆け足でコーナーフラッグへやってくる宮沢!
そして、浅利がピッチに帰ってきたァ!(怪我してたわけじゃないけど)
これで戸田が戻ってきたらもう東京部活祭り。ああ楽しい。
ちなみにこの試合は今野梶山宮沢浅利のボランチ祭り。ああ楽しい。
そしてヨシカツ。俺達のヨシカツ。ああ楽しい。
片柳直美展《4/1》
2006年4月6日 アートなびす画廊にて。(3/27-4/1)
http://www.nabis-g.com/exhibition/2006/katayanagi-n.html
なびす画廊の空間にはこういう作品が良く合う。
入口正面の壁に、複数枚のパネルを組み合わせた横長の巨大な作品、大型ショッピングセンターを建設中の足場を描いたもの。和紙とベニヤのパネル、バーナーの炎で大胆に焼かれて画面に穴が開く大胆さ。工事現場のどこか殺伐とした雰囲気が生々しく表現されていて、かっこいい。
その他にも鉄塔を下方から見上げた大胆な構図の作品など。
http://www.nabis-g.com/exhibition/2006/katayanagi-n.html
なびす画廊の空間にはこういう作品が良く合う。
入口正面の壁に、複数枚のパネルを組み合わせた横長の巨大な作品、大型ショッピングセンターを建設中の足場を描いたもの。和紙とベニヤのパネル、バーナーの炎で大胆に焼かれて画面に穴が開く大胆さ。工事現場のどこか殺伐とした雰囲気が生々しく表現されていて、かっこいい。
その他にも鉄塔を下方から見上げた大胆な構図の作品など。
第61回 春の院展《4/1》
2006年4月4日 アート日本橋三越本館7階ギャラリーにて。(3/28-4/9)
http://www.mitsukoshi.co.jp/nihombashi/haru/index.html
初めて院展を観てきた。
とにかく圧倒的な数の、現役作家の日本画が展示されていて、全部観たか自信がないかもしれない、といった案配なんですが...。
そんななかで自然に目に止まる作品もあって。
その多くが作品を観て、その作家の個展を思い出すといった感じで。
荒木恵信さん、川瀬伊人さん、加來万周さん、この辺りの方々の作品は、一見してそれぞれの個性が伝わってきて嬉しい。
http://www.mitsukoshi.co.jp/nihombashi/haru/index.html
初めて院展を観てきた。
とにかく圧倒的な数の、現役作家の日本画が展示されていて、全部観たか自信がないかもしれない、といった案配なんですが...。
そんななかで自然に目に止まる作品もあって。
その多くが作品を観て、その作家の個展を思い出すといった感じで。
荒木恵信さん、川瀬伊人さん、加來万周さん、この辺りの方々の作品は、一見してそれぞれの個性が伝わってきて嬉しい。
LINE 光と音のインタラクション 鹿川耕治郎+小堀大輔 個展《4/1》
2006年4月2日 アート
和田画廊にて。(3/30〜4/3)
http://www.wadagarou.com/
詳しいレビューは3日にUPされる芸力に譲るとして、とにかく観てほしいんです。
この展示の会期は明日まで。今日、日曜日も開いています。
彼らのイマジネーションが生み出したものを、少しでも多くの人に体験してほしい。
http://www.wadagarou.com/
詳しいレビューは3日にUPされる芸力に譲るとして、とにかく観てほしいんです。
この展示の会期は明日まで。今日、日曜日も開いています。
彼らのイマジネーションが生み出したものを、少しでも多くの人に体験してほしい。
H2O 水の表象 鈴木知子写真展《3/25》
2006年3月30日 アート コメント (2)阿曾美術にて。(3/21-3/27)
http://www.asobi-jyutsu.jp/
ここは以前一度だけ所用で伺ったことがある画廊で、この日たまたま前を通ったら企画展が開催されていたので、しかも写真ということで、ふらりとお邪魔してみました。
銀座の3丁目のビルの5階にある、茶室もあるこの画廊。やわらかく暗めの照明、落ち着いた『和』の雰囲気。それだけでも充分心地よい空間なのですが、今回ここで拝見した写真がまた素晴らしい...。
さまざまな水面を捉えた写真。水草がびっしりと水面を覆って美しいグリーンが広がっているもの、ゆらゆらと揺れる水面に陽の光があたって美しい模様を織り成しているものなど、自然の中にある水の表情を捉えた写真。
この『和』の空間と、新しい風合いの写真との組み合わせの妙も見事で。
この週は21日が祝日でこの日に開いていたギャラリーをあらかた回れたおかげで時間に余裕があって、せっかくのよい機会なのでお抹茶もごちそうになってきました。
静かな非日常。
http://www.asobi-jyutsu.jp/
ここは以前一度だけ所用で伺ったことがある画廊で、この日たまたま前を通ったら企画展が開催されていたので、しかも写真ということで、ふらりとお邪魔してみました。
銀座の3丁目のビルの5階にある、茶室もあるこの画廊。やわらかく暗めの照明、落ち着いた『和』の雰囲気。それだけでも充分心地よい空間なのですが、今回ここで拝見した写真がまた素晴らしい...。
さまざまな水面を捉えた写真。水草がびっしりと水面を覆って美しいグリーンが広がっているもの、ゆらゆらと揺れる水面に陽の光があたって美しい模様を織り成しているものなど、自然の中にある水の表情を捉えた写真。
