・作田富幸展 2005 〜高知国際版画トリエンナーレ<大賞>受賞〜 @不忍画廊(6/29〜7/9)
http://www.shinobazu.com/schedule.htm
細密な銅版画。
植物をモチーフに人を描いたり、葉の表面に人の顔を織り込んだり。
中世的な雰囲気と、現代的な発想とが同居していて、強烈、ではないけれども、じわりと不思議な感触が伝わってくるような。。。
特に、その大賞受賞作は「一人」というタイトルながら数人の人物が植物などをモチーフに、さらに建築物も描かれていて、これ自体結構な大きさでしたが、もっと広い場面のワンカットという感じで、ものすごくイメージが広がります。

・Illuminations 筑紫拓也 @Zeit-Foto Salon(6925〜7/20)
http://www.gaden.jp/zeit-foto/2005/050625.html
水面に景色が写りこむ風景を撮り、それを逆さに展示。
もちろん写真そのものもきれいなのですが、天地をひっくり返しただけでこうも面白いものになるのかと、感心しきり。

・流麻二果展「糸口」 @ギャルリー東京ユニマテ(6/27〜7/16)
http://kgs-tokyo.jp/human/2005/050627.html
抽象の油彩の作品で、正直なところよく分かりませんでした。。。
作家の人となりに触れるとなにか伝わってくるのかも。

・みはらかつお展『 H e r e 』 @ギャラリー山口B1F(7/4〜7/9)
http://www.gaden.jp/yamaguchi/2005/050704b.htm
ただ単に、白地図の区画を適当に(失礼!)に塗り分けただけ。
それがこうやって展示されただけで、面白い空間に。
ここから始まるアイデアもいろいろとありそうな感じです。

・千々岩修展 @アートスペース羅針盤(7/4〜7/9)
http://rashin.drawing.jp/ex/2005/0704/index.html
麻紙のうえに滲むように広がる赤や青のやわらかな色彩が印象的な抽象の日本画。
なんともいえない浮遊感というか...麻紙のきりりとした緊張感と、薄い色彩の感触とで織り成す心地よい雰囲気が印象に残りました。

・イグナシオ・ブルゴス展 @柴田悦子画廊(7/4〜7/16)
http://www.shibataetsuko.com/
こういう質感ってやっぱり南欧独特のものなのかな、と。
折り皺のある布キャンバスに描かれた闘牛士などの絵、太い稜線と暗めで乾いた色彩とが、かの地のイメージを彷佛させます。

・友枝憲太郎展 @なびす画廊(7/4〜7/9)
http://www.nabis-g.com/exhibition/2005/tomoeda-k.html
それぞれ明るい原色で彩色されたブロックのような変型のパネルを組み合わせてある、あまり見かけないタイプの作風。
それぞれのパネルがざっと塗られているのでぱっと観るだけだとただそれだけなのですが、その色彩の下に美人画や動物の線画が隠れていて、それがだんだんと見えてきて、そこに面白さを感じました。

・食のスペイン展 中内渚 @小野画廊2(7/4〜7/9)
http://www.oceandictionary.net/~nagisa-n/kinkyo/exposicion.html
古い洋書に描かれたイラストを額に収めて展示。
描き込まれていないぶん、その臨場感がリアルに伝わってきて、拝見した時間が時間だっただけにホントにお腹が空いてきました(笑)。

・金兌赫 KIM TAE-HUK @シロタ画廊(6/17〜7/9)
http://gaden.jp/shirota/2005/050627.html
ぼやっとした薄い色彩、何かが描かれている感じがしない平面的な木版画。
でも、そのほっこりとした感触はなんとも心地よかったです。
何ていうか、うたた寝で見る夢の風景のような・・・。

・館勝生展 @Oギャラリー(7/4〜7/10)
http://www4.big.or.jp/~ogallery/Pages/ryakureki/tati.html
ビバ痕跡。
緑や紺など、濃い色と白の絵具が白い画面に「盛られた」ような・・・白髪一雄もおそらくびっくりの、絵具の盛り上がり。
ここまでくると、感心せずにはいられないというか。。。

・張小濤 @東京画廊(6/20〜7/9)
http://www.tokyo-gallery.com/tokyo/index.html
鮮やかな色彩で描かれた蛙、金魚など。
リアルに描かれていて、一方でかなり派手な色使い、かなりのインパクト。無論よい意味で。
あと、ダークな色調で描かれたいちごの絵も、かなり印象に残りました。

・YANG XIAOMIN 個展 @福原画廊(7/4〜7/14)
これはカッコ良かった!
茶色っぽい下地に、銀箔と黒の岩絵具とで描かれた、デフォルメされた人物など。
無機質な無彩色の質感、どことなくアンダーグラウンドな雰囲気で。

・弘田優子展 外と内をつなぐもの @みゆき画廊(7/4〜7/9)
http://www2.big.or.jp/~miyuki/ex/exhtml/050704.html
岩絵具によるやわらかな風景画など。
ここまで幻想的な感触の岩絵具の作品は珍しい気がします。
時間が充分とれず、ほんの少ししか観られなかったのが残念。。。

以下はあらためて。
・根岸創展 @ギャラリー52(7/8〜7/13)
http://homepage3.nifty.com/g52/schedule/now.html
・コイズミアヤ展 “充満と空虚” @ギャラリー椿(7/4〜7/16)
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2005/050704.htm
・田中怜展 @フタバ画廊(7/4〜7/10)
・會田千夏「katari-jima」 @Pepper’s Loft Gallery(7/4〜7/9)
http://www.peppers-project.com/loft/jp/exhibit_program/2005_07/03a/index.htm
・藤井拓馬展 “SLEEP, text.,Translation” @GALERIE SOL(7/4〜7/9)
http://www.kgs-tokyo.jp/interview/2005/050704d/050704d.htm

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