カフェギャラリーあっぷるはうすにて。(6/1〜6/15)。
野地美樹子さんと青山健一さんの二人展。
これまで折りに触れて拝見してきた野地美樹子さんの作品を観に大宮へ。
普段足を運ばないところなのでもっと迷うかなと覚悟していたのですが、会場の「あっぷるはうす」は大宮サッカー場のすぐそばですでに何度か通ったことがある通りにあり、逆に「こんなところに・・・」という思いが...。
1階のカフェスペースと2階のギャラリーがあり、厨房を除くすべての壁に、野地さんと青山さんの作品が展示されていました。
野地さんの作品は、僕にとっておなじみの「イスシリーズ」に加えて今回初めて「樹木シリーズ」の作品も展示。これまで「樹木シリーズ」は銀杏の作品しか拝見したことがなかったので、こちらでいろいろと拝見できたのがまず嬉しかったです。
「イスシリーズ」は、そのスタイルにひとつの雰囲気、思わず頬が緩むような和めるやわらかな感触というか、作品ごとに違う場面が描かれていても、同じような世界観が伝わってきてそれが心地よいのですが、「樹木シリーズ」は描かれる風景や樹木の種類によってぜんぜん違う世界観が伝わってくるようで。
朝靄に霞む巨木の根元の神々しさ、太い幹から広がる枝葉にたくさんの林檎を実らせる木の雄大さとかわいらしさを持ち合わせた表情...「イスシリーズ」とは違った、スケールの大きな世界。じっくりと対峙すればそれだけ応えてくれるような...。
もちろん、「イスシリーズ」も素敵です。イスがあるさまざまな場面、イスだけじゃなくてピアノがあったりトランプや汽車の模型が置かれたテーブルがあったり、そんな場面にいるちょっといたずらっぽいネコがまたかわいい...。石膏による凹凸感と、やわらかな色彩。心が和みます。
先日の芸大修了展でも展示されていた模写も改めて拝見できました。
今回初めて、ようやく野地さんとお目にかかることができ、これまで絵を拝見してきて得た感動をようやく直接御本人に伝えることができました。
また、製作におけるエピソードもいろいろと伺えました。
意外だったのが、こちらやC-DEPOT展で展示されていた、銀杏の木の下にイスが描かれている作品のことで、これらが初めて「イス」と「樹木」が同じ画面に登場した作品ということでした。銀杏の葉は「イズシリーズ」のいくつかの作品でも見受けられるのですが、言われてみればなるほど「樹木」そのものは登場してなかったなぁ、と。
青山さんの作品は、C-DEPOT展がちゃんと意識して拝見したのは初めてで、そちらに出展されていた作品はコミカルな感じに野菜・果物が描かれているものでしたが、こちらではもっとおとなしい雰囲気で。
ただ、描かれているものの佇まい、あたかも画面上に「置かれた」ような感触があり、その落ち着いた感じが印象的でした。
岩絵具ですが色彩は洋画っぽい感じで、でも作品の雰囲気はむしろ墨絵の静物画に近いような...。
もっといろいろと拝見してみたいです。
素敵な作品でいっぱいの展示を拝見できて、充実した気分。
大宮まで足を運んだ甲斐も充分にありました。東京U-!8も勝ったし(笑)。
野地美樹子さんと青山健一さんの二人展。
これまで折りに触れて拝見してきた野地美樹子さんの作品を観に大宮へ。
普段足を運ばないところなのでもっと迷うかなと覚悟していたのですが、会場の「あっぷるはうす」は大宮サッカー場のすぐそばですでに何度か通ったことがある通りにあり、逆に「こんなところに・・・」という思いが...。
1階のカフェスペースと2階のギャラリーがあり、厨房を除くすべての壁に、野地さんと青山さんの作品が展示されていました。
野地さんの作品は、僕にとっておなじみの「イスシリーズ」に加えて今回初めて「樹木シリーズ」の作品も展示。これまで「樹木シリーズ」は銀杏の作品しか拝見したことがなかったので、こちらでいろいろと拝見できたのがまず嬉しかったです。
「イスシリーズ」は、そのスタイルにひとつの雰囲気、思わず頬が緩むような和めるやわらかな感触というか、作品ごとに違う場面が描かれていても、同じような世界観が伝わってきてそれが心地よいのですが、「樹木シリーズ」は描かれる風景や樹木の種類によってぜんぜん違う世界観が伝わってくるようで。
朝靄に霞む巨木の根元の神々しさ、太い幹から広がる枝葉にたくさんの林檎を実らせる木の雄大さとかわいらしさを持ち合わせた表情...「イスシリーズ」とは違った、スケールの大きな世界。じっくりと対峙すればそれだけ応えてくれるような...。
もちろん、「イスシリーズ」も素敵です。イスがあるさまざまな場面、イスだけじゃなくてピアノがあったりトランプや汽車の模型が置かれたテーブルがあったり、そんな場面にいるちょっといたずらっぽいネコがまたかわいい...。石膏による凹凸感と、やわらかな色彩。心が和みます。
先日の芸大修了展でも展示されていた模写も改めて拝見できました。
今回初めて、ようやく野地さんとお目にかかることができ、これまで絵を拝見してきて得た感動をようやく直接御本人に伝えることができました。
また、製作におけるエピソードもいろいろと伺えました。
意外だったのが、こちらやC-DEPOT展で展示されていた、銀杏の木の下にイスが描かれている作品のことで、これらが初めて「イス」と「樹木」が同じ画面に登場した作品ということでした。銀杏の葉は「イズシリーズ」のいくつかの作品でも見受けられるのですが、言われてみればなるほど「樹木」そのものは登場してなかったなぁ、と。
青山さんの作品は、C-DEPOT展がちゃんと意識して拝見したのは初めてで、そちらに出展されていた作品はコミカルな感じに野菜・果物が描かれているものでしたが、こちらではもっとおとなしい雰囲気で。
ただ、描かれているものの佇まい、あたかも画面上に「置かれた」ような感触があり、その落ち着いた感じが印象的でした。
岩絵具ですが色彩は洋画っぽい感じで、でも作品の雰囲気はむしろ墨絵の静物画に近いような...。
もっといろいろと拝見してみたいです。
素敵な作品でいっぱいの展示を拝見できて、充実した気分。
大宮まで足を運んだ甲斐も充分にありました。東京U-!8も勝ったし(笑)。
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