この『和』の空間と、新しい風合いの写真との組み合わせの妙も見事で。
この週は21日が祝日でこの日に開いていたギャラリーをあらかた回れたおかげで時間に余裕があって、せっかくのよい機会なのでお抹茶もごちそうになってきました。
静かな非日常。
ライブ終了。
2006年3月29日コメント (469)今夜(日記の日付けは翌29日になっていますが)、無事ライブを終えました。
ちょうど終わった時間に雨が降ってくるという大変申し訳ない天気だったのですが、今回もたくさんの方々に来ていただいて、ホントに嬉しい限り。
今回は来ていただいたアーティストの皆さん。
神田サオリさん。
昨年の個展のときにシャツに絵を描いていただいて、それを今回も着て演奏に臨みました。
http://www.engawa.co.jp/saorian/
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060213.html#kanda
こんどうあやさん。
http://www.kick-n-roll.com/
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060116.html#b
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060213.html#b
金丸悠児さん。
http://www.kanamaru.cc/
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060220.html#siki
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060313.html#konrin
名古屋剛志さん。
http://diarynote.jp/d/49130/20050303.html
日根野裕美さん。
http://diarynote.jp/d/49130/20050316.html
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/051107.html#hine
小林英且さん。
http://diarynote.jp/d/49130/20051007.html
藤田夢香さん。
http://diarynote.jp/d/49130/20050413.html
野谷美佐緒さん。
http://www.misaonoya.com/
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/pickup.html#r2
LINDAさん。
http://plaza.rakuten.co.jp/lindaworld/
杉尾供美さん。
http://www.k4.dion.ne.jp/~lesoleil/
ヒナゲシヒイロさん。
http://www.office-poppy.com/
僕が大好きなアーティストに、何らかのインスピレーションを伝えられたら、そうでなくても楽しんでいただけてたら何より。今回はMCで皆さんを紹介できて。
僕は、みんなで一歩前へ、ひとつ上へ、進みたい。
本当に素晴らしいものがもっとたくさんの人に届くようにしたい。
皆様、本当にありがとうございました。
次はW杯明けにできれば、と思ってます。
ちょうど終わった時間に雨が降ってくるという大変申し訳ない天気だったのですが、今回もたくさんの方々に来ていただいて、ホントに嬉しい限り。
今回は来ていただいたアーティストの皆さん。
神田サオリさん。
昨年の個展のときにシャツに絵を描いていただいて、それを今回も着て演奏に臨みました。
http://www.engawa.co.jp/saorian/
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060213.html#kanda
こんどうあやさん。
http://www.kick-n-roll.com/
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060116.html#b
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060213.html#b
金丸悠児さん。
http://www.kanamaru.cc/
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060220.html#siki
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060313.html#konrin
名古屋剛志さん。
http://diarynote.jp/d/49130/20050303.html
日根野裕美さん。
http://diarynote.jp/d/49130/20050316.html
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/051107.html#hine
