αMプロジェクト2005/vol.4/鈴木明×山田正好展「東のすみか西のひと ライフ・リ・リサイクル」(10/22)
art space kimura ASK?にて。(10/17〜10/29)
http://www.musabi.ac.jp/ampj/2005/04suzuyama/index.htm

インスタレーションは、第一印象も大事。

ギャラリーのドアを開けて、まずびっくり!
新聞の束が積み上げられてちいさな家みたいなものが建てられていて、「えぇっ!?」みたいな感じで。
そのドーム状の建物を前に暫しボーゼン(笑)。

もちろん中に入れるようになっていて、ギャラリーの方にも声をかけていただいて、ではではと入ってみたら・・・薄暗いドームの中には積み上がる新聞の束の隙き間から照明が入り込んで案外明るい。
そしてもう一つ嬉しいのが、中にも小さな絵(写真、あるいはプリントかと)がいっぱいあって、それを小さいスペースの中で身体を屈めながら観るのもけっこう楽しくて、また居心地もよく、それでもあまり長居していると次に入ってくる人もいるかも知れないので早々に移動...ふたつのドームが中で繋がっていて、穴を通って隣のドームへ行き、そのまま出口へ。
何か動くものがあるわけではないのですが、こういう空間はけっこう楽しいです。

外には(ってギャラリーの中なのですが)、隅の方にこれまた新聞の束でできたソファ(イス、といってしまうのは惜しい)があってそれに腰かけ、焼き菓子をお茶をいただいたのですが、このソファがまた居心地よくて、なんかもう自分でも「どうなのこれ?(笑)」と自問自答してしまうほどに落ち着いてしまいました。
モニターには、さまざまな場所で同じように新聞のドームが作られている映像が流れさていて、子供達が嬉々として作っているのが実に楽しそうなのが印象に残ってます。

ギャラリーの至る所に、奇妙な形をしたオブジェ。
針金に皮を巻き付けた、手足の長い人の形をしたものが壁を伝ってたり例の新聞のドームを登ってたり。
その姿はなかなか表情があって、眺めていてもけっこう飽きないもので。。。

前者の新聞のドームが鈴木明さんの作品、後者の人形が山田正好さんの作品。
それぞれ新聞と皮、無機的な質感と色彩とでお互い違和感がぜんぜんなくて、かなりユニークな雰囲気でした。

決して第一印象だけじゃない面白さ・・・!

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