森村郁子展(2/19)
2005年2月20日 アートなびす画廊にて。(2/14〜2/19)
http://www.nabis-g.com/exhibition/2005/morimura-i.html
かなり強烈な色彩の油彩作品で、有機物(植物だったり心臓だったり)をモチーフにしながら、ところどころで何かの布の模様のようなところもあったりして、かなりポップアートっぽい作品でした。
過去の作品ファイルを拝見すると、以前はこんなにくっきりとした作品は少なくて意外な感じで。
まだ午前中だったので森村さんとはお会いできませんでしたが、画廊のスタッフのお話では相当にパワフルな女性とのことで。
作品を拝見してからだと、ものすごく納得です(笑)。
http://www.nabis-g.com/exhibition/2005/morimura-i.html
かなり強烈な色彩の油彩作品で、有機物(植物だったり心臓だったり)をモチーフにしながら、ところどころで何かの布の模様のようなところもあったりして、かなりポップアートっぽい作品でした。
過去の作品ファイルを拝見すると、以前はこんなにくっきりとした作品は少なくて意外な感じで。
まだ午前中だったので森村さんとはお会いできませんでしたが、画廊のスタッフのお話では相当にパワフルな女性とのことで。
作品を拝見してからだと、ものすごく納得です(笑)。
戦後60年 無言館 遺された絵画展(2/19)
2005年2月20日 アート東京ステーションギャラリーにて。(2/5〜3/21)
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp
・まず、冒頭の挨拶文に目を通し、展示されている作品群が放つ何かをしっかり受け止める覚悟をして、観始めた。
・それぞれの作品にはかならずキャプションが据えられていて、それには作家がその作品を製作した時の状況や作家の生い立ちが説明・補足されている。
このキャプションに目を通すだけでもう、いろんな思いが心の中でいっぱいになる。
・ここに展示されている作品の作家はほぼ全員、「軍人」として若くして短い一生を終えている。
・昨今のイラク戦争などでの報道を見聞きしていて、
「戦火に巻き込まれた一般市民の犠牲者は・・・」
という、まるでそうじゃない人だったら犠牲になってもしょうがないような言葉に違和感を感じている。
・この展示で拝見した作品の中には、その作家がそのまま描き続けてたらどんな作品を遺してくれてただろう、と思ってしまうものも少なくなかった。
そうでない作品でも、その作品が持っている背景が物語るものには大変な重みを感じる。
・あえて状況を無視するが、銃を向けた相手が素晴らしい絵を描く才能を持っていて、もしそのことを知っていたら、いや、そんなことじゃなくてもいい、相手のことを知っていたら、引き金を引けただろうか。
・淡々と観てたつもりでも、数カ所では泣きそうになった。
《感想リンク》
http://www.doblog.com/weblog/myblog/35769/1012470#1012470
http://d.hatena.ne.jp/nanasakana/20050211#p1
http://aiueochiai.exblog.jp/1637741
http://oki304.blog.ocn.ne.jp/lily/2005/02/post_6.html
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp
・まず、冒頭の挨拶文に目を通し、展示されている作品群が放つ何かをしっかり受け止める覚悟をして、観始めた。
・それぞれの作品にはかならずキャプションが据えられていて、それには作家がその作品を製作した時の状況や作家の生い立ちが説明・補足されている。
このキャプションに目を通すだけでもう、いろんな思いが心の中でいっぱいになる。
・ここに展示されている作品の作家はほぼ全員、「軍人」として若くして短い一生を終えている。
・昨今のイラク戦争などでの報道を見聞きしていて、
「戦火に巻き込まれた一般市民の犠牲者は・・・」
という、まるでそうじゃない人だったら犠牲になってもしょうがないような言葉に違和感を感じている。
・この展示で拝見した作品の中には、その作家がそのまま描き続けてたらどんな作品を遺してくれてただろう、と思ってしまうものも少なくなかった。
そうでない作品でも、その作品が持っている背景が物語るものには大変な重みを感じる。
・あえて状況を無視するが、銃を向けた相手が素晴らしい絵を描く才能を持っていて、もしそのことを知っていたら、いや、そんなことじゃなくてもいい、相手のことを知っていたら、引き金を引けただろうか。
・淡々と観てたつもりでも、数カ所では泣きそうになった。
《感想リンク》
http://www.doblog.com/weblog/myblog/35769/1012470#1012470
http://d.hatena.ne.jp/nanasakana/20050211#p1
http://aiueochiai.exblog.jp/1637741
http://oki304.blog.ocn.ne.jp/lily/2005/02/post_6.html
ギャラリー巡り 2/20
2005年2月20日 アート午前中と午後の早い時間は降ってなかったですが、結局降ったり止んだリの寒い一日。
で、その止み間に新宿まで自転車で行ったはいいが、着いたところで雨が降り始めるのは勘弁してほしいわけでして。
・長津広空写真展 closing doors @epsite
http://epsite.epson.co.jp/
・cold sun 水谷幹治写真展 @PLACE M
http://www.placem.com/
・西尾彩 BLANK @美篶堂ギャラリー
http://www2.ttcn.ne.jp/~misuzudo/
・山本貴志、豊島重之二人展 @photographers’ gallery
http://www.pg-web.net/
今日まで日本橋高島屋で行われていたロバート・キャパ写真展にも行くつもりで、その高島屋までは行ったのですが、デパートの催しはさすがに集客が凄まじく、会場があるフロアまで行って入場待ちの行列が会場からはみ出しまくっていたのを確認した瞬間に白旗を掲げて退散・・・。
最終日ということを差し引いても尋常じゃない混雑状況、あれでは仮に中に入れたとしても落ち着いては観られないだろうなぁ、と。
で、その止み間に新宿まで自転車で行ったはいいが、着いたところで雨が降り始めるのは勘弁してほしいわけでして。
・長津広空写真展 closing doors @epsite
http://epsite.epson.co.jp/
・cold sun 水谷幹治写真展 @PLACE M
http://www.placem.com/
・西尾彩 BLANK @美篶堂ギャラリー
http://www2.ttcn.ne.jp/~misuzudo/
・山本貴志、豊島重之二人展 @photographers’ gallery
http://www.pg-web.net/
今日まで日本橋高島屋で行われていたロバート・キャパ写真展にも行くつもりで、その高島屋までは行ったのですが、デパートの催しはさすがに集客が凄まじく、会場があるフロアまで行って入場待ちの行列が会場からはみ出しまくっていたのを確認した瞬間に白旗を掲げて退散・・・。
最終日ということを差し引いても尋常じゃない混雑状況、あれでは仮に中に入れたとしても落ち着いては観られないだろうなぁ、と。
雨のアート巡り 2/19
2005年2月19日 アート午前中は止み間もあったのですが、結局一日中雨の土曜日でした。
さすがに自転車でなく電車で。
・戦後60年 無言館 遺された絵画展 @東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp
・森村郁子展 @なびす画廊
http://www.nabis-g.com/
・諏訪未知展 @ギャラリー21+葉
http://www.gallery21yo.com/
・三好真弓展 ギャラリー椿GT2
・渡辺貞一遺作展 @ギャラリー椿
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki.html
・天野文恵展 @ギャラリー山口B1F
http://www.gaden.jp/yamaguchi.html
・女子美術大学 クロッキー部 VISION展 @小野画廊2
・sue exhibition Liliana @ギャラリー銀座フォレスト
・秋谷カヲル 銀のスプーン展 −茶匙、お茶の缶の中に vol.2− @Ecru+HM
・山下律子展 @Gallery覚/ギャラリー本城
http://www6.ocn.ne.jp/~g.kaku/
http://www.galleryhonjoh.com/
・中林忠良展 @シロタ画廊
http://gaden.jp/shirota.html
・むらいゆうこ個展 とりどりの舟 @T-BOX
http://www.tbox.co.jp/
・元田久治展 @Oギャラリー
http://www4.big.or.jp/~ogallery/
・第24回グラフィックアート『ひとつぼ展』 @ガーディアン・ガーデン
http://www.recruit.co.jp/GG/
・安井丸男版画展 @ギャラリーf分の1
http://home.att.ne.jp/air/galleryf-1/
・中村ちとせ銅版画展 @PIGA画廊1
・FANTASTIC ART EXHIBITION @PIGA画廊2