小林英且さん。
http://diarynote.jp/d/49130/20051007.html
藤田夢香さん。
http://diarynote.jp/d/49130/20050413.html
野谷美佐緒さん。
http://www.misaonoya.com/
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/pickup.html#r2
LINDAさん。
http://plaza.rakuten.co.jp/lindaworld/
杉尾供美さん。
http://www.k4.dion.ne.jp/~lesoleil/
ヒナゲシヒイロさん。
http://www.office-poppy.com/
僕が大好きなアーティストに、何らかのインスピレーションを伝えられたら、そうでなくても楽しんでいただけてたら何より。今回はMCで皆さんを紹介できて。
僕は、みんなで一歩前へ、ひとつ上へ、進みたい。
本当に素晴らしいものがもっとたくさんの人に届くようにしたい。
皆様、本当にありがとうございました。
次はW杯明けにできれば、と思ってます。
ex-chamber musicのライブ、明日でございます。
日時:3/28(火)19:00open 19:30start
※3バンド中2番目、8時半頃の登場の予定です。
場所:高円寺ペンギンハウス(03-3330-6294)
http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html
チャージ:1600円+ドリンク
幕内政治:bass
http://diarynote.jp/d/49130/
沼直也:drums
http://www.jah.ne.jp/~networld/naoyanuma/
菱山正太(from urb):keyboards
http://bossanovita.jugem.jp/
3ピースの新しめのジャズです。よろしかったらぜひ。
日時:3/28(火)19:00open 19:30start
※3バンド中2番目、8時半頃の登場の予定です。
場所:高円寺ペンギンハウス(03-3330-6294)
http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html
チャージ:1600円+ドリンク
幕内政治:bass
http://diarynote.jp/d/49130/
沼直也:drums
http://www.jah.ne.jp/~networld/naoyanuma/
菱山正太(from urb):keyboards
http://bossanovita.jugem.jp/
3ピースの新しめのジャズです。よろしかったらぜひ。
VOCA展 2006《3/19》
2006年3月23日 アート コメント (2)上野の森美術館にて。(3/15〜3/30)
http://www.ueno-mori.org/tenji/voca/2006/index.html
僕がVOCA展を観るのは今年で2度目ですが、すでに春の風物詩的な感じがしてます。
昨年は圧倒的に未知のアーティストの作品が多かったのですが、あれから1年経っていろいろと観て回ったおかげで今年のVOCAでは既知の作家の作品も多く、大好きなあのアーティストの大作が観られるという期待と、それでも未知のアーティストとの出会いがあってその驚きとの両方を堪能できました。
今年のVOCAのハイライトは、なんといっても小西真奈さんの「キンカザン1」「キンカザン2」。
油彩の作品で、「1」はむき出しの岩肌も目立つ波打ち際、「2」は靄が立ち篭めたような感じの鬱蒼とした森。海の青、岩肌の薄茶色、森の緑、どの色彩をとってもこのうえない瑞々しさがほとばしっていて、たっぷりの空間で眺めていて気持ちがどんどん清々しくなっていく感じがします。
小西さんの風景画には人物が登場することが多いのですが(これまで拝見した限りだと)、今回の作品では人物は大画面のなかに小さく描かれていて、これが絵の風景のスケールの大きさをさらに強調しているように思えました。
とにかく必見です!
ロバート・プラットさんの「Rendezvous」。
ミント色の下地に白のスプレッド。画面中央を横切るようにして、疾走する馬のシルエットが連続で描かれ、上方に黒の下地で木目調の模様、低い円柱のなかに鹿などのシルエットがパノラマみたいになって描かれている作品。さまざまなものがさまざまな色彩で重なることで得られるユニークな奥行き、そして使用される色から伝わる爽快感。これだけはっきりとした色彩なのに、ずっと眺めていたくなるような面白い絵です。
既にスターの貫禄がある、蜷川実花さんの「the otherside」。
赤い花が大きくプリントされたパネルに、プレキシパネル(厚めのアクリル板のようなもの?)にマウントされた40枚の写真。
とにかく原色の鮮やかさは強烈!花の表情の艶かしさといい、抜けるような空の青の青さといい、これほど鮮烈な色彩って他ではお目にかかれないような気がします。
橋爪彩さんの「少女都市」。こちらも折りに触れて拝見しているアーティスト。
