アトラス展(8/27)
2005年8月29日 アートスルガ台画廊にて。(8/22〜8/27)
ずっと気になってた作家が参加するグループ展。
まず小林英且さん。
昨年「やぶのなか展」で拝見して以来ずっと忘れることができなくて、今回あらためて観られるのを楽しみにしてました。
「やぶのなか」でも拝見した作品とおそらく同じものも展示されていて、てっきり岩絵の具の作品と記憶していたのが実は洋絵具による作品。
丁寧に型付けられた画面表面の凹凸。特に女性の髪は流れるように表現されていて、この辺りの印象は日本画的・・・岩絵の具による表現に近い感じもしつつ、確かに洋画的な色彩の艶も。
すべてに女性の肖像が描かれていて、加えてそこに例えば古代魚や紅葉する樹が背景に取り込まれていて、それがそれぞれの物語性を増す効果を与えているようでもあって・・・とにかくじっくりと絵の世界を堪能したくなる、そんな作品でした。
残念ながら小林さんとはタイミングがあわずにお目にかかることができなかったのが残念で。。。
おそらく女性の肖像を描くことに大事なこだわりがあるように感じたのですが、風景画や他の題材による作品もぜひ拝見してみたいです。
もうひとり、松村浩之さん。
こちらは一度目にしたら忘れられない大変個性的な人物画で、これまでちょくちょく拝見する機会があり、だんだんと擦り込まれるように心の中に残っていって...まとめて拝見する機会は初めてだったので、こちらも楽しみで。
比較的小さな作品と大きな作品を取り混ぜて展示されていて、暗くて重い色彩で描かれる男たち・・・スキンヘッド、がっちりとした体躯、太い腕と頭より大きい分厚い手のひら、何かに思い悩んでいるような憂いを帯びているのに奇妙にコミカルな表情...皆一様にこういった感じで、ずーんと心に沈み込むような感触があります。
松村さんとはいろいろとお話しできて、男たちが体全体で表現する味のある表情は、例えば映画などでの印象的なシーンや、話している相手の仕草などにヒントを得ている、というのを伺えたのが印象的でした。
個展でもぜひ拝見してみたいです。
ずっと気になってた作家が参加するグループ展。
まず小林英且さん。
昨年「やぶのなか展」で拝見して以来ずっと忘れることができなくて、今回あらためて観られるのを楽しみにしてました。
「やぶのなか」でも拝見した作品とおそらく同じものも展示されていて、てっきり岩絵の具の作品と記憶していたのが実は洋絵具による作品。
丁寧に型付けられた画面表面の凹凸。特に女性の髪は流れるように表現されていて、この辺りの印象は日本画的・・・岩絵の具による表現に近い感じもしつつ、確かに洋画的な色彩の艶も。
すべてに女性の肖像が描かれていて、加えてそこに例えば古代魚や紅葉する樹が背景に取り込まれていて、それがそれぞれの物語性を増す効果を与えているようでもあって・・・とにかくじっくりと絵の世界を堪能したくなる、そんな作品でした。
残念ながら小林さんとはタイミングがあわずにお目にかかることができなかったのが残念で。。。
おそらく女性の肖像を描くことに大事なこだわりがあるように感じたのですが、風景画や他の題材による作品もぜひ拝見してみたいです。
もうひとり、松村浩之さん。
こちらは一度目にしたら忘れられない大変個性的な人物画で、これまでちょくちょく拝見する機会があり、だんだんと擦り込まれるように心の中に残っていって...まとめて拝見する機会は初めてだったので、こちらも楽しみで。
比較的小さな作品と大きな作品を取り混ぜて展示されていて、暗くて重い色彩で描かれる男たち・・・スキンヘッド、がっちりとした体躯、太い腕と頭より大きい分厚い手のひら、何かに思い悩んでいるような憂いを帯びているのに奇妙にコミカルな表情...皆一様にこういった感じで、ずーんと心に沈み込むような感触があります。
松村さんとはいろいろとお話しできて、男たちが体全体で表現する味のある表情は、例えば映画などでの印象的なシーンや、話している相手の仕草などにヒントを得ている、というのを伺えたのが印象的でした。
個展でもぜひ拝見してみたいです。
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