http://www.piga.jp/
・谷口愛個展 −街の標本箱− @GALLERY HOUSE MAYA
http://www.gallery-h-maya.com/
さすがに自転車でなく電車で。
・戦後60年 無言館 遺された絵画展 @東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp
・森村郁子展 @なびす画廊
http://www.nabis-g.com/
・諏訪未知展 @ギャラリー21+葉
http://www.gallery21yo.com/
・三好真弓展 ギャラリー椿GT2
・渡辺貞一遺作展 @ギャラリー椿
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki.html
・天野文恵展 @ギャラリー山口B1F
http://www.gaden.jp/yamaguchi.html
・女子美術大学 クロッキー部 VISION展 @小野画廊2
・sue exhibition Liliana @ギャラリー銀座フォレスト
・秋谷カヲル 銀のスプーン展 −茶匙、お茶の缶の中に vol.2− @Ecru+HM
・山下律子展 @Gallery覚/ギャラリー本城
http://www6.ocn.ne.jp/~g.kaku/
http://www.galleryhonjoh.com/
・中林忠良展 @シロタ画廊
http://gaden.jp/shirota.html
・むらいゆうこ個展 とりどりの舟 @T-BOX
http://www.tbox.co.jp/
・元田久治展 @Oギャラリー
http://www4.big.or.jp/~ogallery/
・第24回グラフィックアート『ひとつぼ展』 @ガーディアン・ガーデン
http://www.recruit.co.jp/GG/
・安井丸男版画展 @ギャラリーf分の1
http://home.att.ne.jp/air/galleryf-1/
・中村ちとせ銅版画展 @PIGA画廊1
・FANTASTIC ART EXHIBITION @PIGA画廊2
http://www.piga.jp/
・谷口愛個展 −街の標本箱− @GALLERY HOUSE MAYA
http://www.gallery-h-maya.com/
豊泉明日香展 ”a transition”(2/13)
2005年2月17日 アートART STUDIO PEACE PORTにて。(2/10〜2/20)
上野のJ2ギャラリーで見逃していた方の展示を、運良く横浜のギャラリーで観ることができました。
白い画面に黒がさまざまな形に広がるような版画作品。
その「黒」が描く軌跡は、大胆に広がっていたり緩やかな線を描いていたり・・・
激しい動的なものと静謐な感じとが同じ迫力でいっしょに迫ってくるようで、とにかくかっこよかったです!
上野でも観たかった・・・
こちらのギャラリー、1階で通りに面しているところがガラス張りになっていて、広めでスッキリしたスペースでした。「PEACE PORT」という名前もぴったり。
横浜に来ることがあればかならず立ち寄りたいところです。
上野のJ2ギャラリーで見逃していた方の展示を、運良く横浜のギャラリーで観ることができました。
白い画面に黒がさまざまな形に広がるような版画作品。
その「黒」が描く軌跡は、大胆に広がっていたり緩やかな線を描いていたり・・・
激しい動的なものと静謐な感じとが同じ迫力でいっしょに迫ってくるようで、とにかくかっこよかったです!
上野でも観たかった・・・
こちらのギャラリー、1階で通りに面しているところがガラス張りになっていて、広めでスッキリしたスペースでした。「PEACE PORT」という名前もぴったり。
横浜に来ることがあればかならず立ち寄りたいところです。
マルセル・デュシャンと20世紀美術(2/13)
2005年2月17日 アート横浜美術館にて。(1/5〜3/21)
http://www.yma.city.yokohama.jp/kikaku/duchamp/index.html
・・・ちょっと、ね。
なんか、こう、すごく空しいなぁ、って。
初期のキュビズム風(というよりキュビズムそのもの)の作品の完成度、説得力に圧倒された。
「チェスプレーヤーの肖像」も「階段を下りる裸体」「花嫁」も、とにかくかっこいい。ピカソやブラックのキュビズム作品を並べても、当然遜色などあろうはずがないくらいに。
そして、後に「レディ・メイド」を世に出してそれが受け入れられた(賛否はともかく)のも、これらの作品があってこそなのだろうな、と納得。。。
「レディ・メイド」、作品そのものよりもその「影」を味わう感じ。実際、そういう意図で展示されていた。「レディ・メイドの影」というタイトルの写真はすごく魅力的に見えた。
それ以降は、「痕跡」展や「フルクサス」展での感想に通ずるような印象の展示が続いてた。
この「デュシャン展」を観終わって感じた2つのこと。
まず、要は「やったもん勝ち!」ということかと。
ばっさり言ってしまうと、寝かせた便器を指さして、
「これ、何に見える?」
「うーん、泉(笑)」
「ちょっと待てコラ(笑)」
のようなただのユーモアゲームみたいなのを「皮肉」を込めて(絶対そうだと思う)おおっぴら「アート」としたのがデュシャンが最初だった、というだけのことじゃないの?
もっとも、「階段を降りる裸体」を描いたデュシャンがやったからこそセンセーショナルになったんだろうけど。
これを無視できなかった、追随してしまったアーティストが、正直、愚かに思えてしまう。
ここから生まれるインスピレーションも確かにあることは認めるが、ここで展示されていた他の作家の作品は概ね稚拙に思えた。
そうじゃなく感じたのは、デュシャンの皮肉に「皮肉」で応戦したと思えた作品。実際のところはどうか分からないが、「泉」を金ピカにして「ブッダ」としたのはなかなかだと思う。
そしてもうひとつ。
初期の油絵を観て思ったのは、、デュシャンはもっと「描き続けたかった」のでは、ということ。
「泉」を世に送りだしてしまった時点で、画家としてのデュシャンは「終わって」しまったような気がする。
晩年の銅版画作品を観て、その弱々しさに悲しくて涙が出そうになった。。。
描きたいのに描かなくなって、おかげで描きたくても描けなくなったデュシャン。そんなことを想像してしまった。
例えていうならデュシャンは裸の王様にでてくる仕立て屋で、「泉」を絶賛する人たちは王様を取り囲む観衆だ。
おそらくデュシャンは王様の愚かさが分かっていたはず。
デュシャンにはずっと描き続けてほしかった、と「階段を降りる裸体 No.2」のポストカードを眺めながら思う。
《感想リンク》
http://store15nov.blogzine.jp/diary/2005/02/post_14.html
http://yaplog.jp/gogoluckykd/archive/44
http://junkieb.exblog.jp/635353
http://herojazz.seesaa.net/article/1867200.html
http://tsure2kusa.exblog.jp/1631158
http://s-tamako.cocolog-nifty.com/mamart/2005/02/post_2.html
http://jiyu-runner.cocolog-nifty.com/tannsihin/2005/01/post_27.html
http://blog.drecom.jp/purple_shikiko/archive/114
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20050129#p1
http://blog.goo.ne.jp/lysander/e/849dd2889cfb20d3d6408215e0f7c864
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=115
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-02-13
http://www.yma.city.yokohama.jp/kikaku/duchamp/index.html
・・・ちょっと、ね。
なんか、こう、すごく空しいなぁ、って。
初期のキュビズム風(というよりキュビズムそのもの)の作品の完成度、説得力に圧倒された。
「チェスプレーヤーの肖像」も「階段を下りる裸体」「花嫁」も、とにかくかっこいい。ピカソやブラックのキュビズム作品を並べても、当然遜色などあろうはずがないくらいに。
そして、後に「レディ・メイド」を世に出してそれが受け入れられた(賛否はともかく)のも、これらの作品があってこそなのだろうな、と納得。。。
「レディ・メイド」、作品そのものよりもその「影」を味わう感じ。実際、そういう意図で展示されていた。「レディ・メイドの影」というタイトルの写真はすごく魅力的に見えた。
それ以降は、「痕跡」展や「フルクサス」展での感想に通ずるような印象の展示が続いてた。
この「デュシャン展」を観終わって感じた2つのこと。
まず、要は「やったもん勝ち!」ということかと。
ばっさり言ってしまうと、寝かせた便器を指さして、
「これ、何に見える?」
「うーん、泉(笑)」
「ちょっと待てコラ(笑)」
のようなただのユーモアゲームみたいなのを「皮肉」を込めて(絶対そうだと思う)おおっぴら「アート」としたのがデュシャンが最初だった、というだけのことじゃないの?
