瀧下和之 「桃太郎図ノ弐百弐・鬼ケ島で×××。」展(6/20〜6/30)
2005年6月29日 アート
ギャラリー和田にて。(6/20〜6/30)
http://www.gaden.jp/arts/takisita.html
先日のC-DEPOT展でGRAPPのメンバーのひとりとして出展されていた瀧下さんの個展。
C-DEPOTで拝見したGRAPPの作品は、数点の有名著名人の写真の上に何層かの透明アクリル板が組み込まれていて、それぞれのアクリル板に絵などが描かれていてそれらが重なって一番奥の写真と組み合わさり、ユーモア溢れる雰囲気を醸し出していたのですが、そのうち鬼の絵を描かれていたのが瀧下さん。
で、この個展ではその鬼がたくさん登場する作品が展示されていました。
なんとも愛嬌のある鬼。
良く見てみると実は相当におっかない顔してるのですが、イヌ・サル・キジと格闘しているというよりはむしろじゃれあっているような感じで、なかにはバナナ食ってたりしゃがんでカニと戯れてたり、あろうことか浜辺で昼寝してたり、なんかもう緊張感のかけらもない感じで(笑)。
ただ、ギャラリーの3方の壁にまたがって繋げられた作品は壮観。順番に観ていくと上記のようなもの以外にもさまざまな場面が描かれていてかなり面白いです。
ジェッソ(石膏のようなもの?)で表面を加工された画面にまず鬼の絵を利き腕でない左手で描き(こうすることで味がでてくるようです)、その下書きに沿って彫り、アクリル絵具で彩色。
鬼の赤い色はアクリルならではの発色のよさなのですが、意外なのが背景。
風景ではなくてグレーっぽいひとつの質感なのですが、遠目で見るとまるで和紙のような感じなんです。
無論近付くと確かに絵具で描かれているのですが...。
なのでアクリル絵具が使用されているのにも関わらず、すごく日本画っぽい印象で、西洋の画材を用いて東洋の世界を描くことでその境界をあっさりと踏み越えちゃってるのが痛快です。
奥のスペースにも作品が展示されていて、こちらは鬼の絵とともに虎や竜や雷様を描いたものも。
右目と左目とで違っていて、片方は何かを見据えるような力強さがあり、もう片方は瞳孔が縮んで無機的な感じで。
こういう独特でキャッチーなスタイルをもっている方の作品は、面白いです。
瀧下さんにいろいろと伺うなかで大変楽しみなのが、この秋に金丸悠児さんとの2人展の開催が決まっていて、瀧下さんと金丸さんとのコラボレート作品も出展予定とのこと!
どんな作品になるのかホントに楽しみです!
http://www.gaden.jp/arts/takisita.html
先日のC-DEPOT展でGRAPPのメンバーのひとりとして出展されていた瀧下さんの個展。
C-DEPOTで拝見したGRAPPの作品は、数点の有名著名人の写真の上に何層かの透明アクリル板が組み込まれていて、それぞれのアクリル板に絵などが描かれていてそれらが重なって一番奥の写真と組み合わさり、ユーモア溢れる雰囲気を醸し出していたのですが、そのうち鬼の絵を描かれていたのが瀧下さん。
で、この個展ではその鬼がたくさん登場する作品が展示されていました。
なんとも愛嬌のある鬼。
良く見てみると実は相当におっかない顔してるのですが、イヌ・サル・キジと格闘しているというよりはむしろじゃれあっているような感じで、なかにはバナナ食ってたりしゃがんでカニと戯れてたり、あろうことか浜辺で昼寝してたり、なんかもう緊張感のかけらもない感じで(笑)。
ただ、ギャラリーの3方の壁にまたがって繋げられた作品は壮観。順番に観ていくと上記のようなもの以外にもさまざまな場面が描かれていてかなり面白いです。
ジェッソ(石膏のようなもの?)で表面を加工された画面にまず鬼の絵を利き腕でない左手で描き(こうすることで味がでてくるようです)、その下書きに沿って彫り、アクリル絵具で彩色。
鬼の赤い色はアクリルならではの発色のよさなのですが、意外なのが背景。
風景ではなくてグレーっぽいひとつの質感なのですが、遠目で見るとまるで和紙のような感じなんです。
無論近付くと確かに絵具で描かれているのですが...。
なのでアクリル絵具が使用されているのにも関わらず、すごく日本画っぽい印象で、西洋の画材を用いて東洋の世界を描くことでその境界をあっさりと踏み越えちゃってるのが痛快です。
奥のスペースにも作品が展示されていて、こちらは鬼の絵とともに虎や竜や雷様を描いたものも。
右目と左目とで違っていて、片方は何かを見据えるような力強さがあり、もう片方は瞳孔が縮んで無機的な感じで。
こういう独特でキャッチーなスタイルをもっている方の作品は、面白いです。
瀧下さんにいろいろと伺うなかで大変楽しみなのが、この秋に金丸悠児さんとの2人展の開催が決まっていて、瀧下さんと金丸さんとのコラボレート作品も出展予定とのこと!
どんな作品になるのかホントに楽しみです!
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