11/27〜12/4のアート巡り
2005年12月4日 アート コメント (41)《11/27》
・阿部穣 作品展 @渋谷東急本店8階美術画廊(11/24〜11/30)
阿部さんも芸大デザイン科のご出身。
金魚、蛙などがモチーフとなっている作品が多く、金魚は鱗が一枚一枚ていねいに、まるで彫られたかのように立体的に表現されていたり、土っぽい背景の奥に潜む金泥のきらめきが美しかったり。
そういったなかで、もっとも大きな作品、象の横顔と猿が描かれていて、その大きさがそのままスケールの大きさに繋がっていて、なんとも壮大なイメージが伝わってきました。
《12/2》
・福本有記・野谷美佐緒ジョイント企画 甘くてやさしい時間 展 @ギャラリーミニヨン(12/1〜12/6)
http://members.jcom.home.ne.jp/stmera/mignon/mignon6schedule.html
ライブの前に立ち寄ってきました。
今回は野谷さんの切り絵が拝見できるということで楽しみにしていたのですが、これがもう素晴らしくて。
箱のなかに、白い紙で切り抜かれた小鳥や草花のシルエットが立体的に重なるように組み込まれていて、野谷さんの作品を立体的にしたらこんな感じなるんだ、と嬉しい発見が。白い紙も効果的で、紙の影とよいコントラストを生み出していて。
おなじみのCG作品は、ちょっと趣を変えて、カップに停まるインコの羽根の色が一部描き出されていたり。
そして、今回が初の展示という福本さんの作品は、おてんばな表情が印象的な天使とケーキの絵。すぐにでも物語がつきそうな楽しい作品でした。
《12/3》
・万様種子 ―絵とはなと妖怪と― @佐藤美術館(11/29〜12/25)
http://www.geocities.jp/banyousyushi/
・2005 コレクターの見る視点展 @ArtSalon叢(Sou)(11/28〜12/3)
なんといっても4階!
暗めの照明、天井中から手ぐすで吊られたたくさんのねこじゃらし。
床の中央にある水を張った大きな盆に向かうような流れで、かなり独特な雰囲気。
高橋理加さんの牛乳パックを原料にした妖怪も、その幽玄な雰囲気に拍車をかけています。
3階では、阿部清子さんに似顔絵も描いていただきました。いやはや、緊張...するというか、のべつまくなしに話してたわけですが(汗)。
・TAKE展『いちどすわってみる』 @オーパ・ギャラリー(12/2〜12/7)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20051202.htm
先日のコジマユウジさんとの二人展「カラマル」が面白かったので、このTAKEさんの個展も楽しみで。
今回は、アクリル画の展示でした。やっぱり面白い!
シンプルな姿のキャラクター、顔にも2本の縦線で目を表した以外には何もないけど、その目だけでもいろんなことを語っているように感じるし、仕草や手のかたちからもさまざまなものが伝わってきて、思わず軽く感情移入してしまうほど。
正面の壁にあった、しゃがんだキャラクターのちょっと寂しそうな姿とか...。
1点だけあった立体もかなりいい感じでした。
動かなくてもこれだけ楽しめるキャラクター、動いたらもっといろんなものが伝わってくるのかも。。。
・第5回 曙会展 @スルガ台画廊(11/28〜12/3)
加來万周さんの作品を、スルガ台画廊で。
2点出展されていてどちらも新作とのことで、ひとつは先日拝見した風景を描いた作品でしたが、もうひとつ、暗く光を反射する金で描かれた、ソファに横たわる女性。ちょっと他では味わえない、力強い雰囲気で。
・龍神悦子 展 @OギャラリーUP・S(11/28〜12/4)
http://www4.big.or.jp/%7Eogallery/Pages/ryakureki/ryujin.html
かなりポップな作品、明るい色彩が印象的で。
・桑村譲 展 @Oギャラリー(11/28〜12/4)
http://www4.big.or.jp/%7Eogallery/Pages/ryakureki/kurwamu.html
ドーム形の建物を描いた木版画。
和紙に木版画という組み合わせで、その色彩感の味わいの深さはさすが。
もっといろんなパターンの作品も観てみたいです。
・鍵井保秀 展 @galleria grafica bis(11/28〜12/3)
http://www2.big.or.jp/%7Eadel/grafica.html
いや、最初はただ色がきれいなフィルムをたくさん吊るしただけかと思ったんですよ。
そのままスルーしてしまいそうだったんですが、ある角度からそのフィルムの重なりを観たら、絵になってる!