もっとも、「階段を降りる裸体」を描いたデュシャンがやったからこそセンセーショナルになったんだろうけど。
これを無視できなかった、追随してしまったアーティストが、正直、愚かに思えてしまう。
ここから生まれるインスピレーションも確かにあることは認めるが、ここで展示されていた他の作家の作品は概ね稚拙に思えた。
そうじゃなく感じたのは、デュシャンの皮肉に「皮肉」で応戦したと思えた作品。実際のところはどうか分からないが、「泉」を金ピカにして「ブッダ」としたのはなかなかだと思う。
そしてもうひとつ。
初期の油絵を観て思ったのは、、デュシャンはもっと「描き続けたかった」のでは、ということ。
「泉」を世に送りだしてしまった時点で、画家としてのデュシャンは「終わって」しまったような気がする。
晩年の銅版画作品を観て、その弱々しさに悲しくて涙が出そうになった。。。
描きたいのに描かなくなって、おかげで描きたくても描けなくなったデュシャン。そんなことを想像してしまった。
例えていうならデュシャンは裸の王様にでてくる仕立て屋で、「泉」を絶賛する人たちは王様を取り囲む観衆だ。
おそらくデュシャンは王様の愚かさが分かっていたはず。
デュシャンにはずっと描き続けてほしかった、と「階段を降りる裸体 No.2」のポストカードを眺めながら思う。
《感想リンク》
http://store15nov.blogzine.jp/diary/2005/02/post_14.html
http://yaplog.jp/gogoluckykd/archive/44
http://junkieb.exblog.jp/635353
http://herojazz.seesaa.net/article/1867200.html
http://tsure2kusa.exblog.jp/1631158
http://s-tamako.cocolog-nifty.com/mamart/2005/02/post_2.html
http://jiyu-runner.cocolog-nifty.com/tannsihin/2005/01/post_27.html
http://blog.drecom.jp/purple_shikiko/archive/114
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20050129#p1
http://blog.goo.ne.jp/lysander/e/849dd2889cfb20d3d6408215e0f7c864
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=115
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-02-13
遠山由美 新作展(2/12)
2005年2月16日 アート
GALLERY 360°にて。(2/2〜2/19)
http://www.360.co.jp/j/exhibition.html
これは、面白い!
「Dual Letter」という、日本語でも英語でも読める両面文字による作品とのことなんですが、はっきり言って、どちらであっても読むのはかなり無理があります。
が、しかし。
「white」や「woman」という綴りがそれぞれ「白」「女」という漢字に「変換」されるダイアグラムは妙な説得力があるし、モニターで流れていた文章(後で知ったのですが、村上春樹のテキストらしいです)が動画で、日本語からDual Letterを経て英語に変換されていくのもかなり面白いです。
そしてなにより、このDual Letterがかっこいい!
全部大文字による小さな英文が一部で挟み込まれていたりもして、なんだか暗号っぽくて謎めいていて、絶対無理なんですが「じっくりと解読してみたい・・・」という衝動に駆られてしまいます。
《感想リンク》
http://blog.goo.ne.jp/glenhansard/e/23fea5eb6964cbc9fd22fecacc4c0c03
http://www.360.co.jp/j/exhibition.html
これは、面白い!
「Dual Letter」という、日本語でも英語でも読める両面文字による作品とのことなんですが、はっきり言って、どちらであっても読むのはかなり無理があります。
が、しかし。
「white」や「woman」という綴りがそれぞれ「白」「女」という漢字に「変換」されるダイアグラムは妙な説得力があるし、モニターで流れていた文章(後で知ったのですが、村上春樹のテキストらしいです)が動画で、日本語からDual Letterを経て英語に変換されていくのもかなり面白いです。
そしてなにより、このDual Letterがかっこいい!
全部大文字による小さな英文が一部で挟み込まれていたりもして、なんだか暗号っぽくて謎めいていて、絶対無理なんですが「じっくりと解読してみたい・・・」という衝動に駆られてしまいます。
《感想リンク》
http://blog.goo.ne.jp/glenhansard/e/23fea5eb6964cbc9fd22fecacc4c0c03
押江千衣子 -NUDE-(2/12)
2005年2月16日 アートAPS西村画廊にて。(2/7〜2/26)
http://www.nishimura-gallery.com/exhibition/2005/nude.html
昨年末に同じ西村画廊で観て、印象に残ってた押江千衣子さんの作品展。
タイトルにあるように、展示されている作品のほとんどが女性のヌードの絵。違うのは押江さんのセルフポートレートが数点。
女性のヌードというのは、もっとも緊張感のある題材のひとつだと思う。
いろんな作家がヌードを描いているけど、ここで拝見できる押江さんの描くヌードは、そんな緊張感のある題材を水彩で女性の身体の線が描く艶かしさを見事にとらえていて、そのことにまず感嘆のため息が。
そして、その「水彩」という手法に思いを馳せた時、それは油彩のように描いては削り、ということができない、要するにやり直しができない手法なわけで・・・作品を観て、おそらくものすごい集中力とスピードで描かれたんだろうなぁ、と思うに至り、再び感嘆・・・。
押江さんのヌード作品には、水彩のやわらかな感触と描く対象や手法から想像されるスリルが同時に感じられて、ホントに不思議な心持ちにさせてくれます。
この人が描く「花」や「空」も観てみたいです・・・.
http://www.nishimura-gallery.com/exhibition/2005/nude.html
昨年末に同じ西村画廊で観て、印象に残ってた押江千衣子さんの作品展。
タイトルにあるように、展示されている作品のほとんどが女性のヌードの絵。違うのは押江さんのセルフポートレートが数点。
女性のヌードというのは、もっとも緊張感のある題材のひとつだと思う。
いろんな作家がヌードを描いているけど、ここで拝見できる押江さんの描くヌードは、そんな緊張感のある題材を水彩で女性の身体の線が描く艶かしさを見事にとらえていて、そのことにまず感嘆のため息が。
そして、その「水彩」という手法に思いを馳せた時、それは油彩のように描いては削り、ということができない、要するにやり直しができない手法なわけで・・・作品を観て、おそらくものすごい集中力とスピードで描かれたんだろうなぁ、と思うに至り、再び感嘆・・・。
押江さんのヌード作品には、水彩のやわらかな感触と描く対象や手法から想像されるスリルが同時に感じられて、ホントに不思議な心持ちにさせてくれます。
この人が描く「花」や「空」も観てみたいです・・・.
