銀座OS画廊にて。(7/29〜8/4)
http://www.ginza-os.com/

多摩美大日本画の4年生4名によるグループ展。

岩絵具や箔の質感が印象的な作品をひとつひとつ観ていく中で、普段絵を観るときと違う感覚に引っ掛かってくる作品が。。。
タイトルは「また引き分け」。
うつむきがちの女性が歩く姿、その女性に首にはマフラー、色は青と赤...。
その横には「日本平裏」という作品。さらにその横、「wind味sta」。
ちょっと待て、「味」って...。
この作品を描かれた木内祐子さんにお話を伺うと、案の定東京サポ!
なんかこういう形で同じチームを応援する人に出会えたのが妙に嬉しくて、しばし東京の話で盛り上がった次第(笑)。

この絵のインパクトが強くて他の作品の印象が弱まってしまい、あらためてしっかり観ておきたいと思い、翌日曜日もお邪魔しました。

あらためて観てみて、特に印象的だったのは西野入礼さんの作品。
抽象なのですが、深い赤と黒が混ざりあうような作品や、おそらく木の幹をモチーフに明るい色や箔を多用した作品、呑まれるような力強さを感じました。
木内さんの他の作品、こちらもさまざまな色を使って、西野入さんとは違う(第一印象は色彩のバランスが近い感じがして、西野入さんの木の幹の作品は木内さんのと思ってしまいました)流れるような感触で。
人物をモチーフにした作品が多かった小林三夏さん、ちょっと暗めの色彩で描かれた、憂いを帯びた表情が印象的でした。
岩井尚子さんは真っ当な植物画。そのオーソドックスさからは何となく観ていて落ち着きます。

もちろん、物足りないなぁ、と感じる部分もあります。
でも、ここから始まってこれからもっと面白い世界を魅せてくれれば、と。

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