夜、ガードレールに腰掛ける二人の女の子、彼女達は腰から下の部分しか画面には登場していませんが、それが例によって橋爪さんのエロティックな世界観をより強烈に演出している感じです。ひとりは白のスカートに裸足、脱ぎ散らかされた青のサンダル。もうひとりがチェックのスカートに黒のストッキングと靴。
すごく個性的で特徴のある写実力で、一目見たら忘れられない独特な光景が展開されています。
豊泉綾乃さんの「風景」。15版組の大きな銅版画。
exhibit Liveで初めて拝見した時から、何もないんだけどなぜか印象に残って心に引っ掛かってたのですが、今回大きな画面の作品を広い空間で観て、そのスケールの大きさ、残像の中に入り込むような感覚、焦燥と静謐との印象のコントラスト...とにかくそのモノクロームの世界を堪能できました。
佐伯洋江さんのシャープペンシルによる細密抽象画「Untitled」。
2点出展されていて、どちらも緩みなくピンとていねいに貼られた紙に、蓮、蜘蛛、ダリアをモチーフにしたようなものをとそのまわりに細かい模様などを組み合わせて、金銀の色鉛筆も一部使用しながら硬質で繊細な絵が描かれています。
描かれるもののぐっと引き込まれるような面白さがあるのですが、それとともに「余白の美しさ」も強く印象に残ります。日本のわびさびを未来的な感覚で表現したような。
楊雅淳さんの「遠くて、近いです」というコミカルなタイトルの作品。
内容もコミカル。カーテン状に描かれた白を背景に、緑、赤、黄が混ざりあった中央部。そこに黒の線で踊る人がいろんな縮尺と組み合わせで描かれていて、全体に軽くラメが散らばっているという作品。
描かれる人々の表情や仕草がなんとも言えず面白く、眺めていて思わず笑みが浮かんできます。特に左手前の比較的大きく描かれた女性(?)の表情が秀逸(笑)。
先日のギャラリー小柳や、今は渋谷のトウキョウワンダーサイトでインスタレーションが展示されている鬼頭健吾さんの平面作品「cosmic dust」。
凝縮された透明なビーズ、ピンク、ブルー、ホワイトのアクリル絵の具による糸状の線(たぶんそうだと思うのですが)、その裏に鏡。タイトル通り、まさに「宇宙の塵」が集まったような幻想的で未来的な画面、奥の鏡が効果的なのか、ユニークな奥行きがあります。このれが壁、天井、床に広がった中で、鬼頭さんのインスタレーションが展開されたらすごいだろうなぁ、と。
春木麻衣子さんの写真「Untitled 晴れ」。
例いよって写真の一部、というより画面の9割が黒。この黒はコントロールされたもので、実は青であったりグレーであったり、そういう色の究極の濃いかたちであるのですが、そうやって出現してきた黒の美しさが深く印象に残ります。
先のAランチでもオーダーが多かった(僕はし損ねたのですが、目の前を何度も通過していた)青木克世さんの「鏡よ鏡」。
平面のカテゴリーを強引に広げた、異様に作りこまれたゴージャスな額が強烈なインパクトを発する3点組の磁器の作品。それぞれの画面の中央部はタイルが敷き詰められ、そこに、磁器の白に映える深い青で花と流涎が描かれています。物理的な質感も相まって非常に重厚な作品。額の一部に見受けられるネジ山も生々しい感じ。
豊福春菜さんの写真「untitled #05-03」「#05-04」「#05-05」。
アイデアがかなり面白いです。肌の色の液体に手を浸けて、そこから覗く指などを撮ったものですが、色彩の感触がものすごく有機的なのと、同じ色の面から指が現れている奇妙な光景が印象的です。
パソコンでコントロールされたような作品も。
西原功織さんの油彩「かおをうま 056」。
緑のいななく馬を画面中央にどんと据えて、鮮やかな鞍に跨がる人、背景の紺色のチェックや流れるような赤。キャンバスを覆う絵の具の質感が、太い刷毛の幅が見て取れるほどにぐいぐいと力強く、また迷いのない刷毛捌きも痛快!
こうやって印象に残った作品をピックアップしてみると、既知のアーティストの作品が多くなるな、と。
何度か目にすることで、自分の中でそれぞれのアーティストへの印象や期待が育っていることを、こういう展示では特に強く自覚します。
http://www.ueno-mori.org/tenji/voca/2006/index.html
僕がVOCA展を観るのは今年で2度目ですが、すでに春の風物詩的な感じがしてます。
昨年は圧倒的に未知のアーティストの作品が多かったのですが、あれから1年経っていろいろと観て回ったおかげで今年のVOCAでは既知の作家の作品も多く、大好きなあのアーティストの大作が観られるという期待と、それでも未知のアーティストとの出会いがあってその驚きとの両方を堪能できました。
今年のVOCAのハイライトは、なんといっても小西真奈さんの「キンカザン1」「キンカザン2」。
油彩の作品で、「1」はむき出しの岩肌も目立つ波打ち際、「2」は靄が立ち篭めたような感じの鬱蒼とした森。海の青、岩肌の薄茶色、森の緑、どの色彩をとってもこのうえない瑞々しさがほとばしっていて、たっぷりの空間で眺めていて気持ちがどんどん清々しくなっていく感じがします。
小西さんの風景画には人物が登場することが多いのですが(これまで拝見した限りだと)、今回の作品では人物は大画面のなかに小さく描かれていて、これが絵の風景のスケールの大きさをさらに強調しているように思えました。
とにかく必見です!