作陶展を続けて・・・
2005年2月16日 アート・鈴木花野子展(2/7〜2/13)
Oギャラリーにて。
http://www4.big.or.jp/~ogallery/Pages/ryakureki/kanoko.html
いかにも土の色、といった陶製の彫像の作品展。
大きなものから4〜50センチくらいの高さの作品など数点。
彫像作品を見に行くことはあまりないのですが、鈴木さんの作品は、動物の顔をした作品が印象的で、なんとなくコミカルな感じがしました。
あと、ブロンズや金属の立体作品と比べると、土の色の陶製の像はより親しみが持てる気もしました。
・上野眞理 作陶展(2/7〜2/13)
ギャルリーヴィヴァンにて。
こちらはお皿。
おおまかにいって大中小3種類の大きさの円形のお皿がたくさんあって、それぞれ造語による漢字などのタイトルが付いていました。
それぞれのお皿には茶、青、白の色で彩色されていて、まず目に入ってくるのが青の模様。大胆にお皿の表面に広がっています。
その上に、白。こちらは円が幾重にも重なって描かれていたり、真ん中から放射線状に線が広がっていたりといろんなバリエーションがあって、この白の模様がタイトルに繋がっていました。
こういう展示は、実際にお皿に料理を盛り付けたところを想像しながら観るとすごく楽しいです。
寿司を並べてみたくなるような、そんな感じでした。
Oギャラリーにて。
http://www4.big.or.jp/~ogallery/Pages/ryakureki/kanoko.html
いかにも土の色、といった陶製の彫像の作品展。
大きなものから4〜50センチくらいの高さの作品など数点。
彫像作品を見に行くことはあまりないのですが、鈴木さんの作品は、動物の顔をした作品が印象的で、なんとなくコミカルな感じがしました。
あと、ブロンズや金属の立体作品と比べると、土の色の陶製の像はより親しみが持てる気もしました。
・上野眞理 作陶展(2/7〜2/13)
ギャルリーヴィヴァンにて。
こちらはお皿。
おおまかにいって大中小3種類の大きさの円形のお皿がたくさんあって、それぞれ造語による漢字などのタイトルが付いていました。
それぞれのお皿には茶、青、白の色で彩色されていて、まず目に入ってくるのが青の模様。大胆にお皿の表面に広がっています。
その上に、白。こちらは円が幾重にも重なって描かれていたり、真ん中から放射線状に線が広がっていたりといろんなバリエーションがあって、この白の模様がタイトルに繋がっていました。
こういう展示は、実際にお皿に料理を盛り付けたところを想像しながら観るとすごく楽しいです。
寿司を並べてみたくなるような、そんな感じでした。
原高史展 - 小さなノートから -(2/12)
2005年2月16日 アートガレリアグラフィカにて。(1/31〜2/12)
http://www.tamabi.ac.jp/alt/alumni/2005-1/20050125.html
タイトル通りのちいさな作品が、入口右手からずらっと並んでました。
これらの作品、パネルに張られたいろんな色の画面に絵と言葉が。
シンプルですが、だからこそ長く付き合えるのかも、と思えるような作品で。
その向かいの壁には写真が。
こちらは原さんがドイツで行ったインスタレーションの記録で、これが、すごい!
ドイツの街の一角の建物、それらはおそらく建てられた当時のレンガ造りそのままの外観。
その建物の窓という窓に、イラストと言葉が描かれたかなり強烈なショッキングピンクのパネルがはめ込まれている、という・・・。
なので、いかにもヨーロッパ風な街並にショッキングピンクの窓が違和感たっぷりに派手に映えていて、「え?え?」という具合に、これらの写真の景色の中でいったい何が起こっているのか、と、驚きと謎とが頭の中を渦巻きながらじっくり観てしまったという・・・。
ファイルを拝見したら国内でも同様のインスタレーションを行ったこともあるようで、見に行けるところであれば、ぜひその空間の中に入ってみたい、と強く思うのです。
http://www.tamabi.ac.jp/alt/alumni/2005-1/20050125.html
タイトル通りのちいさな作品が、入口右手からずらっと並んでました。
これらの作品、パネルに張られたいろんな色の画面に絵と言葉が。
シンプルですが、だからこそ長く付き合えるのかも、と思えるような作品で。
その向かいの壁には写真が。
こちらは原さんがドイツで行ったインスタレーションの記録で、これが、すごい!
ドイツの街の一角の建物、それらはおそらく建てられた当時のレンガ造りそのままの外観。
その建物の窓という窓に、イラストと言葉が描かれたかなり強烈なショッキングピンクのパネルがはめ込まれている、という・・・。
なので、いかにもヨーロッパ風な街並にショッキングピンクの窓が違和感たっぷりに派手に映えていて、「え?え?」という具合に、これらの写真の景色の中でいったい何が起こっているのか、と、驚きと謎とが頭の中を渦巻きながらじっくり観てしまったという・・・。
ファイルを拝見したら国内でも同様のインスタレーションを行ったこともあるようで、見に行けるところであれば、ぜひその空間の中に入ってみたい、と強く思うのです。
2/12の奥野ビル(2)
2005年2月16日 アート・米窪雄介展(2/7〜2/12)
Gallery銀座フォレストにて。
夕焼けに映える風景・場面をとらえたような、ちょっと懐かしい感じもするパステル画。
それぞれの作品の「主役」が画面から浮き上がるような感じに仕上がっています。またそれぞれの色彩はパステル画独特のグラデュエーションが微妙に付いていたりして、それが夕焼けのイメージに繋がっていったような気もします。
特に「赤」が印象的でした。
毎度こちらのギャラリーでは良い作品に出会えるのですが、今回もなんともあったかい雰囲気で。
・佐々木忍展 江戸の粋(2/7〜2/12)
Ecru+HMにて。
ちょっとびっくり、の磁器の作品展。
ちょっとグレーがかった白の磁器。
ちいさな箱。で、フタの上に、これまた小さい、でも精密な江戸の職人の像がちょこんと乗っかってます。
駕篭を運ぶ人だったり、桶を抱えた魚屋だったり、屋台を出す団子屋だったり、もうとにかくかわいい。
ひとつひとつ、ついつい目を細めながら眺めていると、佐々木さんから「ぜひ蓋をとってみてください」と言われ、そっと蓋を上げてみると、その箱の中にもまたちっちゃな像が・・・!
それはちゃんと蓋の像と関係があって、例えば蓋に卵売りだったら中には卵が転がっていたり、蕎麦屋だったら蕎麦を食べる武士だったり・・・もう堪りません!
ホントに嬉しくなるような展示でした!
ギャラリーにいた人はみんなイイ笑顔してました(結局作品をじっくり観ちゃったので確認してないんですけど)。
・朴大淳 日本 彫刻展(2/7〜2/12)
ギャラリーLa Merにて。
小さなギャラリーに、立体の作品。
ちょっと圧倒されてしまいました・・・。
それぞれの作品に仏像や僧侶の彫像があって、僕にはそれが作品から遠ざけられてる感じもしたのですが、いろいろお話を伺えたらまた違った味わいを持てたのかも・・・。
で、朴大淳さんは韓国の方だそうで、来日されてたそうですが僕がお邪魔した時はお出かけ中で、いっしょに来日されてた通訳の女の子がいまして。
ギャラリーの方といろいろ談笑。日本語がうまくて感心・・・。
独学だそうで、もっと感心・・・。
こういう出会いもまた、ギャラリー巡りの面白いところです。
Gallery銀座フォレストにて。
夕焼けに映える風景・場面をとらえたような、ちょっと懐かしい感じもするパステル画。
それぞれの作品の「主役」が画面から浮き上がるような感じに仕上がっています。またそれぞれの色彩はパステル画独特のグラデュエーションが微妙に付いていたりして、それが夕焼けのイメージに繋がっていったような気もします。
特に「赤」が印象的でした。
毎度こちらのギャラリーでは良い作品に出会えるのですが、今回もなんともあったかい雰囲気で。
・佐々木忍展 江戸の粋(2/7〜2/12)
Ecru+HMにて。
ちょっとびっくり、の磁器の作品展。
ちょっとグレーがかった白の磁器。
ちいさな箱。で、フタの上に、これまた小さい、でも精密な江戸の職人の像がちょこんと乗っかってます。
駕篭を運ぶ人だったり、桶を抱えた魚屋だったり、屋台を出す団子屋だったり、もうとにかくかわいい。
ひとつひとつ、ついつい目を細めながら眺めていると、佐々木さんから「ぜひ蓋をとってみてください」と言われ、そっと蓋を上げてみると、その箱の中にもまたちっちゃな像が・・・!
