川本淑子 日本画展 ―のんき―(11/4、11/5)
2005年11月10日 アート コメント (1)
福原画廊にて。(11/4〜11/12)
うさぎ、りす、ハムスター、やぎ、仔牛.....
無垢な表情の動物たちが集まった、ちいさな牧場にいるような、そんな和みの空間。
川本さんも続けて拝見している作家のひとり。
今年2回目の個展が福原画廊というちいさなスペースで行われるというのを知って、ずっと楽しみにしてました。
さまざまな大きさの画面に、ほぼ実物と同じ大きさで描かれた動物たち。
川本さんの作品の特徴のひとつでもある、風合いが異なる凹凸感がそれぞれの画面の下地に施され、そこに淡い色彩の背景がふわっとひろがっていて。
そこに、繊細な黒の稜線と若干淡い感じの色彩とで、動物たちが誠実にていねいに、ひとつひとつに優しく生命を吹き込むように描かれています。
全体のやわらかな色彩からは、靄がかかった明け方の牧場のさわやかさをイメージさせてくれます。
そのなかにいる、息吹く命の力強さ。とくにいきいきとした目が、強く印象に残ります
そういったなかで、今回のDMに使用されたやぎの絵はちょっと趣が違っています。
大きな画面で、背景には金の箔が用いられています。
しかし・・・たしかにほかの作品と違う背景なだけに展示されている作品のなかでもっともインパクトがありますが、これだけ大胆に金箔が使用されているのに派手な印象ではなく、体を横たわらせて藁を食むやぎのゆったりとした感じが心地いいです。
そして、やはり箔の力も発揮されて、このやぎが神々しく見えてきます。。。
一点だけ鷲の絵があって、この空間にぴりっとアクセントをつける鷲の凛とした表情も印象的です。
川本さん、ゆるやかに世界を広げていっている感じがします。。。
うさぎ、りす、ハムスター、やぎ、仔牛.....
無垢な表情の動物たちが集まった、ちいさな牧場にいるような、そんな和みの空間。
川本さんも続けて拝見している作家のひとり。
今年2回目の個展が福原画廊というちいさなスペースで行われるというのを知って、ずっと楽しみにしてました。
さまざまな大きさの画面に、ほぼ実物と同じ大きさで描かれた動物たち。
川本さんの作品の特徴のひとつでもある、風合いが異なる凹凸感がそれぞれの画面の下地に施され、そこに淡い色彩の背景がふわっとひろがっていて。
そこに、繊細な黒の稜線と若干淡い感じの色彩とで、動物たちが誠実にていねいに、ひとつひとつに優しく生命を吹き込むように描かれています。
全体のやわらかな色彩からは、靄がかかった明け方の牧場のさわやかさをイメージさせてくれます。
そのなかにいる、息吹く命の力強さ。とくにいきいきとした目が、強く印象に残ります
そういったなかで、今回のDMに使用されたやぎの絵はちょっと趣が違っています。
大きな画面で、背景には金の箔が用いられています。
しかし・・・たしかにほかの作品と違う背景なだけに展示されている作品のなかでもっともインパクトがありますが、これだけ大胆に金箔が使用されているのに派手な印象ではなく、体を横たわらせて藁を食むやぎのゆったりとした感じが心地いいです。
そして、やはり箔の力も発揮されて、このやぎが神々しく見えてきます。。。
一点だけ鷲の絵があって、この空間にぴりっとアクセントをつける鷲の凛とした表情も印象的です。
川本さん、ゆるやかに世界を広げていっている感じがします。。。
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