exhibit Live & Moris Live 1にて。(11/28〜12/3)
http://artlive.cool.ne.jp/2005/hayakawa_gou/hayakawa_gou.html

ものすごいパワー。

とにかく力強い抽象画です。
入口沿いの壁には比較的ちいさな作品が並び、それ以外の3つの壁におおきな作品。
特に赤系統の色彩が強く目に焼き付くような感じです。
ものすごい熱を帯びた赤、黄、そして黒。
抽象的な風景を連想させる作品のなかにある大きな「球」は、そういったなかでもいっそう強烈な熱さが伝わってくるような。
まるでザオ・ウーキーの作品を前にしたときの興奮と感動が、早川さんの作品からも感じられました。

使用される絵の具は作品によってアクリル絵の具だったり岩絵の具だったり。
また、紙に描かれたものもあれば板に描かれたものも。
それぞれの作品がこうやって統一感のあるテーマのなかで並べて展示されることで、それぞれの素材の特徴も際立っているように思えました。例えば岩絵の具だとアクリルに比べてやはり若干落ち着いた質感があって、逆にアクリルだと艶があってそのぶん勢いが出ているようで。板に直接描かれた作品は、無骨さが強調されていて。
また、ドリッピングのような派手な抽象画法なども積極的に用いられていていました。

早川さんのお話では、もともと人物を描くことが多かったそうで。
これほどまでに攻撃的な抽象画が描けるのはやはりそういった下地があればこそ、と、お話を伺いながら思いました。

抽象画はそれっぽく描こうと思えば描けるので、だから余計になかなか素晴らしいものに出会えないような気が常々していて、だから今回の早川さんのような作家に出会えるのは本当に嬉しいです。

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