金丸悠児展(7/3)
JPホーム株式会社みなとみらい住宅展示場にて。(6/30〜7/23)現在開催中!
http://www.yokohama-hc.com/special/taka/index.htm

住宅展示場で金丸悠児さんの作品を。
ギャラリーではなく実際の生活環境に近い場所で展示されることで、作品そのものが観る側に歩み寄って、より親しみやすくなっているような感じです。

金丸さんの描く動物たちの独特の表情はこれまでデパートやギャラリーで拝見した時と変わらぬ飄々とした感じで、おそらく住宅展示場で展示されていることを描かれている動物たち自身は気付いていないだろうな、と思うとちょっと可笑しい気持ちになるのですが、メインである住宅そのものの雰囲気を引き立てつつ、あのユーモアたっぷりの独特の愛嬌を醸し出していました。

絵の配置も絶妙で。
ダイニングには古代魚がその姿をのんびりと晒していたり、和室には壁の色と合わせた背景色の作品が飾られていて「和」の空間に馴染んでちょっと不思議な感じを醸し出していたり。
オーディオルームには荒目のキャンバスに描かれたドローイングの作品が飾られていて、ちょっと無機質な印象の部屋にあったかい雰囲気を持ち込んでいます。
これらの配置は金丸さんによるものとのことです。

とにかく、企画としてすごく面白いと思います。
絵のオーナーになってみたい、興味がある方々にとって、こういう生活環境に近い場所で観ることで絵を実際の部屋に飾るイメージが伝わりやすいし、イメージも広がるかな、と。
また、住宅を観に訪れた人がこういう場所でアートに触れて、興味をもってもられば、とも思うのです。

これまでたくさんのギャラリーでさまざまな作品と出会い、作家と出会いましたが、ホントに面白い、もっとたくさんの人に届いてほしいと思える作家や作品がたくさんいることを身をもって感じてます。
アートへの入口がアートだけなのはもったいない、と常々感じていて、今回は住宅展示場ですが、もっとさまざまなものとかかわり合ってその入口が増えれば...と。

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