それはちゃんと蓋の像と関係があって、例えば蓋に卵売りだったら中には卵が転がっていたり、蕎麦屋だったら蕎麦を食べる武士だったり・・・もう堪りません!
ホントに嬉しくなるような展示でした!
ギャラリーにいた人はみんなイイ笑顔してました(結局作品をじっくり観ちゃったので確認してないんですけど)。
・朴大淳 日本 彫刻展(2/7〜2/12)
ギャラリーLa Merにて。
小さなギャラリーに、立体の作品。
ちょっと圧倒されてしまいました・・・。
それぞれの作品に仏像や僧侶の彫像があって、僕にはそれが作品から遠ざけられてる感じもしたのですが、いろいろお話を伺えたらまた違った味わいを持てたのかも・・・。
で、朴大淳さんは韓国の方だそうで、来日されてたそうですが僕がお邪魔した時はお出かけ中で、いっしょに来日されてた通訳の女の子がいまして。
ギャラリーの方といろいろ談笑。日本語がうまくて感心・・・。
独学だそうで、もっと感心・・・。
こういう出会いもまた、ギャラリー巡りの面白いところです。
2/12の奥野ビル(1)
2005年2月16日 アート・小山陽子展(2/7〜2/12)
Space Kobo & Tomoにて。
地下、真っ白の内装の小さなギャラリー。
その白に映える、黒の作品。。。
遠目からはまったくの黒にしか見えないのですが、接近するとその暗闇の中に、おぼろげながら何かが見えます。
灰皿、本棚、マンガ・・・
この作品は写真で、小山さんにお尋ねすると、明かりを消した室内をデジカメで撮ってプリントしたもの、とのこと。
撮られた景色は実際にはもう少し見えているらしいのですが、これをパソコンに取り込んでプリントすると、妙に懐かしいような不思議な闇が演出された作品になるそう。
そして、入口横に1枚、角のところにそれぞれ2×2で4枚ずつ、計9作品はちゃんとこのスペースを意識して配置されたそうで、壁の白と作品の黒のギャップ、真新しいような白に遠い記憶のような黒、という組み合わせが絶妙で、印象に残る空間となってました。
もし、この黒が、赤だったら、青だったら・・・といろんな想像も湧いてきます。
・石原輝雄展(2/7〜2/12)
小野画廊2にて。
入口をくぐった途端、ぱっと目の前に広がる気持ちのいい色彩があふれた作品たち。
アクリル絵の具で描かれたイラスト風の作品には、飛行機だったりレンガ造りの建物だったり、はたまた田舎の風景をモチーフにしたものだったり・・・その中にいろんなキャラクターがいっぱいいて、なんとも楽しそう。
他にも虎がビーチでトロピカルドリンク飲みながら寝そべってたり、なんていうコミカルな作品も。
石原さんはダンディな初老の(失礼!)男性で、優しい語り口でいろいろとお話ししていただいて、例えば先述の虎は憧れの象徴だったり、風景は、まだ行ったことがない外国の風景のイメージだったり・・・それぞれの作品にいろんな思い入れがあるようで、そういうお話もたくさん伺えて、大変楽しく過ごさせていただきました。
ちょっと、絵本で観てみたい作品です。
石原輝雄さんのHP→http://www.geocities.jp/ter_ishihara/
・岩野仁美展 −光の始まり−(2/7〜2/12)
小野画廊2にて。
奥野ビルの地下には小野画廊のギャラリーが2つあって、もうひとつの方では一風変わった平面作品の展示でした。
風景があって、そのなかにバラの花のようなデザインがパネルに食い込んでいる・・・。
まず(おそらく)木製パネルに、発泡スチロールのボードがまず貼られて、その上から画面が張られ、さらに下にあるスチロールボードに切り込みを入れて、そこに画面を食い込ませる、というふうに製作されるとのこと。
そして、その食い込んだ部分には、作品によってはフェルトのような布など、違う色や質感のものが貼られていたりして、また違う印象。
あったかい雰囲気の作品でした。
今回拝見した作品は花のデザインでしたが、もっといろんなアプローチができる手法だと思うので、画面と食い込ませるデザインに関係性がはっきりした作品なんかも観てみたいです。
Space Kobo & Tomoにて。
地下、真っ白の内装の小さなギャラリー。
その白に映える、黒の作品。。。
遠目からはまったくの黒にしか見えないのですが、接近するとその暗闇の中に、おぼろげながら何かが見えます。
灰皿、本棚、マンガ・・・
この作品は写真で、小山さんにお尋ねすると、明かりを消した室内をデジカメで撮ってプリントしたもの、とのこと。
撮られた景色は実際にはもう少し見えているらしいのですが、これをパソコンに取り込んでプリントすると、妙に懐かしいような不思議な闇が演出された作品になるそう。
そして、入口横に1枚、角のところにそれぞれ2×2で4枚ずつ、計9作品はちゃんとこのスペースを意識して配置されたそうで、壁の白と作品の黒のギャップ、真新しいような白に遠い記憶のような黒、という組み合わせが絶妙で、印象に残る空間となってました。
もし、この黒が、赤だったら、青だったら・・・といろんな想像も湧いてきます。
・石原輝雄展(2/7〜2/12)
小野画廊2にて。
入口をくぐった途端、ぱっと目の前に広がる気持ちのいい色彩があふれた作品たち。
アクリル絵の具で描かれたイラスト風の作品には、飛行機だったりレンガ造りの建物だったり、はたまた田舎の風景をモチーフにしたものだったり・・・その中にいろんなキャラクターがいっぱいいて、なんとも楽しそう。
他にも虎がビーチでトロピカルドリンク飲みながら寝そべってたり、なんていうコミカルな作品も。
石原さんはダンディな初老の(失礼!)男性で、優しい語り口でいろいろとお話ししていただいて、例えば先述の虎は憧れの象徴だったり、風景は、まだ行ったことがない外国の風景のイメージだったり・・・それぞれの作品にいろんな思い入れがあるようで、そういうお話もたくさん伺えて、大変楽しく過ごさせていただきました。
ちょっと、絵本で観てみたい作品です。
石原輝雄さんのHP→http://www.geocities.jp/ter_ishihara/
・岩野仁美展 −光の始まり−(2/7〜2/12)
小野画廊2にて。
奥野ビルの地下には小野画廊のギャラリーが2つあって、もうひとつの方では一風変わった平面作品の展示でした。
風景があって、そのなかにバラの花のようなデザインがパネルに食い込んでいる・・・。
まず(おそらく)木製パネルに、発泡スチロールのボードがまず貼られて、その上から画面が張られ、さらに下にあるスチロールボードに切り込みを入れて、そこに画面を食い込ませる、というふうに製作されるとのこと。
そして、その食い込んだ部分には、作品によってはフェルトのような布など、違う色や質感のものが貼られていたりして、また違う印象。
あったかい雰囲気の作品でした。
今回拝見した作品は花のデザインでしたが、もっといろんなアプローチができる手法だと思うので、画面と食い込ませるデザインに関係性がはっきりした作品なんかも観てみたいです。
Aiguo 愛国「Recent works」(2/12)
2005年2月15日 アートZEIT-FOTO SALONにて。(1/12〜2/12)
http://www.zeit-foto.com/exhibition_j/now_holding.html
ブリジストン美術館の裏にあるこのギャラリーに行ってみたのは今回が初めてで、「フォトサロン」だからてっきり写真の展示と思っていたら、大きな油彩の展示でした。
ギャラリーのスタッフに伺ったところ、作家の愛国さんは中国の方とのこと。
入口にドローイングの小品が数点、あとは壁4面にそれぞれ大きな油彩の作品。
なかでも、パネルに張られていないキャンバスに、すこしピンクがかった赤と黒とで描かれた「上海故事」という作品がよかったです。
だいたい4m×1.5mの巨大な作品で、右手前に抱擁する2組の男女、左奥に橋が、ピンクがかった赤と黒で描かれていて、ロマンチックでもあり、壮大でもあり、という絵でした。
中国の方と知ると、なんとなく大陸の風景にも見えてくるような気がしました(行ったことはないのですが)。
http://www.zeit-foto.com/exhibition_j/now_holding.html
ブリジストン美術館の裏にあるこのギャラリーに行ってみたのは今回が初めてで、「フォトサロン」だからてっきり写真の展示と思っていたら、大きな油彩の展示でした。
ギャラリーのスタッフに伺ったところ、作家の愛国さんは中国の方とのこと。
入口にドローイングの小品が数点、あとは壁4面にそれぞれ大きな油彩の作品。
