コジマユウジ+TAKE「カラマル」(8/28)
2005年9月1日 アート
オーパ・ギャラリーにて。(8/26〜8/31)
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20050826.htm
小さなスペースでの展示は、その小ささを活かすとホントに素敵な空間に。
コジマユウジさんとTAKEさん、この2人のイラストレーターのユーモア溢れるコラボレーション。
タイトルの「カラマル」・・・「絡まる」という言葉の通り、それぞれの作品で2人の個性が絡み合ってました。
コジマさんのキャラクターは真っ白の紙にケレン味のない線で描かれていて、四角い顔、一筆書きの曲線の体。ふたつの点の目、横棒一本の口。
TAKEさんのは弱冠黄味がかった紙が使用され、まるい顔、角張った線のからだ、縦の線で表現される目。また線には濃淡2つのグレーが陰のようについています。
まず、両面の壁に、コジマさんとTAKEさんそれぞれが5つずつ出したテーマで描かれた絵。
コジマさんは「うちがわそとがわ」「はみでる」「ねっこ」「しんじる」「つづき」。
TAKEさんは「ことばなくば」「なくして」「穢れなく」「種」「やさしみ」。
どちらも曖昧でどんな解釈をも受け入れるテーマですが、それぞれのテーマでコジマさんもTAKEさんも、安易でも奇を衒ってもいない実に「ふつう」な解釈で描いていて、同じタイトルがついていることで並ぶ2つの作品がどこか意味が繋がっているように思えたのも面白かったです。
両側の壁の奥の位置には、同じ画面に2人のキャラクターが登場!
コジマさんが先の作品ではお互いのキャラクターは対角にいて、TAKEさんが先のほうでは真ん中にかぶさるように。この違いもなかなかの味わい。
そして奥の壁には、中央にポスター、その両側にちいさな2コママンガ風のイラスト。
このイラストもどちらかが先に描いて、後から描く人がオチをつけるように描き加える、というコラボレーション。
こちらも共通テーマのと同じく、身の丈に合ったというか、自然体な内容になっていたのが印象的で。
近い感性とスタイルを持ったアーティスト同士によるコラボレートはその行為自体がスリリング、というイメージ。丁々発止というか...。
しかし、今回は出来上がってきた作品を観ると、もうなんともいえないほっこりした優しい気分になれました。
お二人の作品は今後もお目にかかれる機会があるようなので(TAKEさんは現在代官山のARTS RUSHでの企画に参加、また年末にはふたたびオーパ・ギャラリーで個展。コジマさんはデザインフェスタや谷中芸工展に参加、冬には個展の予定もあるそうです)、それぞれ楽しみにしつつ、またこういう企画もやってほしいなぁ、と。
帰り際にいただいたお礼のカードも、お互いのキャラクターがよい顔をしていていい感じなんです。。。
http://www.geocities.jp/opa_gs/html/event20050826.htm
小さなスペースでの展示は、その小ささを活かすとホントに素敵な空間に。
コジマユウジさんとTAKEさん、この2人のイラストレーターのユーモア溢れるコラボレーション。
タイトルの「カラマル」・・・「絡まる」という言葉の通り、それぞれの作品で2人の個性が絡み合ってました。
コジマさんのキャラクターは真っ白の紙にケレン味のない線で描かれていて、四角い顔、一筆書きの曲線の体。ふたつの点の目、横棒一本の口。
TAKEさんのは弱冠黄味がかった紙が使用され、まるい顔、角張った線のからだ、縦の線で表現される目。また線には濃淡2つのグレーが陰のようについています。
まず、両面の壁に、コジマさんとTAKEさんそれぞれが5つずつ出したテーマで描かれた絵。
コジマさんは「うちがわそとがわ」「はみでる」「ねっこ」「しんじる」「つづき」。
TAKEさんは「ことばなくば」「なくして」「穢れなく」「種」「やさしみ」。
どちらも曖昧でどんな解釈をも受け入れるテーマですが、それぞれのテーマでコジマさんもTAKEさんも、安易でも奇を衒ってもいない実に「ふつう」な解釈で描いていて、同じタイトルがついていることで並ぶ2つの作品がどこか意味が繋がっているように思えたのも面白かったです。
両側の壁の奥の位置には、同じ画面に2人のキャラクターが登場!
コジマさんが先の作品ではお互いのキャラクターは対角にいて、TAKEさんが先のほうでは真ん中にかぶさるように。この違いもなかなかの味わい。
そして奥の壁には、中央にポスター、その両側にちいさな2コママンガ風のイラスト。
このイラストもどちらかが先に描いて、後から描く人がオチをつけるように描き加える、というコラボレーション。
こちらも共通テーマのと同じく、身の丈に合ったというか、自然体な内容になっていたのが印象的で。
近い感性とスタイルを持ったアーティスト同士によるコラボレートはその行為自体がスリリング、というイメージ。丁々発止というか...。
しかし、今回は出来上がってきた作品を観ると、もうなんともいえないほっこりした優しい気分になれました。
お二人の作品は今後もお目にかかれる機会があるようなので(TAKEさんは現在代官山のARTS RUSHでの企画に参加、また年末にはふたたびオーパ・ギャラリーで個展。コジマさんはデザインフェスタや谷中芸工展に参加、冬には個展の予定もあるそうです)、それぞれ楽しみにしつつ、またこういう企画もやってほしいなぁ、と。
帰り際にいただいたお礼のカードも、お互いのキャラクターがよい顔をしていていい感じなんです。。。
コメント