《11/21》
・「戌の名前」展 @成山画廊(11/21〜12/10)
http://www.gallery-naruyama.com/exhibition.html
オープニングに行ってきました。
まず、羽渕祐宏さんの羽織と帯。
それぞれに愛嬌のある表情がかわいい丸い犬が入っています。帯は犬のところには綿が詰められてちょっと浮き出すようになっていたり、羽織は薄い布の向こうに透けて見えるようになっていたり。まわりの花柄も秀逸で。
亀井徹さんの油彩は、全身を白い花に覆われ、目と舌だけが覗く犬の絵。油絵の具の独特の艶と濃い色彩とが印象的です。
土屋仁応さんの木彫の犬、やはりすごい。
赤ちゃん犬、大人の犬、全部で3体。強烈に鋭い切れ長の目のインパクトはかなりのもの。
松井冬子さんの作品は、高貴な毛並みの犬の絵と、おそらくこの作品のための素描。妖気を放つその作品の印象も忘れ難いものがあります。
《11/23》
・さかぎしよしおう 展 @ギャラリエアンドウ(11/8〜11/26)
http://www.ando-tokyo.jp/exhibition/ex-current/current-ex/carrent-EX.htm
ちいさな粒で構成された、手乗りサイズの陶のオブジェ。
なんでも、スポイトで1滴1滴慎重に落としながら、乾燥してしまわないように湿度を調整しつつ、ようやく形になったものを3度に渡って焼きにかけ、その行程で無事だったものが出展されているとのこと。
白と青のコントラストといい、粒で表現された面の部分など、小さいながらも観ていて心地よい作品でした。
・山本信一×尹剛志「EXTRA」展 @UPLINK GALLERY(11/23〜11/28)
http://www.uplink.co.jp/gallery/log/000824.php
とにかく面白かった!
ちょうど、気分的にオウテカとかのプログラミングミュージックを聴きたい気分だったこともあって、ここで拝見したCG作品はツボに入りまくり!
画面に合わせてノイズもちゃんと入っていたり、企業のコマーシャルの作品も含めて思いっきり見入ってしまいました。
・シェル美術賞展 2005 @ヒルサイドフォーラム(11/23〜12/4)
http://www.showa-shell.co.jp/society/philanthropy/art/index.html
昨年に続いて見に行ってきました。
・・・しかし、全体的な感想としては、昨年のほうが面白かったような気がします。
完全な抽象にしても、モチーフの跡形が残る作品にしても、どこか「攻め」の姿勢に欠けるというか、それっぽく描いただけのような感じがしました。
もちろん、「おっ」と思う作品もなくはなかったのですが。
昨年はここで知って個展に観に行った作家も多く、個展だと印象もがらっと変わったりするので、改めての出会いに期待したいと思います。
・上野ユミ・井上コトリ2人展 「世界のお祭り展」 @3144 omotesando gallery(11/23〜11/26)
井上さんはオーパ・ギャラリーで一度拝見していて、今回お知らせをいただき、行ってきました。
ぱっと明るい色彩が印象的なかわいい井上さんのアクリル画と、コラージュなども取り入れた上野さんの作品とが、いくつかの世界のお祭りをテーマに1点ずつ展示。
作風が違っても同じテーマということでかなり見やすく、けっこう楽しめました。
・ハニカム -日本画5人展- @青樺画廊(11/20〜11/26)
http://jam.cool.ne.jp/key-seika/
女子美術大学のOG5人のグループ展。
まず目が行くのが、桑田あかねさんの木版画。
大きな画面に、青く広がる海と雲。のびのびとした清々しさがあって、とにかく気持ちいい!
