工藤麻紀子展(7/30)
OMIO KOYAMA GALLERYにて。(7/30〜9/3)現在開催中!
http://www.tomiokoyamagallery.com/kako_show/050730.html

なんだかわかんないけどすっごく面白いと思ったんです。
ええ、すっごく。

展示されていた作品は大小さまざまなものが10点前後だったかと。
そのなかで印象に残っている景色は・・・

大きな作品は、画面全体を支配する色彩があって、そのなかにさまざまなものが、その色彩に「呑まれる」ように描かれていたこと...。
描かれる女の子は細い稜線と大きな目がアニメっぽいなぁ、と思ったこと...。
金魚が飛んでいたこと。それは群れを成していて、バラバラにも並んで見えるようにも思えたこと...。
草むらのなかに鳥の羽が、刺さるように混じっていたこと...。
なんだかむちゃくちゃに無秩序で、ヤケにスケールが大きいなぁ、と圧倒されたこと...。

小さな作品は、秩序は少しだけ取り戻しているようで...。
でもそのかわりに、今度は見る者を呑むような、妙な深みを感じたこと...。

「・・・なんだ?これ...」
という第一印象に始まって、それから明るいブルーだったり鮮やかな赤だったり、そういう色彩と、いろんなものがいろんな縮尺でランダムに描かれて、でもそこにそれが描かれていること自体には何の違和感も感じない、けどすっごく不思議で妙に心に引っ掛かってくる、そしてどんどん絵の世界に引き寄せられて...なにか具体的な物語が思い浮かんだわけではないですが、あらぬ方向に広がるイメージを堪能しました。

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