2005展覧会総括(ギャラリー編 その1)
2005年12月28日 アート コメント (2)2005年はまず間違いなく1000を超える展示を観ているはずなので、そこからベスト10を選ぶというのは無謀なので...。
個人的に印象に残った展示を振り返ってみます。
まず、ひとつ挙げるとしたら、B Galleryでの神田さおりさんの個展「こ こ ろ か が み SAORI’An2005晩夏exhibition」。
B Galleryは会期がほぼ1ヶ月と長く、おかげで何度も足を運ぶことができたのですが、観る度に新たな発見がありました。
また、「ちょこり描き」のイベントでシャツに描いていただいたり、神田さんのファンとの交流も楽しかったです。
大作を観ることができた、というところでは、このふたつ。
佐藤美術館での志田展哉展と、森田画廊と東邦アートで同時開催された川瀬伊人展。
人の身長ほどもある細長い板が並べられた画面に描かれた路面の絵の深遠さが心に残る志田さんの個展。青と黒が織り成す色彩感が、暗めの照明に映えていて。とにかく素晴らしかった。
川瀬さんの作品は、個展までに2度、1点ずつ拝見する機会があって、それがかなり印象的だったのですが、東邦アートで拝見した夜のカフェ、港、そして見上げる東京タワーの尋常でない迫力には圧倒されました。計算され尽くした大胆さ。
大きな作品ではないですが、加來万周さんの紫鴻画廊での個展もかなりのインパクトでした。
金泥、銀泥をあれほどまでに大胆に使って描く深遠な風景に脱帽。
外せないのが、ギャラリー椿での呉亜沙さんの個展「My Position」。たくさんのうさぎとひとりの女の子が登場する、なんとなくメランコリックな風合いの不思議な世界。遠くに駅が見える大きな作品、これをたっぷり距離をおいて眺めたときのふわっとした感じも心地よくて。
油彩だと、ギャラリーMoMoでの大谷有花さんの個展も印象に残ってます。赤とキミドリとによる、シンプルだけどインパクトもある色彩感は、ぱっと明るくて、ちょっと眺めただけで元気をもらった気分になれました。
おなじみの芸大デザイン出身のみなさんにも、今年もたくさん楽しませていただきました。
特に印象的だったのが、銀座スルガ台画廊での名古屋剛志さんの個展と日根野裕美さんの個展。どちらもソロになったときに発揮される世界観が尋常でなく、名古屋さんの個展では奇妙な物語のなかに入ってしまったかのような非現実的な感触、日根野さんはふわりとしたやさしい色と、ひとつひとつ丁寧に描かれたつりびなの模様とが印象的で。
他に、おなじみの石居麻耶さん、金丸悠児さん、野地美樹子さん、小林英且さん、川本淑子さん、岡本雄司さん、瀧下和之さん...この周辺はあげればキリがないです。
イラスト系だと、季節ごとに素敵なデザインを発表してくださった野谷美佐緒さん、オーパ・ギャラリーでのタイトル通りまさに「カラマった」ユニークな展示だったTAKEさんとコジマユウジさん、そしてこのお二人のそれぞれの個展もすごく面白かったです。また、お目にかかれていないのですが、美篶堂で拝見した井上葉さんのマンガもかなり印象的。
ちょっとイレギュラーなスタイルですが、f分の1での辻恵子さんの切り絵も相当にユニークでした。
個人的に印象に残った展示を振り返ってみます。
まず、ひとつ挙げるとしたら、B Galleryでの神田さおりさんの個展「こ こ ろ か が み SAORI’An2005晩夏exhibition」。
B Galleryは会期がほぼ1ヶ月と長く、おかげで何度も足を運ぶことができたのですが、観る度に新たな発見がありました。
また、「ちょこり描き」のイベントでシャツに描いていただいたり、神田さんのファンとの交流も楽しかったです。
大作を観ることができた、というところでは、このふたつ。
佐藤美術館での志田展哉展と、森田画廊と東邦アートで同時開催された川瀬伊人展。
人の身長ほどもある細長い板が並べられた画面に描かれた路面の絵の深遠さが心に残る志田さんの個展。青と黒が織り成す色彩感が、暗めの照明に映えていて。とにかく素晴らしかった。
川瀬さんの作品は、個展までに2度、1点ずつ拝見する機会があって、それがかなり印象的だったのですが、東邦アートで拝見した夜のカフェ、港、そして見上げる東京タワーの尋常でない迫力には圧倒されました。計算され尽くした大胆さ。
大きな作品ではないですが、加來万周さんの紫鴻画廊での個展もかなりのインパクトでした。
金泥、銀泥をあれほどまでに大胆に使って描く深遠な風景に脱帽。
外せないのが、ギャラリー椿での呉亜沙さんの個展「My Position」。たくさんのうさぎとひとりの女の子が登場する、なんとなくメランコリックな風合いの不思議な世界。遠くに駅が見える大きな作品、これをたっぷり距離をおいて眺めたときのふわっとした感じも心地よくて。
油彩だと、ギャラリーMoMoでの大谷有花さんの個展も印象に残ってます。赤とキミドリとによる、シンプルだけどインパクトもある色彩感は、ぱっと明るくて、ちょっと眺めただけで元気をもらった気分になれました。
おなじみの芸大デザイン出身のみなさんにも、今年もたくさん楽しませていただきました。
特に印象的だったのが、銀座スルガ台画廊での名古屋剛志さんの個展と日根野裕美さんの個展。どちらもソロになったときに発揮される世界観が尋常でなく、名古屋さんの個展では奇妙な物語のなかに入ってしまったかのような非現実的な感触、日根野さんはふわりとしたやさしい色と、ひとつひとつ丁寧に描かれたつりびなの模様とが印象的で。
他に、おなじみの石居麻耶さん、金丸悠児さん、野地美樹子さん、小林英且さん、川本淑子さん、岡本雄司さん、瀧下和之さん...この周辺はあげればキリがないです。
イラスト系だと、季節ごとに素敵なデザインを発表してくださった野谷美佐緒さん、オーパ・ギャラリーでのタイトル通りまさに「カラマった」ユニークな展示だったTAKEさんとコジマユウジさん、そしてこのお二人のそれぞれの個展もすごく面白かったです。また、お目にかかれていないのですが、美篶堂で拝見した井上葉さんのマンガもかなり印象的。
ちょっとイレギュラーなスタイルですが、f分の1での辻恵子さんの切り絵も相当にユニークでした。
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