日根野 裕美 展(11/10)
2005年11月16日 アート新生堂にて。(11/9〜11/19)
http://www.gaden.jp/shinseido/2005/051109.html
ソロでこそ発揮される個性。
今年の春のスルガ台画廊でのに続いての、日根野さんの個展です。
その間、夏のC-DEPOT展、先日の「波濤の会」展でも日根野さんの作品を拝見しましたが、そのとき出展されていたものもあらためて今回の展示で拝見することができます。
・・・実は、上記に挙げたふたつの展示では、作品こそ日根野さんのだとわかるのですが、その個性はほかの強い個性の作品に「埋もれて」しまっている感じで、それほど印象に残らなかったんです。。。
だからこそ、今回の展示は貴重で、嬉しいんです。
日根野さんの作品は、あお、あか、きいろ、みどりなど、それぞれの作品がおおむねひとつの色彩で統一されているような感じで、しかもその印象は淡い...。
その「淡さ」こそが日根野さんのすばらしいところで、こうやって日根野さんの作品だけの展示になると、さまざまな色彩に溢れていながらもそれぞれがやわらかくハーモニーを奏でるように調和しあった空間になっているように思えます。
・・・そういった色彩で描かれているもの。
女の子の静かな表情。
さまざまな模様のつりびな。
ふわっと立体感が付けられた、花々。
どれもていねいに、細かいところまでしっかりと描かれていますが、それでも全体のやわらかさを損なっていないのは、考えてみると不思議です。。。
今回は、あらためて拝見したものではC-DEPOTに出展されていた黄色の画面にふたりの女の子が描かれている作品がとくに印象的です。
前回拝見したときはそれほど大きさを感じなかったのですが、あらためて観てみて、きいろというよりレモン色、爽やかさすら感じる色彩が画面いっぱいに広がっていて、おもいっきりこの作品に対するイメージが覆されてしまいました。
また、初見の作品では、2点出展されている「青」の作品の色彩に驚きました。一方はDMにも使用されています。
もちろんやわらかく広がっている印象なのですが、これらの作品の「青」からはつよい清々しさ、敢えていえば他の作品は秋の夕暮れといった感触なのが、この「青」からは冬の朝のような張り詰めた清々しさも感じられます。
この空間、もっとたくさんの、特に日根野さんと同世代の方々に感じてほしいです。
http://www.gaden.jp/shinseido/2005/051109.html
ソロでこそ発揮される個性。
今年の春のスルガ台画廊でのに続いての、日根野さんの個展です。
その間、夏のC-DEPOT展、先日の「波濤の会」展でも日根野さんの作品を拝見しましたが、そのとき出展されていたものもあらためて今回の展示で拝見することができます。
・・・実は、上記に挙げたふたつの展示では、作品こそ日根野さんのだとわかるのですが、その個性はほかの強い個性の作品に「埋もれて」しまっている感じで、それほど印象に残らなかったんです。。。
だからこそ、今回の展示は貴重で、嬉しいんです。
日根野さんの作品は、あお、あか、きいろ、みどりなど、それぞれの作品がおおむねひとつの色彩で統一されているような感じで、しかもその印象は淡い...。
その「淡さ」こそが日根野さんのすばらしいところで、こうやって日根野さんの作品だけの展示になると、さまざまな色彩に溢れていながらもそれぞれがやわらかくハーモニーを奏でるように調和しあった空間になっているように思えます。
・・・そういった色彩で描かれているもの。
女の子の静かな表情。
さまざまな模様のつりびな。
ふわっと立体感が付けられた、花々。
どれもていねいに、細かいところまでしっかりと描かれていますが、それでも全体のやわらかさを損なっていないのは、考えてみると不思議です。。。
今回は、あらためて拝見したものではC-DEPOTに出展されていた黄色の画面にふたりの女の子が描かれている作品がとくに印象的です。
前回拝見したときはそれほど大きさを感じなかったのですが、あらためて観てみて、きいろというよりレモン色、爽やかさすら感じる色彩が画面いっぱいに広がっていて、おもいっきりこの作品に対するイメージが覆されてしまいました。
また、初見の作品では、2点出展されている「青」の作品の色彩に驚きました。一方はDMにも使用されています。
もちろんやわらかく広がっている印象なのですが、これらの作品の「青」からはつよい清々しさ、敢えていえば他の作品は秋の夕暮れといった感触なのが、この「青」からは冬の朝のような張り詰めた清々しさも感じられます。
この空間、もっとたくさんの、特に日根野さんと同世代の方々に感じてほしいです。
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