なかでも、パネルに張られていないキャンバスに、すこしピンクがかった赤と黒とで描かれた「上海故事」という作品がよかったです。
だいたい4m×1.5mの巨大な作品で、右手前に抱擁する2組の男女、左奥に橋が、ピンクがかった赤と黒で描かれていて、ロマンチックでもあり、壮大でもあり、という絵でした。
中国の方と知ると、なんとなく大陸の風景にも見えてくるような気がしました(行ったことはないのですが)。
中林忠良−腐蝕のまなざしへ−展(2/12)
2005年2月15日 アート東京芸術大学大学美術館陳列館にて。(1/27〜2/13)
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2004/nakabayashi/nakabayashi_ja.htm
「HANGA」展にも出品されていた作家の同版画の展示。
・・・といっても特にそれを意識していたわけではなく、草むらのような景色がモノクロで描かれていたのが強烈に印象に残っていて、おそらく同じ作品も展示されていたので思い出した次第。
作品は、やっぱり強烈なインパクトがありました。
なんというか、焦燥感が心の中を満たしていくような・・・。
面白かったのが、銅版をどんどん腐食させていくとどうなっていくか、というのが展示されていたこと。
同じ銅版で、一定の時間腐食させては刷り、また腐食させて刷って・・・というのを徹底的に繰り返して、最終的に版が刷りに耐えられない、というくらいにまで腐食させてた銅版も展示されてました。
この陳列館は自然光が強く差し込んでくるところで明るすぎて、今回拝見した作品にはちょっと合ってなかったような気がします。もっと暗い展示室で観たらさらに迫力が増したのでは、と。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2004/nakabayashi/nakabayashi_ja.htm
「HANGA」展にも出品されていた作家の同版画の展示。
・・・といっても特にそれを意識していたわけではなく、草むらのような景色がモノクロで描かれていたのが強烈に印象に残っていて、おそらく同じ作品も展示されていたので思い出した次第。
作品は、やっぱり強烈なインパクトがありました。
なんというか、焦燥感が心の中を満たしていくような・・・。
面白かったのが、銅版をどんどん腐食させていくとどうなっていくか、というのが展示されていたこと。
同じ銅版で、一定の時間腐食させては刷り、また腐食させて刷って・・・というのを徹底的に繰り返して、最終的に版が刷りに耐えられない、というくらいにまで腐食させてた銅版も展示されてました。
この陳列館は自然光が強く差し込んでくるところで明るすぎて、今回拝見した作品にはちょっと合ってなかったような気がします。もっと暗い展示室で観たらさらに迫力が増したのでは、と。
東京都美術館にて。(1/27〜3/27)
http://www.tobikan.jp/museum/myusha.html
2/12分の日記の冒頭の出来事(炊飯器スイッチ入れ忘れでおかずできてるのにご飯が・・・)によって家をですのが遅れたのですが、それでも上野に着いたのは午前10時ちょい過ぎ。
なのに、すごい人、人、人・・・。
土曜日とはいえ、早朝ですよみなさん!(心の叫び)
・・・予想をはるかに上回る人の数に圧倒されながらも鑑賞開始。
とにかく最初のいわゆるミュシャ・スタイルの作品のところは人が多すぎて、しっかり観られず。
でも、遠目から観ても充分その魅力は伝わってきて、気品ある女性の顔、表情にはうっとりし、髪、髪飾り、服の装飾、背景、どれも丁寧に描かれていて・・・これだけのお客さんが集まるだけの魅力があるのも納得。
先月観た国芳・暁斎あたりの作品と並べて観てみることができたら日本と西洋の装飾の美しさの対比が楽しめるだろうなぁ、、なんて想像も。
この展示でいちばん印象的だったのは、プラハ時代の油彩の作品。
「燃えるろうそくと女」の、ろうそくの火を見つめる女性の表情なんて、リトグラフで描かれる女性と比べてもずっと生々しく艶かしくて、見とれてしまいました・・・。
「りんごを持つクロアチアの女性」「アメリカでのクリスマス」も同じく。
ちょっと前の時代の作風に、同時代の印象派の影響も感じられるようなところもあったりして、そういうこともしみじみと感じました。
(このあたりは人の数もずいぶんと少なく、おかげでじっくり堪能できました)
で、もう一回、地下1階のリトグラフをしっかりと観たい、と思って足を向けたものの、今度は人が通るだけでも難儀なくらいに込み合ってたので、泣く泣く退散。。。
できることなら、平日の早い時間にじっくりと見に行きたい・・・。
ところで、ちょっと興味を持ったことが。
ミュシャのリトグラフの作品、背景に装飾模様がたくさん描かれていますが、マティスはこれを観たのかなぁ、と。
仮に観たとして(知らないはずはないだろうけど)、どう感じたのかなぁ、と。
リトグラフこそミュシャ、というのは重々承知の上で、もしミュシャが油彩に重きをおいた制作活動をしていたら、マティスは・・・ルノアールは・・・なんてことも考えてしまいました。
《感想リンク》
http://simando.air-nifty.com/essay/2005/02/post.html
http://blog.drecom.jp/purple_shikiko/archive/112
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=136
http://www.tobikan.jp/museum/myusha.html
2/12分の日記の冒頭の出来事(炊飯器スイッチ入れ忘れでおかずできてるのにご飯が・・・)によって家をですのが遅れたのですが、それでも上野に着いたのは午前10時ちょい過ぎ。
なのに、すごい人、人、人・・・。
土曜日とはいえ、早朝ですよみなさん!(心の叫び)
・・・予想をはるかに上回る人の数に圧倒されながらも鑑賞開始。
とにかく最初のいわゆるミュシャ・スタイルの作品のところは人が多すぎて、しっかり観られず。
でも、遠目から観ても充分その魅力は伝わってきて、気品ある女性の顔、表情にはうっとりし、髪、髪飾り、服の装飾、背景、どれも丁寧に描かれていて・・・これだけのお客さんが集まるだけの魅力があるのも納得。
先月観た国芳・暁斎あたりの作品と並べて観てみることができたら日本と西洋の装飾の美しさの対比が楽しめるだろうなぁ、、なんて想像も。
この展示でいちばん印象的だったのは、プラハ時代の油彩の作品。
「燃えるろうそくと女」の、ろうそくの火を見つめる女性の表情なんて、リトグラフで描かれる女性と比べてもずっと生々しく艶かしくて、見とれてしまいました・・・。
「りんごを持つクロアチアの女性」「アメリカでのクリスマス」も同じく。
ちょっと前の時代の作風に、同時代の印象派の影響も感じられるようなところもあったりして、そういうこともしみじみと感じました。
(このあたりは人の数もずいぶんと少なく、おかげでじっくり堪能できました)
で、もう一回、地下1階のリトグラフをしっかりと観たい、と思って足を向けたものの、今度は人が通るだけでも難儀なくらいに込み合ってたので、泣く泣く退散。。。
できることなら、平日の早い時間にじっくりと見に行きたい・・・。
ところで、ちょっと興味を持ったことが。
ミュシャのリトグラフの作品、背景に装飾模様がたくさん描かれていますが、マティスはこれを観たのかなぁ、と。
仮に観たとして(知らないはずはないだろうけど)、どう感じたのかなぁ、と。
リトグラフこそミュシャ、というのは重々承知の上で、もしミュシャが油彩に重きをおいた制作活動をしていたら、マティスは・・・ルノアールは・・・なんてことも考えてしまいました。
《感想リンク》
http://simando.air-nifty.com/essay/2005/02/post.html
http://blog.drecom.jp/purple_shikiko/archive/112
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=136
守屋行彬展 <マティス追憶>(2/11)
2005年2月14日 アート コメント (1)GALLERY GANにて。(2/9〜2/23)
http://www1.odn.ne.jp/~you-rom/art/exhibition/exhibition%2005.htm
タイトルに<マティス追憶>とあるわけで、いったいどんなもんだろう、と興味津々で行ってみたのですが。
いや、面白かったです!
