葵の会(7/23)

2005年7月29日 アート
スルガ台画廊にて。(7/18〜7/23)

佐藤美術館での奨学生美術展で特別展示として出展されていた小木曽誠さんの作品があるということで行ってきました。
佐藤美術館では尋常でない写実表現による油彩の作品で、シュールな表現も含んでいながら「これがホントに絵か?」と見まがうほどだったのですが、こちらではシュールな表現は影をひそめつつ、写実に徹した作品で。
まず印象的だったのが、(ちょっと記憶が曖昧になってしまっていて申し訳ないのですが・・・)木をバックにした花瓶の絵。小木曽さんが描く木、木目が織り成す曲線は、写実でありながら、いやむしろ徹底的に写実だからこそのアブない艶のようなものを感じます。感服です。。。
小木曽さんの他の作品はヨーロッパの街並の絵。こちらも写実ながら、建物ということで直線で構成されるものが多くて、ずいぶん印象が違って意外な感じがしました。真面目な律儀さ、というか・・・。

他の方の作品もやはり相当のレベルで、短い時間ながら満足度の高い展示でした。
小木曽さんと同様に写実作品の安彦文平さん、花の絵が日本画のような雰囲気なのが印象的な安西大さん。
そして、この展示のなかではひとり趣が違っていて、デザイン的な作風が「いいなぁ」と感じる白河宗利さん。

それぞれ、個展でふたたびじっくりと拝見する機会を得たいものです。。。

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