女子美術大学にて。

小田急線とバスを乗り継いで、相模大野の女子美術大学へ。
午後は別に行きたいところがあったので、午前中の早い時間に到着したら、あまりの閑散ぶりにおもいっきり「大丈夫か・・・?」と心配しながら校舎内の広場をうろうろしてたら、見兼ねた守衛さんが案内図をくれました( ´∀`)

限られた時間で観てしまおうということで、卒業制作の洋画・日本画は申し訳ないと思いつつパス。

まずはアートミュージアムでの修了制作から。
ロビーに、先月末にEcru+HMでの個展で拝見した新井ちひろさんの磁器の万華鏡。ショーケースの中に飾られていて、外からの自然光で白色が映えていて、清々しい感じです。
残念ながら手にとってその中の万華鏡の景色を観ることができなかったのですが...この作品が万華鏡であることをいらっしゃったスタッフの方もご存じじゃなかったようで、説明したらすごく感謝されました(笑)。ひとつだけ横倒しで置かれていて、ちょっとだけ万華鏡の中が覗けるようになってます。

こちらで他に印象に残ったのは、阿部久仁子さんの銅版画。
紙屑やピン、くぎなどが雑然と置かれているのを、影を用いず線だけで描かれていて、そのコミカルな味わい深さが面白い作品でした。
そのとなりの安藤咲さんのシルクスクリーンもいい感じ、厚手の手透きの紙に、カラフルな色と黒の線とで構成されたポップな作品で、たくさんの文字の踊るような配置もユニーク。

高橋美帆さんのゲーム「わたげの冒険」。
センサーが内蔵されたたんぽぽの綿毛に息を吹き付けて、スクリーンの綿毛をコントロールし、うまい具合に陸に落としてたんぽぽを咲かせるゲームなんですが、2度挑戦して挫折...。でも面白かったです。

濱裕美子さんの陶の作品、個人的にはこちらが拝見できたのがいちばん嬉しかった!
土の色が心地よい陶の壺で、四季がモチーフにされています。壺自体のかたちもやわらかくて、そこに季節の花やうさぎ、犬で飾られているのがまた微笑ましい。

他に印象に残ったもの...。
・さいとうちひろさんの黒のボックスライト
・藤川祥世さんの青の線画
・108のカエルと言葉が面白かった下里太佳子さんの出力作品
・井上織衣さんのタマネギの薄皮を金色の糸で縫い合わせて作ったおばあちゃんの立像
・廣田由香さんのカエルの磁器

続きを観たいと思うアーティストの作品に出会えるのはホントに楽しい。

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