ちょっとした庭のようになっているギャラリーの入口スペースには「ダンス」する人のかたちのオブジェがお出迎え。
ギャラリーの中では「ダンス」のキャラクターが輪になってます。
小品もあって、それぞれマティスの作品の中にでてくるキャラクター(といえばだいたいイメージしていただけるかと・・・)をモチーフにした作品が数点。
それぞれレインボーカラーに彩色されていて、例えば「ジャズ」シリーズの「ブルーヌード」あたりは、本物は当然「青」一色ですが、守屋さんの作品は部分的に金属の表面を露出させつつ、色はレインボ−。でもそういう色彩もマティスっぽく感じてしまう不思議。
大きな作品は鉄の板を、小品はステンレスを使用。
守屋さんんの言葉で面白かったが、
「今風に言うと、僕はマティスを『カバー』したんだね」
とのこと。
「カバー」という言葉がでてきたのも面白いです。
守屋行彬さんのHP→http://www1.odn.ne.jp/~you-rom/index.html
http://www1.odn.ne.jp/~you-rom/art/exhibition/exhibition%2005.htm
タイトルに<マティス追憶>とあるわけで、いったいどんなもんだろう、と興味津々で行ってみたのですが。
いや、面白かったです!
ちょっとした庭のようになっているギャラリーの入口スペースには「ダンス」する人のかたちのオブジェがお出迎え。
ギャラリーの中では「ダンス」のキャラクターが輪になってます。
小品もあって、それぞれマティスの作品の中にでてくるキャラクター(といえばだいたいイメージしていただけるかと・・・)をモチーフにした作品が数点。
それぞれレインボーカラーに彩色されていて、例えば「ジャズ」シリーズの「ブルーヌード」あたりは、本物は当然「青」一色ですが、守屋さんの作品は部分的に金属の表面を露出させつつ、色はレインボ−。でもそういう色彩もマティスっぽく感じてしまう不思議。
大きな作品は鉄の板を、小品はステンレスを使用。
守屋さんんの言葉で面白かったが、
「今風に言うと、僕はマティスを『カバー』したんだね」
とのこと。
「カバー」という言葉がでてきたのも面白いです。
守屋行彬さんのHP→http://www1.odn.ne.jp/~you-rom/index.html
Pinpoint Galleryにて。(1/31〜2/12)
http://www.pinpointgallery.com/uedamakoto04.html
ペンによる線画と水彩絵の具のふわっとした色彩。
描かれているものは、黄色いあたまに白のつなぎのパジャマのようなものを着た人(男の子にも女の子にも見て取れます・・・)、背景には、緑だったり茶色だったりする森、舞う落ち葉、羽ばたいていたり、佇んでいたりする、鳥たち、テニスボール・・・。
紙の白いところを多く残しながら、それで充分なくらいに説得力があって、でも決して押し付けがましくはなく・・・。
そしてそれぞれの作品には、黒を貴重にいろんな色が折り込まれたような文字による英文で、言葉が添えられています。
それは応援しているような文章も。どちらかというと、優しく語りかけてくるような、そんな印象です。
青山の大通りに面した、でもちょっと探さないと分からないところにある小さなギャラリーの雰囲気とも合って、心地よい時間を過ごせました・・・。
植田真さんのHP→http://www.h4.dion.ne.jp/%7eseanoise/index.html
http://www.pinpointgallery.com/uedamakoto04.html
ペンによる線画と水彩絵の具のふわっとした色彩。
描かれているものは、黄色いあたまに白のつなぎのパジャマのようなものを着た人(男の子にも女の子にも見て取れます・・・)、背景には、緑だったり茶色だったりする森、舞う落ち葉、羽ばたいていたり、佇んでいたりする、鳥たち、テニスボール・・・。
紙の白いところを多く残しながら、それで充分なくらいに説得力があって、でも決して押し付けがましくはなく・・・。
そしてそれぞれの作品には、黒を貴重にいろんな色が折り込まれたような文字による英文で、言葉が添えられています。
それは応援しているような文章も。どちらかというと、優しく語りかけてくるような、そんな印象です。
青山の大通りに面した、でもちょっと探さないと分からないところにある小さなギャラリーの雰囲気とも合って、心地よい時間を過ごせました・・・。
植田真さんのHP→http://www.h4.dion.ne.jp/%7eseanoise/index.html
第10回リキテックス・ビエンナーレ入選作品展(2/11)
2005年2月14日 アートスパイラルガーデンにて。
http://www.bonnycolart.co.jp/liquitex/biennale/b_03.html
こういう展示、なんだかんだいって大賞作品がやっぱりいちばんすごく見えてしまいます。
あ、いや、実際すごかったんです。
入賞作品はこちら→http://www.bonnycolart.co.jp/liquitex/biennale/t.html
中村誠治さんの大賞受賞作品「未来を見に行こう時代が変わる前に」、画像ではまったくわかりませんが、実際に観ると、全部「つまようじ」でできてるんです。
額のギザギザ模様ももちろんですが、絵画の部分はつまようじのアタマの部分に彩色したものを、高さを変えて組み合わせてグラデュエーションをつけてます。
実物を観た時、びっくりして言葉を失ってしまいました・・・。
http://www.bonnycolart.co.jp/liquitex/biennale/b_03.html
こういう展示、なんだかんだいって大賞作品がやっぱりいちばんすごく見えてしまいます。
あ、いや、実際すごかったんです。
入賞作品はこちら→http://www.bonnycolart.co.jp/liquitex/biennale/t.html
中村誠治さんの大賞受賞作品「未来を見に行こう時代が変わる前に」、画像ではまったくわかりませんが、実際に観ると、全部「つまようじ」でできてるんです。
額のギザギザ模様ももちろんですが、絵画の部分はつまようじのアタマの部分に彩色したものを、高さを変えて組み合わせてグラデュエーションをつけてます。
実物を観た時、びっくりして言葉を失ってしまいました・・・。
佐藤純展(2/11)
2005年2月14日 アート コメント (1)表参道画廊にて。(2/7〜2/12)
http://www.omotesando-garo.com/link.05/jun
第一印象、写真かと。
・・・パステルによる風景画。
ただ、その風景はそれぞれ焦点がぼやけていて、なんとなく古めかしいような、少なくとも「今」じゃないなぁ、という感触で。
そして、それぞれの作品が、額に収められてなくて、それどころかそれぞれの作品が描かれた時と同じままの状態で、その四隅を針で留めて展示されていました。
まるで、出力で印刷された写真の展示のようでした。
佐藤さんにもいろいろとお話を伺う中で、これらの風景は、キッチンの風景以外は東ヨーロッパの写真を元に描かれているそう。描かれた車がかなり旧式なのにも納得です。
また、額に入れずに紙のままの展示にも意図があって、額に入れないことでそれぞれの絵の世界を完結させないように、そして展示位置にもこだわって会場全体がひとつの表現となるように、とのことで、こちらも納得。
実は展示の予定でなかったそうですが、入口付近にあったモノクロのパステル画、こちらは新聞に載った写真が元だそうですが、ドキュメントの度合いが強い感じでこちらも良かったです。
http://www.omotesando-garo.com/link.05/jun
第一印象、写真かと。
・・・パステルによる風景画。
ただ、その風景はそれぞれ焦点がぼやけていて、なんとなく古めかしいような、少なくとも「今」じゃないなぁ、という感触で。