ロバート・プラットさんの「Rendezvous」。
ミント色の下地に白のスプレッド。画面中央を横切るようにして、疾走する馬のシルエットが連続で描かれ、上方に黒の下地で木目調の模様、低い円柱のなかに鹿などのシルエットがパノラマみたいになって描かれている作品。さまざまなものがさまざまな色彩で重なることで得られるユニークな奥行き、そして使用される色から伝わる爽快感。これだけはっきりとした色彩なのに、ずっと眺めていたくなるような面白い絵です。
既にスターの貫禄がある、蜷川実花さんの「the otherside」。
赤い花が大きくプリントされたパネルに、プレキシパネル(厚めのアクリル板のようなもの?)にマウントされた40枚の写真。
とにかく原色の鮮やかさは強烈!花の表情の艶かしさといい、抜けるような空の青の青さといい、これほど鮮烈な色彩って他ではお目にかかれないような気がします。
橋爪彩さんの「少女都市」。こちらも折りに触れて拝見しているアーティスト。
夜、ガードレールに腰掛ける二人の女の子、彼女達は腰から下の部分しか画面には登場していませんが、それが例によって橋爪さんのエロティックな世界観をより強烈に演出している感じです。ひとりは白のスカートに裸足、脱ぎ散らかされた青のサンダル。もうひとりがチェックのスカートに黒のストッキングと靴。
すごく個性的で特徴のある写実力で、一目見たら忘れられない独特な光景が展開されています。
豊泉綾乃さんの「風景」。15版組の大きな銅版画。
exhibit Liveで初めて拝見した時から、何もないんだけどなぜか印象に残って心に引っ掛かってたのですが、今回大きな画面の作品を広い空間で観て、そのスケールの大きさ、残像の中に入り込むような感覚、焦燥と静謐との印象のコントラスト...とにかくそのモノクロームの世界を堪能できました。
佐伯洋江さんのシャープペンシルによる細密抽象画「Untitled」。
2点出展されていて、どちらも緩みなくピンとていねいに貼られた紙に、蓮、蜘蛛、ダリアをモチーフにしたようなものをとそのまわりに細かい模様などを組み合わせて、金銀の色鉛筆も一部使用しながら硬質で繊細な絵が描かれています。
描かれるもののぐっと引き込まれるような面白さがあるのですが、それとともに「余白の美しさ」も強く印象に残ります。日本のわびさびを未来的な感覚で表現したような。
楊雅淳さんの「遠くて、近いです」というコミカルなタイトルの作品。
内容もコミカル。カーテン状に描かれた白を背景に、緑、赤、黄が混ざりあった中央部。そこに黒の線で踊る人がいろんな縮尺と組み合わせで描かれていて、全体に軽くラメが散らばっているという作品。
描かれる人々の表情や仕草がなんとも言えず面白く、眺めていて思わず笑みが浮かんできます。特に左手前の比較的大きく描かれた女性(?)の表情が秀逸(笑)。
先日のギャラリー小柳や、今は渋谷のトウキョウワンダーサイトでインスタレーションが展示されている鬼頭健吾さんの平面作品「cosmic dust」。
凝縮された透明なビーズ、ピンク、ブルー、ホワイトのアクリル絵の具による糸状の線(たぶんそうだと思うのですが)、その裏に鏡。タイトル通り、まさに「宇宙の塵」が集まったような幻想的で未来的な画面、奥の鏡が効果的なのか、ユニークな奥行きがあります。このれが壁、天井、床に広がった中で、鬼頭さんのインスタレーションが展開されたらすごいだろうなぁ、と。
春木麻衣子さんの写真「Untitled 晴れ」。
例いよって写真の一部、というより画面の9割が黒。この黒はコントロールされたもので、実は青であったりグレーであったり、そういう色の究極の濃いかたちであるのですが、そうやって出現してきた黒の美しさが深く印象に残ります。
先のAランチでもオーダーが多かった(僕はし損ねたのですが、目の前を何度も通過していた)青木克世さんの「鏡よ鏡」。
平面のカテゴリーを強引に広げた、異様に作りこまれたゴージャスな額が強烈なインパクトを発する3点組の磁器の作品。それぞれの画面の中央部はタイルが敷き詰められ、そこに、磁器の白に映える深い青で花と流涎が描かれています。物理的な質感も相まって非常に重厚な作品。額の一部に見受けられるネジ山も生々しい感じ。
豊福春菜さんの写真「untitled #05-03」「#05-04」「#05-05」。
アイデアがかなり面白いです。肌の色の液体に手を浸けて、そこから覗く指などを撮ったものですが、色彩の感触がものすごく有機的なのと、同じ色の面から指が現れている奇妙な光景が印象的です。
パソコンでコントロールされたような作品も。
西原功織さんの油彩「かおをうま 056」。
緑のいななく馬を画面中央にどんと据えて、鮮やかな鞍に跨がる人、背景の紺色のチェックや流れるような赤。キャンバスを覆う絵の具の質感が、太い刷毛の幅が見て取れるほどにぐいぐいと力強く、また迷いのない刷毛捌きも痛快!