飯嶋智恵さんの作品は、板絵と紙本に描かれた、つるばらやつばきといった花の絵。
紙のほうは、背景が渋いグレーで鈍い光沢を伴っていて、てっきり銀が使用されていると思いきや、金の上に彩色したそう。なるほど、よく拝見すると花弁から黄色い輝きがのぞいています。
彬香子さんの作品で印象に残ったのは、明るい砂浜に人の青い影が伸びている作品。また、ポストカードに描かれていたネコたちの墨絵もすごくかわいい。
杉浦美保さんは、いくつか小品が並んでいたなかでもやはりネコの絵がいちばん印象的。
このなかで唯一拝見したことがあった神保千絵さんの作品は、ランダムに四角が重なるように描かれた。リズミカルな心象風景的な作品ト、その隣にメトロノームの絵。この組み合わせも楽しいです。
・倉藤紀子展 @Oギャラリー(11/21〜11/27)
http://www4.big.or.jp/%7Eogallery/
紅の背景のなかに、光の玉が重なるように浮かんでいる絵。
けっこうな大きさの画面でそれらが3面を占めていました。
なんだか自分が小さくなったような錯覚を覚えるような感じで、けっこう面白い空間となっていました。
《11/26》
・井形錬太郎 展 @ギャラリー・ツープラス(11/21〜11/26)
http://two-plus.sub.jp/
ふわりと浮かぶような絵。
ちょっと毛羽立った紙に木炭で描かれ、水彩絵の具で彩色された作品です。
なんとなくフェルトのような質感。
「同じ形」がテーマになっていて、樹木だったり言霊を連想させるようなものだったり、あるいは葉だったり、そういったものがひとつの作品に繰り返し描かれていて、なんだか不思議な感じ。
特に、このギャラリーの3階のスペースが、ほぼ無彩色の作品で構成されていたこともあって、よりいっそう不思議度が強くなっているような感じでした。
・瓜南直子展 @柴田悦子画廊(11/21〜11/30)
http://www.shibataetsuko.com/
昔話の登場人物のような印象を受ける人物の作品。
いい感じに荒れた画面と、ふくよかな人物たちの体つきや表情。
なかなか見応えありました。
・原高史 展 @ギャラリーイセヨシ(11/21〜12/10)
先日、別の画廊で拝見したときはドイツの展示後でしたが、今回はソウル帰り。
PCのモニターや写真で拝見するソウルのデパートが飾り付けられているのを見ると、ホントにこっちでもやってほしい...。
イラストの作品もユーモアのある文が添えられているものも多く、こちらはそれぞれ楽しいです。
以下はあらためて。
・モリユウスケ 展 @galleria grafica bis(11/21〜11/26)
http://www2.big.or.jp/%7Eadel/grafica.html
・「戌の名前」展 @成山画廊(11/21〜12/10)
http://www.gallery-naruyama.com/exhibition.html
オープニングに行ってきました。
まず、羽渕祐宏さんの羽織と帯。
それぞれに愛嬌のある表情がかわいい丸い犬が入っています。帯は犬のところには綿が詰められてちょっと浮き出すようになっていたり、羽織は薄い布の向こうに透けて見えるようになっていたり。まわりの花柄も秀逸で。
亀井徹さんの油彩は、全身を白い花に覆われ、目と舌だけが覗く犬の絵。油絵の具の独特の艶と濃い色彩とが印象的です。
土屋仁応さんの木彫の犬、やはりすごい。
赤ちゃん犬、大人の犬、全部で3体。強烈に鋭い切れ長の目のインパクトはかなりのもの。
松井冬子さんの作品は、高貴な毛並みの犬の絵と、おそらくこの作品のための素描。妖気を放つその作品の印象も忘れ難いものがあります。
《11/23》
・さかぎしよしおう 展 @ギャラリエアンドウ(11/8〜11/26)
http://www.ando-tokyo.jp/exhibition/ex-current/current-ex/carrent-EX.htm
ちいさな粒で構成された、手乗りサイズの陶のオブジェ。
なんでも、スポイトで1滴1滴慎重に落としながら、乾燥してしまわないように湿度を調整しつつ、ようやく形になったものを3度に渡って焼きにかけ、その行程で無事だったものが出展されているとのこと。
白と青のコントラストといい、粒で表現された面の部分など、小さいながらも観ていて心地よい作品でした。
・山本信一×尹剛志「EXTRA」展 @UPLINK GALLERY(11/23〜11/28)
http://www.uplink.co.jp/gallery/log/000824.php
とにかく面白かった!
ちょうど、気分的にオウテカとかのプログラミングミュージックを聴きたい気分だったこともあって、ここで拝見したCG作品はツボに入りまくり!