そして、それぞれの作品が、額に収められてなくて、それどころかそれぞれの作品が描かれた時と同じままの状態で、その四隅を針で留めて展示されていました。
まるで、出力で印刷された写真の展示のようでした。
佐藤さんにもいろいろとお話を伺う中で、これらの風景は、キッチンの風景以外は東ヨーロッパの写真を元に描かれているそう。描かれた車がかなり旧式なのにも納得です。
また、額に入れずに紙のままの展示にも意図があって、額に入れないことでそれぞれの絵の世界を完結させないように、そして展示位置にもこだわって会場全体がひとつの表現となるように、とのことで、こちらも納得。
実は展示の予定でなかったそうですが、入口付近にあったモノクロのパステル画、こちらは新聞に載った写真が元だそうですが、ドキュメントの度合いが強い感じでこちらも良かったです。
mot annual 2005 愛と孤独、そして笑い(2/11)
2005年2月14日 アート東京都現代美術館にて。(1/15〜3/21)
http://www.mot-art-museum.jp/ex/plan_h16-06.htm
常設展、榎倉康二展と観た後で、この展示へと足を運びました。
直前の榎倉康二展で満足してたので、流し観る感じになってしまったのですが・・・
まず、一番手が澤田知子の写真。
手前の無数の照明写真と正面の大きく引き伸ばされた、坊主頭の本人の写真にぎょっとしつつ、学校のクラス写真風の作品をひとつひとつ。
すべてのクラスメートと担任教師を本人が演じ分けていて、まぁずいぶん手間がかかってる作品だなぁ」なんてちょっとズレたふうに感心しつつも、それぞれの表情をしっかり見てみると「あ、こういうやつ、いるいる1」というのがけっこうツボにきたりして、なかなか楽しめました。
次に時間をかけて観たのが鴻池朋子の映像作品。
申し訳程度のミラーボールが回っていて、大きな作品も展示されている暗いスペースのなかのモニターで「ミミオ」というモノクロのアニメーションが流れていて、こういう書き方をしてしまうと失礼かもしれないんですが、子どもの頃、暇な時にたまたまやってたアニメを観ちゃう感覚で見入ってしまいました。
あ、いや、ストーリーもちょっと寂しくもあってけっこう良かったです。
あと、イチハラヒロコ。
繰り返しますが、直前の榎倉康二展が素晴らしくて、そこで膨らんでいた巨大なイメージをしっかりと引きずっていた精神状態で、壁に大きなゴシック体の文字で「一生遊んで暮らしたい」なんてことばが書かれてるものだから、もうすっかりハマってしまいまして。。。
ゲートのようなオブジェ全体に張られたものにも「17キロやせたら今井美紀」などのツボ直撃な文章がいっぱいあって、かなり笑えました。
他の作品、特にインスタレーション系は、ちょっと僕の好みからは逸脱してまして・・・。
絵・写真の作品は、違う形で拝見したいです。
イチハラヒロコや澤田知子といっしょだと、ちと分が悪いかと・・・。
**********
今回の東京都現代美術館は、この記事の冒頭にも書いたとおり、まず常設展から観ました。
最初の特集、池田満寿夫の版画作品、洗練された草間という印象。
「痕跡」展でも観た白髪一雄、ここでは作品そのものにスポットが当てられた展示になっていたせいか、「あ、いいかも」と思ってしまいました。でもやっぱりダメでして・・・。
隣にあった村上三郎の作品は素直に受け入れられるんですが・・・。
特別展示「アルス・ノーヴァ−現代美術と工芸のはざまに」は、高柳恵里の木工作品、高見澤英子のそれぞれ葉と椿のガラス細工があしらわれたカクテルグラス、樂吉左衛門のなんとも味のある茶碗、おなじみ宮島達男のデジタル数字の点滅の部屋に、中村康平の水が入ったビニールの座ぶとん状のものに金色の脚が四方に取り付けられ、水が入ったビニールが光っているオブジェがあって実に不思議な空間になっていたことが印象的でした。
《感想リンク》
http://bunboblog.cocolog-nifty.com/art/2005/02/post.html
http://www.doblog.com/weblog/myblog/14724/897961
http://www.artscape.ne.jp/artscape/blog/archives/2005/01/15013859.php
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=139
http://delirium.exblog.jp/1822727/
http://oisa.cocolog-nifty.com/oneday/2005/01/post_7.html
http://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/c3f6e0494a0f6f3526d801323541f4b0
http://www.mot-art-museum.jp/ex/plan_h16-06.htm
常設展、榎倉康二展と観た後で、この展示へと足を運びました。
直前の榎倉康二展で満足してたので、流し観る感じになってしまったのですが・・・
まず、一番手が澤田知子の写真。
手前の無数の照明写真と正面の大きく引き伸ばされた、坊主頭の本人の写真にぎょっとしつつ、学校のクラス写真風の作品をひとつひとつ。
すべてのクラスメートと担任教師を本人が演じ分けていて、まぁずいぶん手間がかかってる作品だなぁ」なんてちょっとズレたふうに感心しつつも、それぞれの表情をしっかり見てみると「あ、こういうやつ、いるいる1」というのがけっこうツボにきたりして、なかなか楽しめました。
次に時間をかけて観たのが鴻池朋子の映像作品。
申し訳程度のミラーボールが回っていて、大きな作品も展示されている暗いスペースのなかのモニターで「ミミオ」というモノクロのアニメーションが流れていて、こういう書き方をしてしまうと失礼かもしれないんですが、子どもの頃、暇な時にたまたまやってたアニメを観ちゃう感覚で見入ってしまいました。
あ、いや、ストーリーもちょっと寂しくもあってけっこう良かったです。
あと、イチハラヒロコ。
繰り返しますが、直前の榎倉康二展が素晴らしくて、そこで膨らんでいた巨大なイメージをしっかりと引きずっていた精神状態で、壁に大きなゴシック体の文字で「一生遊んで暮らしたい」なんてことばが書かれてるものだから、もうすっかりハマってしまいまして。。。
ゲートのようなオブジェ全体に張られたものにも「17キロやせたら今井美紀」などのツボ直撃な文章がいっぱいあって、かなり笑えました。
他の作品、特にインスタレーション系は、ちょっと僕の好みからは逸脱してまして・・・。
絵・写真の作品は、違う形で拝見したいです。
イチハラヒロコや澤田知子といっしょだと、ちと分が悪いかと・・・。
**********
今回の東京都現代美術館は、この記事の冒頭にも書いたとおり、まず常設展から観ました。
最初の特集、池田満寿夫の版画作品、洗練された草間という印象。
「痕跡」展でも観た白髪一雄、ここでは作品そのものにスポットが当てられた展示になっていたせいか、「あ、いいかも」と思ってしまいました。でもやっぱりダメでして・・・。
隣にあった村上三郎の作品は素直に受け入れられるんですが・・・。
特別展示「アルス・ノーヴァ−現代美術と工芸のはざまに」は、高柳恵里の木工作品、高見澤英子のそれぞれ葉と椿のガラス細工があしらわれたカクテルグラス、樂吉左衛門のなんとも味のある茶碗、おなじみ宮島達男のデジタル数字の点滅の部屋に、中村康平の水が入ったビニールの座ぶとん状のものに金色の脚が四方に取り付けられ、水が入ったビニールが光っているオブジェがあって実に不思議な空間になっていたことが印象的でした。
《感想リンク》
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