津田やよい展(7/16、7/18)
2005年7月22日 アート
ぎゃらりぃ朋にて。(7/11〜7/18)
こちらのギャラリーは僕にとって興味深い作家の作品が紹介されていることが多くて、展示替えの度にかならずお邪魔するようにしているのですが、今回の津田やよいさんもかなり強く印象に残りました。
油彩の作品が中心で、一部水彩の作品も(確かそうだったかと・・・)。
描かれているのは、男性の肖像、奈良の神社仏閣での部分描写(扉の金具など)、風景など。
題材が「和」ものが多いこともあってか、油彩(テンペラも使用されていたと思います)でありながら、大変「日本画」的な印象を受けます。
そういったなかで特に印象に残ったのは、ほおずきの絵と、ご自身の肖像画。
ほおずきの絵は、パネルに張られていない紙に描かれていて、全体的にセピア色がかったなかに、表面の繊維まで丁寧に描かれているほおずきが実に落ち着いた印象です。
自画像はかなりひねってあって...全体的にグレーのトーンで統一されたどこかの部屋の一角。そこに丸イス、無造作に置かれたガーター、床には先の尖った靴。台の上に鏡が置かれていて、そこにご自身の顔が映っている、というもの。
他に例を見ない独特の静謐...この作品の質感、世界観に、相当に持っていかれました。。。
岩絵具でもなく、洋画的な油彩でもなく・・・独特な質感。
こういう「手法」に個性を感じる作品に出会えるのはすごく嬉しく、その度にぐっときます。
また、これまでお目にかかった方の中で、文化財の修復や模写を学ばれる方々にもいろいろとお話を伺ってきて、そういった方々の多くが、日本画の技術を突き詰めていくなかで必要を感じてそういう方向に進まれる、と話されることが多くて印象に残っているのですが、津田さんの場合、使用する画材は西洋のものなので、専攻と実際に描くこととの関連性に大変興味を持ちました。
残念ながら会期中は四国の方にいらっしゃってたそうでお目にかかれなかったのですが...。
こちらのギャラリーは僕にとって興味深い作家の作品が紹介されていることが多くて、展示替えの度にかならずお邪魔するようにしているのですが、今回の津田やよいさんもかなり強く印象に残りました。
油彩の作品が中心で、一部水彩の作品も(確かそうだったかと・・・)。
描かれているのは、男性の肖像、奈良の神社仏閣での部分描写(扉の金具など)、風景など。
題材が「和」ものが多いこともあってか、油彩(テンペラも使用されていたと思います)でありながら、大変「日本画」的な印象を受けます。
そういったなかで特に印象に残ったのは、ほおずきの絵と、ご自身の肖像画。
ほおずきの絵は、パネルに張られていない紙に描かれていて、全体的にセピア色がかったなかに、表面の繊維まで丁寧に描かれているほおずきが実に落ち着いた印象です。
自画像はかなりひねってあって...全体的にグレーのトーンで統一されたどこかの部屋の一角。そこに丸イス、無造作に置かれたガーター、床には先の尖った靴。台の上に鏡が置かれていて、そこにご自身の顔が映っている、というもの。
他に例を見ない独特の静謐...この作品の質感、世界観に、相当に持っていかれました。。。
岩絵具でもなく、洋画的な油彩でもなく・・・独特な質感。
こういう「手法」に個性を感じる作品に出会えるのはすごく嬉しく、その度にぐっときます。
また、これまでお目にかかった方の中で、文化財の修復や模写を学ばれる方々にもいろいろとお話を伺ってきて、そういった方々の多くが、日本画の技術を突き詰めていくなかで必要を感じてそういう方向に進まれる、と話されることが多くて印象に残っているのですが、津田さんの場合、使用する画材は西洋のものなので、専攻と実際に描くこととの関連性に大変興味を持ちました。
残念ながら会期中は四国の方にいらっしゃってたそうでお目にかかれなかったのですが...。
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