画面に合わせてノイズもちゃんと入っていたり、企業のコマーシャルの作品も含めて思いっきり見入ってしまいました。
・シェル美術賞展 2005 @ヒルサイドフォーラム(11/23〜12/4)
http://www.showa-shell.co.jp/society/philanthropy/art/index.html
昨年に続いて見に行ってきました。
・・・しかし、全体的な感想としては、昨年のほうが面白かったような気がします。
完全な抽象にしても、モチーフの跡形が残る作品にしても、どこか「攻め」の姿勢に欠けるというか、それっぽく描いただけのような感じがしました。
もちろん、「おっ」と思う作品もなくはなかったのですが。
昨年はここで知って個展に観に行った作家も多く、個展だと印象もがらっと変わったりするので、改めての出会いに期待したいと思います。
・上野ユミ・井上コトリ2人展 「世界のお祭り展」 @3144 omotesando gallery(11/23〜11/26)
井上さんはオーパ・ギャラリーで一度拝見していて、今回お知らせをいただき、行ってきました。
ぱっと明るい色彩が印象的なかわいい井上さんのアクリル画と、コラージュなども取り入れた上野さんの作品とが、いくつかの世界のお祭りをテーマに1点ずつ展示。
作風が違っても同じテーマということでかなり見やすく、けっこう楽しめました。
・ハニカム -日本画5人展- @青樺画廊(11/20〜11/26)
http://jam.cool.ne.jp/key-seika/
女子美術大学のOG5人のグループ展。
まず目が行くのが、桑田あかねさんの木版画。
大きな画面に、青く広がる海と雲。のびのびとした清々しさがあって、とにかく気持ちいい!
飯嶋智恵さんの作品は、板絵と紙本に描かれた、つるばらやつばきといった花の絵。
紙のほうは、背景が渋いグレーで鈍い光沢を伴っていて、てっきり銀が使用されていると思いきや、金の上に彩色したそう。なるほど、よく拝見すると花弁から黄色い輝きがのぞいています。
彬香子さんの作品で印象に残ったのは、明るい砂浜に人の青い影が伸びている作品。また、ポストカードに描かれていたネコたちの墨絵もすごくかわいい。
杉浦美保さんは、いくつか小品が並んでいたなかでもやはりネコの絵がいちばん印象的。
このなかで唯一拝見したことがあった神保千絵さんの作品は、ランダムに四角が重なるように描かれた。リズミカルな心象風景的な作品ト、その隣にメトロノームの絵。この組み合わせも楽しいです。
・倉藤紀子展 @Oギャラリー(11/21〜11/27)
http://www4.big.or.jp/%7Eogallery/
紅の背景のなかに、光の玉が重なるように浮かんでいる絵。
けっこうな大きさの画面でそれらが3面を占めていました。
なんだか自分が小さくなったような錯覚を覚えるような感じで、けっこう面白い空間となっていました。
《11/26》
・井形錬太郎 展 @ギャラリー・ツープラス(11/21〜11/26)
http://two-plus.sub.jp/
ふわりと浮かぶような絵。
ちょっと毛羽立った紙に木炭で描かれ、水彩絵の具で彩色された作品です。
なんとなくフェルトのような質感。
「同じ形」がテーマになっていて、樹木だったり言霊を連想させるようなものだったり、あるいは葉だったり、そういったものがひとつの作品に繰り返し描かれていて、なんだか不思議な感じ。
特に、このギャラリーの3階のスペースが、ほぼ無彩色の作品で構成されていたこともあって、よりいっそう不思議度が強くなっているような感じでした。
・瓜南直子展 @柴田悦子画廊(11/21〜11/30)
http://www.shibataetsuko.com/
昔話の登場人物のような印象を受ける人物の作品。
いい感じに荒れた画面と、ふくよかな人物たちの体つきや表情。
なかなか見応えありました。
・原高史 展 @ギャラリーイセヨシ(11/21〜12/10)
先日、別の画廊で拝見したときはドイツの展示後でしたが、今回はソウル帰り。
PCのモニターや写真で拝見するソウルのデパートが飾り付けられているのを見ると、ホントにこっちでもやってほしい...。
イラストの作品もユーモアのある文が添えられているものも多く、こちらはそれぞれ楽しいです。
以下はあらためて。
・モリユウスケ 展 @galleria grafica bis(11/21〜11/26)
http://www2.big.or.jp/%7Eadel/grafica.html
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