三瀬夏之介展「日本の絵」(7/2)
2005年7月8日 アートアートスペース羅針盤にて。(6/27〜7/2)
http://rashin.drawing.jp/ex/2005/0627/index.html
・・・いやもう圧倒されてしまいました。
あれだけ大きいとそれだけで凄みがあるというか...。
この展示では、まず、入口左手の壁に、その面積いっぱいの広さの作品。
そして、中央にはギャラリーのスペースを対角で2つに分けるように屏風の作品が。
あとは、逆に極ミニマムな大きさの作品が並ぶところと、ちょっと質感が違う作品と。
これだけのバリエーションがありながら、空間としてはちゃんと統一感があり。
まず、左手の壁の作品。
壁の大きさに合わせて貼り合わせて作られた和紙の画面に、銅や金箔や岩絵具などを使って壮大な山、富士山の風景が描かれていて、圧巻です。
一部、銅の部分を拭いたりそのまま水分がついた状態で放っておいたりすることでわざと緑青を発生させて、鈍く輝く金や銅のなかに、岩絵具と近そうでやはり違う独特の質感を醸し出しています。これも迫力の理由のひとつ。
中央の屏風にも、同じように緑青がわいた銅の部分が強烈にインパクトがあって、無論描かれる風景もその大きさや屏風自体の存在感、重量感と合わせて相当の力強さで。
UFOがでっかく描かれていてびっくり。
小さな作品も同じような手法で描かれていました。
ただ、金箔が施された大変小さな画面で、その印象は大きなものとはやはり違って、かわいい、というのではないのですが、その小ささに宿る存在感みたいなものに引き込まれるような感じで。
表面を樹脂でコーティングされた一連の作品は、強烈に暗い色彩と樹脂の質感とで、なんだか呑み込まれるような深い世界観。
これだけでの展示も観てみたいと思いました。
ここでの三瀬さんのような展示を拝見すると、日本画って自由だな、と思います。
画材(岩絵具、墨、箔)や支持体(和紙、麻紙、絹)、さらに巻き物やら屏風やら...
素材そのもの、言い換えると「手段」でどんどんイメージを広げていける感じがします。
http://rashin.drawing.jp/ex/2005/0627/index.html
・・・いやもう圧倒されてしまいました。
あれだけ大きいとそれだけで凄みがあるというか...。
この展示では、まず、入口左手の壁に、その面積いっぱいの広さの作品。
そして、中央にはギャラリーのスペースを対角で2つに分けるように屏風の作品が。
あとは、逆に極ミニマムな大きさの作品が並ぶところと、ちょっと質感が違う作品と。
これだけのバリエーションがありながら、空間としてはちゃんと統一感があり。
まず、左手の壁の作品。
壁の大きさに合わせて貼り合わせて作られた和紙の画面に、銅や金箔や岩絵具などを使って壮大な山、富士山の風景が描かれていて、圧巻です。
一部、銅の部分を拭いたりそのまま水分がついた状態で放っておいたりすることでわざと緑青を発生させて、鈍く輝く金や銅のなかに、岩絵具と近そうでやはり違う独特の質感を醸し出しています。これも迫力の理由のひとつ。
中央の屏風にも、同じように緑青がわいた銅の部分が強烈にインパクトがあって、無論描かれる風景もその大きさや屏風自体の存在感、重量感と合わせて相当の力強さで。
UFOがでっかく描かれていてびっくり。
小さな作品も同じような手法で描かれていました。
ただ、金箔が施された大変小さな画面で、その印象は大きなものとはやはり違って、かわいい、というのではないのですが、その小ささに宿る存在感みたいなものに引き込まれるような感じで。
表面を樹脂でコーティングされた一連の作品は、強烈に暗い色彩と樹脂の質感とで、なんだか呑み込まれるような深い世界観。
これだけでの展示も観てみたいと思いました。
ここでの三瀬さんのような展示を拝見すると、日本画って自由だな、と思います。
画材(岩絵具、墨、箔)や支持体(和紙、麻紙、絹)、さらに巻き物やら屏風やら...
素材そのもの、言い換えると「手段」でどんどんイメージを広げていける感じがします。
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