橋爪彩‐behind the skirt‐(9/24)
2005年9月26日 アート
ギャラリー本城にて。(9/12〜9/30)
http://www.galleryhonjoh.com/htm/jp/hashizume.htm
今回の個展は6月のASK?での展示からたったの3ヶ月しか経ってないのですが、画廊の方のお話によると、実はこちらの方が先に決まっていたとのこと。
展示タイトルは「‐behind the skirt‐」・・・“スカートの影”。
ベッドの上に立つピンヒールを履いた足、黒テープを巻いてヒールを履いた足など、ちょっとシュールなシチュエーションの絵。
足元がフォーカスされた作品が多かったですが、なかには顔や肩口を描いたもの、またはクッキーが詰められたヒールだけが描かれているものも。
いずれにしても、どの作品も超写実というか、相当なリアリズムで表現されていて、そのせいかフェミニンな雰囲気が強烈に放たれているように感じられます。
そしてそれは、表面が平らに(例えばキャンバスだと布の折り目の凹凸があったり、板には木目があったり)加工されているところからも由来しているようで...平面に閉じ込められた感じというか...。そういう画面に乗る油絵具が照明の光を反射する湿った感触も艶かしく感じられます。
ASK?で展示されていた作品も数点、昨年のシェル美術賞展での入賞作品も展示されてました。
橋爪さんの作品をこれまでとは違う雰囲気の場所であらためて拝見してみて、作品から直接受ける印象こそ違わないものの、その作品を味わう気分にはずいぶんと差があるように感じられました。
ASK?や代官山ヒルサイドフォーラムは壁も真っ白でかなり無機質というか、現代アート的な質感を伴った雰囲気なのに対し、ギャラリー本城はどこかのお家にお邪魔したようなアットホームな感じと、僕が男だから余計に強く感じてしまうのかも知れませんが、たいへん女性的な空間という印象があって、そういった場所で拝見する橋爪さんの作品は、ただでさえ強烈な女性的なものを感じさせるモチーフが描かれているのに更にその妖婉さが増幅されているように思えて。。。
また、油彩の作品の中に、展示されているものでは入口すぐの場所に一点だけ版画作品があって、こちらは油彩と版画という以上に違った感じ。生々しさは弱まっているものの、描かれるシーンになにか奥深いッものがたちがあるような...。
これからまた新たな世界を展開していかれるような気がして、楽しみです。
http://www.galleryhonjoh.com/htm/jp/hashizume.htm
今回の個展は6月のASK?での展示からたったの3ヶ月しか経ってないのですが、画廊の方のお話によると、実はこちらの方が先に決まっていたとのこと。
展示タイトルは「‐behind the skirt‐」・・・“スカートの影”。
ベッドの上に立つピンヒールを履いた足、黒テープを巻いてヒールを履いた足など、ちょっとシュールなシチュエーションの絵。
足元がフォーカスされた作品が多かったですが、なかには顔や肩口を描いたもの、またはクッキーが詰められたヒールだけが描かれているものも。
いずれにしても、どの作品も超写実というか、相当なリアリズムで表現されていて、そのせいかフェミニンな雰囲気が強烈に放たれているように感じられます。
そしてそれは、表面が平らに(例えばキャンバスだと布の折り目の凹凸があったり、板には木目があったり)加工されているところからも由来しているようで...平面に閉じ込められた感じというか...。そういう画面に乗る油絵具が照明の光を反射する湿った感触も艶かしく感じられます。
ASK?で展示されていた作品も数点、昨年のシェル美術賞展での入賞作品も展示されてました。
橋爪さんの作品をこれまでとは違う雰囲気の場所であらためて拝見してみて、作品から直接受ける印象こそ違わないものの、その作品を味わう気分にはずいぶんと差があるように感じられました。
ASK?や代官山ヒルサイドフォーラムは壁も真っ白でかなり無機質というか、現代アート的な質感を伴った雰囲気なのに対し、ギャラリー本城はどこかのお家にお邪魔したようなアットホームな感じと、僕が男だから余計に強く感じてしまうのかも知れませんが、たいへん女性的な空間という印象があって、そういった場所で拝見する橋爪さんの作品は、ただでさえ強烈な女性的なものを感じさせるモチーフが描かれているのに更にその妖婉さが増幅されているように思えて。。。
また、油彩の作品の中に、展示されているものでは入口すぐの場所に一点だけ版画作品があって、こちらは油彩と版画という以上に違った感じ。生々しさは弱まっているものの、描かれるシーンになにか奥深いッものがたちがあるような...。
これからまた新たな世界を展開していかれるような気がして、楽しみです。
コメント