晩夏 〜光と蔭 展〜(8/13)
ARTS RUSHにて。(8/3〜8/15)
http://www.artsrush.jp/

野谷美佐緒さんの作品が展示される企画ということで初めて伺ったショップ兼ギャラリー。
辿り着くまでにずいぶん手間がかかってしまいましたが(汗)、代官山の裏通りの入り組んだところにある隠れ家みたいなところで、知ってるとちょっと嬉しくなるようなお店でした。

ちいさなスペース。壁が黒なので、野谷さんのアクリル板の作品もこれまで拝見した時とはまた違った味わいで。ポップなグラフィックがいつになく深い印象でした。

この展示はギャラリーのプロデュースによるもので、ほかにもいろんな作品がいっぱい。
なかでも印象的だったのが、川口喜久雄さんと永瀬哲治さん。

川口さんは、金属板で製作されたシルエットオブジェ。
これが、もう、ホントに素敵なんです。
透明アクリルのキューブのなかに、垂直に立つシルエットと、底にも短い影。
閉じた傘を持って街灯のそばに佇む女性や、テレビカメラなど。
たいへん小さな作品なのですが、実に細かいところまで丁寧に再現されていて、その仕事の丁寧さに感動。。。
金属板を腐食させるという手法でここまで細かい作業ができるとのこと。
立体作品ながら、シルエットということもあって平面的な質感で、ホントに素晴らしい作品でした。
川口喜久雄さんのHP「シルエット工場」:http://neji.com/kikuo/

永瀬さんは、和紙に水彩で描かれた作品。
渋いです。
ただ、おそらく墨ではなく水彩絵の具が使われているためか、「和」の質感のなかに現代的なものも潜んでいるようで、深くて新しい、独特な感じでした。
永瀬哲治さんのHP「逍遥遊」:http://nagase.jmfi.com/

タイトルの「光と蔭」というのにも納得の展示でした。

コメント

nophoto
シルエット工場
2005年12月3日13:37

はじめまして。

先日発売された白倉由美 小説「しっぽでごめんね」(角川書店 )の表紙に
シルエットオブジェ使われています。
↓「Webカドカワ」にある「しっぽでごめんね」紹介ページ
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200508000122

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