ドレスデン国立美術館展(7/17)
国立西洋美術館にて。(6/28〜9/19)現在開催中!
http://www.nikkei-events.jp/dresden/

日曜日、連休の真ん中の日のお昼過ぎに見に行ったのですが、予想外に混んでてびっくり。。。
入口に行列こそ出来てませんでしたが、最初のコーナーからもう人、人、人。
・・・この展示ってそんなに注目されていたのかぁ、と。

最初の歴史的資料的な展示のコーナーはほとんど通り過ぎるだけで。
もっともその時点では混んでるけどまた後で観に来ればイイやなんて思ってたのですが、途中、地下に降りてからすぐあたりの磁器・陶器のあたりの通路が異様に狭く、両側のショウケースを観る人、その人越しに観てる人、通路を通る人、戻る人...ちょっと考えられないくらいの狭苦しさで、さすがにここをもう一度通る気にはなれず、結局前半部分はほとんど観てないです。
まあ、それほど後悔していないのですが。

しっかり観たのは絵画から。

よく知ってるわけではないのですが、やっぱりフェルメールはいいなぁ、と。。。
なんだかんだいってもその作品の力の前には頭を垂れるしかないです。
たったあれだけの女性の姿、仕草だけでいろんな物語が浮かんでくるようで...加えて印象に残ったのが、ガラス窓に映りこむ女性の姿までていねいに描かれているところで、そういった作品のなかの「上質な脇役」にも目を奪われました。

その他の油彩の作品はすらすらと観てしまったのですが、やはりこの時代の作品は忠実に描くことへの執念みたいのものが尋常ではないなぁ、とあらためて感じ入る次第。。。

で、この展示での僕にとってのハイライトは、ツィンクのペン画。
渓谷の風景を精緻に描いた2点。ペンで線画を描き、それに褐色インクでグラデュエーションが付けられています。
ぱっと眺めただけでも、他の油彩の「重たさ」から解放されたような心地よさがあってそれだけでもよい感じなのですが、じっくりと観てみるとたいへん細かい描写、渓谷のさまざまな場所に、人がいたり家があったり...多くの場面が織り込まれていて、それに気付いたときの驚嘆具合といったらもう。

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常設展示は例によって企画展の前に観たのですが、なにやら面白い企画をやってますね。
http://www.nmwa.go.jp/jp/html/event.html#fwc

《感想リンク》
http://kranz.paslog.jp/article/46282.html
http://pocketwarmer.blogzine.jp/movie/2005/07/post_05f7.html
http://mishima.main.jp/blog/archives/2005/06/post_203.html
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=296
http://blog.livedoor.jp/urayamaneko/archives/28175995.html
http://blog.goo.ne.jp/rarara_10/e/7d186e07806989e3239c04f0f835062c
http://oki304.blog.ocn.ne.jp/lily/2005/07/post_5204.html
http://blog.duogate.jp/pucci/entry/detail/?id=554510
http://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/924f71ec788ba72a6e1d0c83395cdf82

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