第2回 求美の会 絵画展(10/7、10/9)
2005年10月9日 アート
池袋東武6F美術画廊にて。(10/6〜10/12)
http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/event.php?kaijyo_kbn=2&sj_no=1358
デパート主催の若手作家を紹介する企画で、今年は阿部千鶴さん、高橋浩規さん、瀧下和之さんの3人の作品が展示されてます。
今回、ようやくまとめて作品を拝見する機会を得ることができた高橋浩規さん。
これまでの印象通りの画面表面がかなりフラットな日本画で、女性の肖像画が1点ある以外は花の絵と風景画。
岩絵の具の色彩の質感が特徴的で、いわゆる「渋さ」が少なく、すっと広がるような明るさがあり、観ていると静かな爽快感が伝わってくるように思えます。
その色彩の中でも、僕の中では同じ池袋東武で先日行われた昆虫絵画展で拝見した蛍の作品の透明感のある「青」が心に残っていたのですが、今回拝見して、「青」の美しさは言うまでもないのですが、それ以上に高橋さんの「赤」に強く惹かれました。
その「赤」が素晴らしかった作品は、「富士山」と「ほおずき」。ほおずきの方はそのものの色彩を丁寧に表現した作品。そして富士山、こちらは夕焼けで真っ赤に染まっている様子がとにかく美しくて、透明感があって...こんなに透明感のある「赤」はちょっと記憶にないなぁ、と。。。
僕にとってはすでにおなじみの瀧下和之さんの鬼たち。
今回もユーモアたっぷりに、むしろさらにその度合いが増したような鬼たちのやんちゃさは相変わらずの楽しさ。
ツボだったのが、ひとつの桃を真ん中に赤鬼と青鬼とがそれを巡ってお互いを気にするところや、金棒ではなく「大金棒」を鬼たちが数人で運んでいたり、宴のあと、犬も猿も一緒になってその辺にゴロ寝していたり...よくもまあ、と呆れるほどに楽しい気分にさせてくれます。
この「桃太郎図」シリーズも200を超えていて、全部画集か何かで観ることができたら面白いだろうな、とか、桃太郎はいつ出てくるんだろうか、とか、瀧下さんワールドのこれからが楽しみです。
初めて拝見する阿部千鶴さん。こちらはやわらかい色彩の岩絵の具の作品。
紫、緑、赤など、作品はそれぞれ統一感のあるひとつの色彩で描かれていて、柵や木、花があってそのなかに女の子が佇んでいたり横向きに立っていたり。
その女の子の表情が印象に残ります。
http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/event.php?kaijyo_kbn=2&sj_no=1358
デパート主催の若手作家を紹介する企画で、今年は阿部千鶴さん、高橋浩規さん、瀧下和之さんの3人の作品が展示されてます。
今回、ようやくまとめて作品を拝見する機会を得ることができた高橋浩規さん。
これまでの印象通りの画面表面がかなりフラットな日本画で、女性の肖像画が1点ある以外は花の絵と風景画。
岩絵の具の色彩の質感が特徴的で、いわゆる「渋さ」が少なく、すっと広がるような明るさがあり、観ていると静かな爽快感が伝わってくるように思えます。
その色彩の中でも、僕の中では同じ池袋東武で先日行われた昆虫絵画展で拝見した蛍の作品の透明感のある「青」が心に残っていたのですが、今回拝見して、「青」の美しさは言うまでもないのですが、それ以上に高橋さんの「赤」に強く惹かれました。
その「赤」が素晴らしかった作品は、「富士山」と「ほおずき」。ほおずきの方はそのものの色彩を丁寧に表現した作品。そして富士山、こちらは夕焼けで真っ赤に染まっている様子がとにかく美しくて、透明感があって...こんなに透明感のある「赤」はちょっと記憶にないなぁ、と。。。
僕にとってはすでにおなじみの瀧下和之さんの鬼たち。
今回もユーモアたっぷりに、むしろさらにその度合いが増したような鬼たちのやんちゃさは相変わらずの楽しさ。
ツボだったのが、ひとつの桃を真ん中に赤鬼と青鬼とがそれを巡ってお互いを気にするところや、金棒ではなく「大金棒」を鬼たちが数人で運んでいたり、宴のあと、犬も猿も一緒になってその辺にゴロ寝していたり...よくもまあ、と呆れるほどに楽しい気分にさせてくれます。
この「桃太郎図」シリーズも200を超えていて、全部画集か何かで観ることができたら面白いだろうな、とか、桃太郎はいつ出てくるんだろうか、とか、瀧下さんワールドのこれからが楽しみです。
初めて拝見する阿部千鶴さん。こちらはやわらかい色彩の岩絵の具の作品。
紫、緑、赤など、作品はそれぞれ統一感のあるひとつの色彩で描かれていて、柵や木、花があってそのなかに女の子が佇んでいたり横向きに立っていたり。
その女の子の表情が印象に残ります。
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