これに気付いた瞬間の感激は言葉にならないくらい。。。
・月野阿弥子展 @ぎゃらりぃ朋(12/2〜12/10)
http://www.remus.dti.ne.jp/%7Eanne/tomo_new.html
作品に引力を感じます。。。
何かひとつの流れがあるというか...。
正面にあったおおきなマンダラ調の作品もすごくて...。
《12/4》
・東京藝術大学・韓国藝術綜合学校交流展 @大学美術館地下2階 及び陳列館1階・2階(11/29〜12/18)
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2005/nikkan/nikkan_ja.htm
日韓それぞれの芸術大学の教員の作品展。
なかなか見応えあり。
・クリスマスプレゼント展 @美篶堂(12/1〜12/25)
http://www.misuzudo-b.com/gallery.html
美篶堂でこれまで拝見してきたアーティストの作品が一堂に介した、美篶堂ファンには特に嬉しい企画です。
それぞれの作品を眺めて、懐かしい気分になったり。
特に嬉しくも残念だったのは、西尾彩さんの製作による名刺ケース。すでに売り切れ状態で。。。
空中線書局のちいさな本、古賀充さんのガラスの器、なかむらしんさんの水彩画など...。
以下はあらためて。
・第22回デザインフェスタ @東京ビッグサイト(11/26、27)
http://www.designfesta.com/index.html
・早川剛 展 @exhibit Live & Moris Live 1(11/28〜12/3)
http://artlive.cool.ne.jp/2005/hayakawa_gou/hayakawa_gou.html
・北斎展 @東京国立博物館(10/25〜12/4)
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=2040
・辻恵子展 @ギャラリーf分の1(11/29〜12/10)
http://home.att.ne.jp/air/galleryf-1/exhibition.htm
・阿部穣 作品展 @渋谷東急本店8階美術画廊(11/24〜11/30)
阿部さんも芸大デザイン科のご出身。
金魚、蛙などがモチーフとなっている作品が多く、金魚は鱗が一枚一枚ていねいに、まるで彫られたかのように立体的に表現されていたり、土っぽい背景の奥に潜む金泥のきらめきが美しかったり。
そういったなかで、もっとも大きな作品、象の横顔と猿が描かれていて、その大きさがそのままスケールの大きさに繋がっていて、なんとも壮大なイメージが伝わってきました。
《12/2》
・福本有記・野谷美佐緒ジョイント企画 甘くてやさしい時間 展 @ギャラリーミニヨン(12/1〜12/6)
http://members.jcom.home.ne.jp/stmera/mignon/mignon6schedule.html
ライブの前に立ち寄ってきました。
今回は野谷さんの切り絵が拝見できるということで楽しみにしていたのですが、これがもう素晴らしくて。
箱のなかに、白い紙で切り抜かれた小鳥や草花のシルエットが立体的に重なるように組み込まれていて、野谷さんの作品を立体的にしたらこんな感じなるんだ、と嬉しい発見が。白い紙も効果的で、紙の影とよいコントラストを生み出していて。
おなじみのCG作品は、ちょっと趣を変えて、カップに停まるインコの羽根の色が一部描き出されていたり。
そして、今回が初の展示という福本さんの作品は、おてんばな表情が印象的な天使とケーキの絵。すぐにでも物語がつきそうな楽しい作品でした。
《12/3》
・万様種子 ―絵とはなと妖怪と― @佐藤美術館(11/29〜12/25)
http://www.geocities.jp/banyousyushi/
・2005 コレクターの見る視点展 @ArtSalon叢(Sou)(11/28〜12/3)
なんといっても4階!