こうやって印象に残った作品をピックアップしてみると、既知のアーティストの作品が多くなるな、と。
何度か目にすることで、自分の中でそれぞれのアーティストへの印象や期待が育っていることを、こういう展示では特に強く自覚します。
今日は、いろんな人とお目にかかれた。
まず、先週に続いて女子美へ。
こちらでは、今年修了の工芸作家、新井ちひろさん、小山暁子さん、橋本麻希さんと再会。2月に同時期に銀座でそれぞれ個展を開催された皆さんが今回は作品といっしょにお揃いで。
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060220.html#ecru
どうしても時間の都合がつかず、味スタを断念(良かったんだか悪かったんだか...)。
銀座に直行、森田画廊へ。こちらで開催中のミニアチュール展、後日レビューが芸力にUPされますが、芳名帳に大好きな作家の川瀬伊人さんのお名前を見つけ、ギャラリーに無理をお願いして連絡をとってもらい、不忍画廊で1年ぶりにお目にかかれた。
不忍画廊で開催されていた藤浪理恵子さんの個展。
これが素晴らしかった。
http://www.shinobazu.com/exhib/0603-sub.htm
叫びの表情の銅版画、網に石膏を塗り付けて作った画面に描いた肖像画など、どれも引き付けられるほどに力強い。
雨が降り始めるなか、いろいろと観て回り、今日の銀座の最後にお邪魔したぎゃらりぃ朋で、大変参考にさせていただいているサイト「[日本画]ALL ABOUT」の松原洋一さんと初めてお目にかかる。
http://allabout.co.jp/entertainment/japanesepaint/profile/mbiopage.htm
それから清澄白河のギャラリー倉庫へ。
複数のギャラリーの展示のオープニングが重なった今日、やはりたくさんの方でいっぱい。こちらでは先月INAXギャラリーで個展をなさってた大和由佳さんと。
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060206.html#inax
他にも、それぞれのギャラリーで素敵な作品を作る方々と。
まず、先週に続いて女子美へ。
こちらでは、今年修了の工芸作家、新井ちひろさん、小山暁子さん、橋本麻希さんと再会。2月に同時期に銀座でそれぞれ個展を開催された皆さんが今回は作品といっしょにお揃いで。
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060220.html#ecru
どうしても時間の都合がつかず、味スタを断念(良かったんだか悪かったんだか...)。
銀座に直行、森田画廊へ。こちらで開催中のミニアチュール展、後日レビューが芸力にUPされますが、芳名帳に大好きな作家の川瀬伊人さんのお名前を見つけ、ギャラリーに無理をお願いして連絡をとってもらい、不忍画廊で1年ぶりにお目にかかれた。
不忍画廊で開催されていた藤浪理恵子さんの個展。
これが素晴らしかった。
http://www.shinobazu.com/exhib/0603-sub.htm
叫びの表情の銅版画、網に石膏を塗り付けて作った画面に描いた肖像画など、どれも引き付けられるほどに力強い。
雨が降り始めるなか、いろいろと観て回り、今日の銀座の最後にお邪魔したぎゃらりぃ朋で、大変参考にさせていただいているサイト「[日本画]ALL ABOUT」の松原洋一さんと初めてお目にかかる。
http://allabout.co.jp/entertainment/japanesepaint/profile/mbiopage.htm
それから清澄白河のギャラリー倉庫へ。
複数のギャラリーの展示のオープニングが重なった今日、やはりたくさんの方でいっぱい。こちらでは先月INAXギャラリーで個展をなさってた大和由佳さんと。
http://homepage2.nifty.com/geiriki/ten/randr/060206.html#inax
他にも、それぞれのギャラリーで素敵な作品を作る方々と。