《11/18》
・和田誠 旅 @トムズボックス(11/1〜11/30)
http://www.tomsbox.co.jp/gallery/thismonth.html
和田さんのイラストはホントにあったかくていいなと思うんです。
世界のさまざまな風景が、和田さんのフィルターを通ってやわらかく描かれていて。
ちいさなスケッチブックの絵が、リングからちぎられたそのままの形で額に収まっているのも和めます。

《11/19》
・第14回奨学生美術展 @佐藤美術館(10/5〜11/20)
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/
2度目。もう一度チェックしておこうと。
印象に残ったのは、まず池田真理子さんの岩絵の具の作品、「なくした時間」。
身繕いをしている鷲が画面いっぱいに精緻に描かれていてその迫力と、背景にある柵のようなものにさりげなく箔が使用されているような渋さ、さらに画面の下地に施された流れるような凹凸感が印象的です。
株田昌彦さんの「発生装置」は油彩。
海岸にそびえ立つ異様に複雑な工場と、そこに繋がれた白い象。メッセージ性のある、力強い作品です。
石居麻耶さんと共に前回の買い上げ作品として展示されていた奥村美佳さんの日本画「めぐる」は、距離を充分において拝見すると、描かれる風景の雄大さがより感じられ、ホントに遠くを観ているような気分で。
招待作家の石崎昭亜さんの「冬の日」、冬の杉の木が宵の月明かりに照らされている作品の渋さに脱帽。

・『Shows』vol.1 @ars gallery(11/15〜11/27)
http://www.a-s-o.jp/gallery/scadul_s.html
窪田美樹さんの木を使用した平面作品、削って平らにされた表面が結構なインパクト。

・馬渡吟治郎「欲しいの。」展 @GALLERY ES S zone(11/15〜11/20)
http://galleryes.com/info.html
眼を閉じて舌を出す人の肖像画がたくさん。
黒で描かれていて、舌だけが赤くて異様な感じですが、それはそれで見応えがあります。

・山口恵個展 [one color one life] @Pinpoint Gallery(11/14〜11/19)
http://www.pinpointgallery.com/yamaguchimegumi.html
ファッショナブル!
こういう絵がささっと描けると楽しいだろうなぁ...。

・SHIGERU MOROIZUMI Fluttering Heart - 100 days @GALLERY 360°(11/17〜11/30)
http://www.360.co.jp/j/exhibition.html
温度計である。
マッチ棒形だったりハート形だったり、赤、青、緑、黄の温度計が組み込まれた画面だったり、モニターのまわりに装飾さとして取り付けられていたり。
こういうユーモアはハマるとホントに面白い!

・市村 伯子 MAJEIRA - 夜の手 @DAZZLE(11/8〜11/20)
http://gallery-dazzle.com/exhbt/yr_05/051108.htm
市村さんご自身によるテキスト「夜の手」を基にした、暗めの照明に屏風のように組まれたパネルなどが置かれたインスタレーション。
無彩色で、そのなかに言葉が書いてあったり女性の写真がプリントされていたり。
それらの「黒」からは引き込まれるような雰囲気が漂っていて、なんとも幻想的なイメージが喚起されます。

・落合浩子展 @柴田悦子画廊(11/11〜11/19)
http://www.shibataetsuko.com/
ふわっとした風合いで描かれる、女性の横向き、あるいは正面の肖像画。
落ち着いた色彩で描かれていて、それぞれの女性の静かな表情が印象的です。

・野澤 義宣 展 @K’s Gallery(11/18〜11/30)
http://ks-g.cool.ne.jp/ex05-11-18.html
いろんな大きさの黒のパネル。パネル自体が薄く彫られていたりして、それらが真っ黒に彩色されている作品がちいさなギャラリーに展示されていて、作品1点1点の黒の魅力に加え、全体で眺めたときの作品の黒と壁の白のコントラストがユニーク。

・山本靖久展 @ギャラリーアートもりもと(11/18〜11/26)
http://www.artmorimoto.com/
カゼインという、牛乳から抽出されるタンパク質を使用したテンペラ画。
油絵とも岩絵の具ともちがう、独特な風合いに個性を感じ、カラフルでやわらかな風景画や静物画が心に残ります。
山本さんから伺った絵の具へのこだわりも興味深かったです。

・高松ヨク 展 @ギャラリー椿GT2(11/14〜11/19)
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2005/051114gt.htm
ちょっと信じられないくらいに透明感のあるアクリル画。
いっそう幻想的な感じに拍車がかかっていて、かなりの見応え。

・Kendai Exhibition @アートスペース羅針盤(11/14〜11/19)
http://rashin.drawing.jp/ex/2005/1114/index.html
徹底されたドット画。
一見出力かな、と思ってしまうほどにデジタルな感触でしたが、これらの点がかなりの時間をかけて描かれているということを伺って心から感服。
より細かいドットで描かれた抽象風景がよかったです。

・遠藤麻木子 展 @galleria grafica bis(11/14〜11/19)
http://www2.big.or.jp/%7Eadel/grafica.html
まず、正面の壁に展示されていた海岸に寄せる波と向こうに灯る月が描かれた大作にぐっときます。
小品はすべて、箱のなかに丸い画面に描かれた絵が収まっていて、箱に開けられた丸い窓から絵が見えるという作品。この丸は満月をイメージしたものとのことで。
月や波などがモチーフとなっているなかで、木のシルエットが描かれたものが特に印象的でした。

・吉敷麻里亜 個展 @青樺画廊(11/14〜11/19)
http://jam.cool.ne.jp/key-seika/
岩絵の具の作品。
ちょっとセピアがかったような甘い黄色が印象的な女の子の絵。
青い林が横に広く描かれ、上下の白い画面に達筆なテキストが入った作品。
たくさんの蝶が青いシルエットで重なる屏風画。
女の子の絵は可愛い感じで、続く2点は透明感のある青から感じる静謐感が印象的。
それぞれ違う個性的な風合いに嬉しい戸惑いがありました。

・アニッシュ・カプーア「JAPANESE MIRRORS」 @SCAI THE BATHHOUSE(11/18〜12/22)
http://www.scaithebathhouse.com/main/03exhibition/data/JAPANESEMIRRORS/ja.html
巨大な漆塗りの器が壁に展示されていて、そこに映り込む自分の歪んだ姿がとにかく面白い。
また、会場中央にあった作品、金属の筒が回転していて、そのなかに大きな窪みがあるのですが、これが色が付けられた水と聞いてびっくり。

・Carl Baratta 展 @Gallery J2(11/15〜11/20)
http://www.g-j2.com/2005/exhibition/november.html
I like them!

以下はあらためて。
・YANG Xiomin Exhibition @香染美術(11/18)(11/11〜11/26)
http://www.kouzome.com/news.html
・FOOD EXHIBITION @表参道画廊(11/14〜11/19)
http://omotesando-garo.com/link.05/food.html
・海老原信幸展 @ギャラリー小野(11/4〜11/19)
・BEFORE START 0→1(0から1へ) @OギャラリーUP・S(11/14〜11/20)
http://www4.big.or.jp/%7Eogallery/Pages/ryakureki/before.html
・大島真由美 個展「景色」 @アートギャラリー環1F(11/14〜11/26)
・川又聡・松岡歩 日本画展 @アートギャラリー環2F(11/14〜11/26)
http://www.art-kan.co.jp/frame/tenran/ten_f.htm
・酒井一 日本画展 −身近な自然− @上野松坂屋南館7階 美術画廊(11/16〜11/22)
http://www.matsuzakaya.co.jp/ueno/garou/ueno_ga.shtml

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