・東京藝術大学日本画第一研究室発表展 @東京藝術大学大学美術館陳列館+正木記念館(10/26〜10/30)
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2005/nihonga/nihonga_ja.htm
タイトル通り、芸大日本画の方々の展示。
大学で制作できることと展示会場が充分な広さをもっていることもあって、力が入った大作が多く展示されていて見応えがありました。
抽象も多く、それらのほとんどがかなり動的な感じだったのも印象的です。
特に印象に残った作家は、まず大沢拓也さん。陳列館入り口すぐにあった作品は鉄板が連結されたかなりの大作。そして正木記念館にあった襖絵は、人や街の風景などのさまざまなシルエットがいくつかのグレーで重なる世に描かれていてアーバンな質感、不思議な奥行感がたいへん深い感じで。
中村恭子さん。植物を題材にした紙本彩色の作品が2点。
ひとつはベージュの色彩のなかに数枚の蓮の葉が描かれ、さらにそこに幾何学的な直線・図形が重ねられるように描かれていて伝統的なものと未来的なものとの共存がかっこいい作品。
もうひとつが、胡粉や墨などで使用される色の数こそ少ないですが、細かい点とふわりと広がる薄い色彩との組み合わせで植物や蛾が描かれ、なんとも幽玄的で。そしてその細かさにも感動。
他に先日個展でも拝見したアダム・ブースさん、異様な力強さの金子朋樹さん、屏風がいっぱい立てられて見ているといろんなものが見つかって嬉しい大島真由美さん、広がる青が清々しくも深遠な藤木奈緒さんなど。
なかには今年修了する方もいて、修了展が楽しみです。

・表層の内側? 東京-大邱 @gallery J2(10/25〜10/30)
http://www.g-j2.com/2005/artist/nikkan/text2.html
東京芸大と大邱の大学、それぞれの大学で油彩を学ぶ人同士が作品を送りあって、送られてきた作品からインスパイアされたものを送り返してできた作品を順に並べている展示。
いくつかの組み合わせでは完全に相容れない感じのものもあったりして、素で笑ってしまうのもいくつか...。
芸大のほうで行われていた展示は見ることができず残念でした。

・第14回奨学生美術展 @佐藤美術館(10/5〜11/20)
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/index.html
やはり石居さんの作品はすごいなぁ、と。。それ意外では印象的な作品はなく...。

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