暗めの照明、天井中から手ぐすで吊られたたくさんのねこじゃらし。
床の中央にある水を張った大きな盆に向かうような流れで、かなり独特な雰囲気。
高橋理加さんの牛乳パックを原料にした妖怪も、その幽玄な雰囲気に拍車をかけています。
3階では、阿部清子さんに似顔絵も描いていただきました。いやはや、緊張...するというか、のべつまくなしに話してたわけですが(汗)。
・TAKE展『いちどすわってみる』 @オーパ・ギャラリー(12/2〜12/7)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20051202.htm
先日のコジマユウジさんとの二人展「カラマル」が面白かったので、このTAKEさんの個展も楽しみで。
今回は、アクリル画の展示でした。やっぱり面白い!
シンプルな姿のキャラクター、顔にも2本の縦線で目を表した以外には何もないけど、その目だけでもいろんなことを語っているように感じるし、仕草や手のかたちからもさまざまなものが伝わってきて、思わず軽く感情移入してしまうほど。
正面の壁にあった、しゃがんだキャラクターのちょっと寂しそうな姿とか...。
1点だけあった立体もかなりいい感じでした。
動かなくてもこれだけ楽しめるキャラクター、動いたらもっといろんなものが伝わってくるのかも。。。
・第5回 曙会展 @スルガ台画廊(11/28〜12/3)
加來万周さんの作品を、スルガ台画廊で。
2点出展されていてどちらも新作とのことで、ひとつは先日拝見した風景を描いた作品でしたが、もうひとつ、暗く光を反射する金で描かれた、ソファに横たわる女性。ちょっと他では味わえない、力強い雰囲気で。
・龍神悦子 展 @OギャラリーUP・S(11/28〜12/4)
http://www4.big.or.jp/%7Eogallery/Pages/ryakureki/ryujin.html
かなりポップな作品、明るい色彩が印象的で。
・桑村譲 展 @Oギャラリー(11/28〜12/4)
http://www4.big.or.jp/%7Eogallery/Pages/ryakureki/kurwamu.html
ドーム形の建物を描いた木版画。
和紙に木版画という組み合わせで、その色彩感の味わいの深さはさすが。
もっといろんなパターンの作品も観てみたいです。
・鍵井保秀 展 @galleria grafica bis(11/28〜12/3)
http://www2.big.or.jp/%7Eadel/grafica.html
いや、最初はただ色がきれいなフィルムをたくさん吊るしただけかと思ったんですよ。
そのままスルーしてしまいそうだったんですが、ある角度からそのフィルムの重なりを観たら、絵になってる!
これに気付いた瞬間の感激は言葉にならないくらい。。。
・月野阿弥子展 @ぎゃらりぃ朋(12/2〜12/10)
http://www.remus.dti.ne.jp/%7Eanne/tomo_new.html
作品に引力を感じます。。。
何かひとつの流れがあるというか...。
正面にあったおおきなマンダラ調の作品もすごくて...。
《12/4》
・東京藝術大学・韓国藝術綜合学校交流展 @大学美術館地下2階 及び陳列館1階・2階(11/29〜12/18)
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2005/nikkan/nikkan_ja.htm
日韓それぞれの芸術大学の教員の作品展。
なかなか見応えあり。
・クリスマスプレゼント展 @美篶堂(12/1〜12/25)
http://www.misuzudo-b.com/gallery.html
美篶堂でこれまで拝見してきたアーティストの作品が一堂に介した、美篶堂ファンには特に嬉しい企画です。
それぞれの作品を眺めて、懐かしい気分になったり。
特に嬉しくも残念だったのは、西尾彩さんの製作による名刺ケース。すでに売り切れ状態で。。。
空中線書局のちいさな本、古賀充さんのガラスの器、なかむらしんさんの水彩画など...。
以下はあらためて。
・第22回デザインフェスタ @東京ビッグサイト(11/26、27)
http://www.designfesta.com/index.html
・早川剛 展 @exhibit Live & Moris Live 1(11/28〜12/3)
http://artlive.cool.ne.jp/2005/hayakawa_gou/hayakawa_gou.html
・北斎展 @東京国立博物館(10/25〜12/4)
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=2040
・辻恵子展 @ギャラリーf分の1(11/29〜12/10)
http://home.att.ne.jp/air/galleryf-1/exhibition.htm
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