とりあえずまず書いとくけど、総括になってないのは内緒だぞ。

昨日は平面作品だけでいっぱいいっぱいだったので、今日はそれ以外の作品で。

立体だとそれぞれいろんな素材で面白いものを作る方々に出会えました。
彫金だと、祝迫義郎さんのギャラリー山口での個展がまず思い浮かびます。精緻に作られた甲殻類や爬虫類の生物をモチーフに、ユーモアと風刺を織り込んだ作品、かなり面白かったです。
木彫。こちらは成山画廊での個展が印象的だった土屋仁応さん。たいへんていねいな作りの菊や動物、彫から彩色にいたるまで、手仕事を強く感じさせつつも木彫としては相当な繊細さ。また、下品なユーモアに隠れた尋常でないスキルがすごかった高見直宏さんのギャラリーGANでの個展もかなりのインパクト。
陶は、浅葉春さん。Gallery5610でのお父様との二人展で拝見した、目を閉じて小首を傾げた鳥を模した作品のかわいらしさといったら。
磁器だと、Ecru+HMでの佐々木忍さんの個展、江戸の人々やものをモチーフにしたちいさな作品群、その丁寧さに感服。

そして、立体で忘れてはいけないのが、Gallery Monkey Farmでの倉田光吾郎さんによる実物大スコープドッグ!
「再現する」ということでいえば、これ以上の作品はないとも思います。心から観ることができてよかったと思えた展示です。

変わってメディアアート系。
なんといっても、和田画廊での鈴木太朗さんの個展!
芸大の修了展示とC-DEPOT展でそれぞれ拝見した作品とはいえ、そのふたつのかなりユニークな作品が同一の作家の手によるものだったという嬉しい衝撃と、それをコントロールするシステムさえも美しく見えてしまうほどのスマートさ。

映像では、まずart space kimura ASK?での和田淳さんの作品群のあまりのバカバカしさがもう忘れられず。。。未だに象をチェックする男の「ぺちぺち」が脳裏から離れんのです。
他に、スパイラルガーデンでの京都造形大の卒業生のグループ展で拝見した山崎愛子さんと米山麻結さんとの作品が秀逸、早送りで目まぐるしく変化する画面はかなりの見応えで。

インスタレーションでは、大巻伸嗣さんのスパイラルでの作品がよかったです。薄いメッシュで囲われたなかに入って、その床に描かれている世界地図を眺めつつゆったりした気分で過ごせたのがホントに気持ちよくて。同時開催の東京画廊でのアクリルパネルに描かれた作品もかなりの迫力でした。

この時点でたまたま思い出せなかったたくさんの方、ごめんなさい。。。
そして、素晴らしい作品を発表してくださった皆様、くわえてその場所を提供してくださった皆様に感謝。

コメント

nophoto
lysander
2005年12月29日23:38

やっぱり実物大スコープドッグですよね。

水道橋の隅っこのガレージにしては、にぎやかな催しで、
こんなのに参加している自分がいて、やっぱりネットの
力ってのは面白いものだなぁ...と思いました。

# 今度はダグラム作らないかしら...

DADA.
DADA.
2005年12月30日19:30

>lysanderさま
こんばんは、書き込みありがとうございます!

スコープドッグは、本当に再現しちゃったというのだけですごかったですよね。それに、他に出展されていたものも面白かったです。

>ダグラム
!!!!!
さすがに実物大とまではいかなくても、あの蜘蛛みたいに足ついたやつとかが自動車くらいの大きさで再現されたら、泣きますね(笑)

今後もよろしくです、機会があればギャラリー巡りご一緒しましょう。

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