PARCO MUSEUMにて。(6/10〜6/26)
http://www.parco-art.com/web/museum/heiwa_poster/
現 在 開 催 中 !
「PEACE〜平和」というよりも「反戦」をテーマに、内外の数多くのアーティストがそれぞれが持つセンスを存分に、十二分に発揮して製作されたポスターが、会場内にずらりと並んでいて圧巻。
リトグラフやシルクスクリーンの手法で製作されたものが多く、中には木版画やコラージュ作品も。
「反戦」というとどうしても堅苦しいイメージが湧いてしまうのですが、こちらに展示されている作品の多くは強烈に毒が効いたユーモアが満載で。
モチーフになっているのが米大統領だったり星条旗だったり、石油やハトや戦車、ミサイルなどの兵器といったイメージしやすいものが多いこともあって、作品のメッセージはかなり分かりやすく、取っ付きやすいです。タイトルも同じく、結構なヒネリが入ってたりします。
やはり未だににイラク戦争を取り上げていると思われる作品多し。
「反戦」ということを脇に置いといても、その色彩感や構図的なバランスについても当然素晴らしく、いちいち舌を巻きます。
その豊かな色彩感に浸るべく、作品のメッセージ自体は非常に分かりやすいのにも関わらず、1枚1枚じっくりと時間をかけて観ました。
特に印象に残った、というか、ヤラれた作品は、銃を抱えた胎児を描いた作品が強烈にクールで、そのために批判の切れ味が鋭く感じられたのと、マクドナルドのあの黄色い「M」のマークをさかさまにして(要するに「W」)、その下に「I’m Bombin’ It」と書かれてあるのには、その強烈な皮肉にものすごい勢いで思わず苦笑い。
あと、G.I.Georgeなんかも笑ってしまいました。
とにかく、ツッコミどころ満載のものから刺すようなシャープさのものまで、その表現法は様々。
できることならもっとたくさんの作品について書きたいところなのですが、メモを持っていかなかったために細かく記録できず...それよりも実際に見に行ってほしい!
グッズコーナーにいらっしゃったスタッフの方とお話ししたところでは、この企画のパンフレットを製作しないかわりに、カメラで撮影可とのことでした(ネットで公開も可、だそうです)。
こういうことで堅苦しくするんじゃなくて、もっと伝えるべき大事なことがある、というこの企画のコンセプトそのもの。
とにかくオススメです!
平日の夜ということもあってかお客さんの数も大変少なくて、ほとんど僕ひとりでこの空間を独占という贅沢な鑑賞だったのですが、この展示に人が少ないというのはやはりもったいない(観にくるお客さんは外国の方が多いそうです)。
会期終了が迫っている中でのレコメンドとなってしまって悔しいのですが、こちらは有料ながら夜9時まで開いていることもあるので、たくさんの人に見に行ってほしいと願います。
デザインに興味がある人にとっては必見の展示であることは間違いなし!
http://www.parco-art.com/web/museum/heiwa_poster/
現 在 開 催 中 !
「PEACE〜平和」というよりも「反戦」をテーマに、内外の数多くのアーティストがそれぞれが持つセンスを存分に、十二分に発揮して製作されたポスターが、会場内にずらりと並んでいて圧巻。
リトグラフやシルクスクリーンの手法で製作されたものが多く、中には木版画やコラージュ作品も。
「反戦」というとどうしても堅苦しいイメージが湧いてしまうのですが、こちらに展示されている作品の多くは強烈に毒が効いたユーモアが満載で。
モチーフになっているのが米大統領だったり星条旗だったり、石油やハトや戦車、ミサイルなどの兵器といったイメージしやすいものが多いこともあって、作品のメッセージはかなり分かりやすく、取っ付きやすいです。タイトルも同じく、結構なヒネリが入ってたりします。
やはり未だににイラク戦争を取り上げていると思われる作品多し。
「反戦」ということを脇に置いといても、その色彩感や構図的なバランスについても当然素晴らしく、いちいち舌を巻きます。
その豊かな色彩感に浸るべく、作品のメッセージ自体は非常に分かりやすいのにも関わらず、1枚1枚じっくりと時間をかけて観ました。
特に印象に残った、というか、ヤラれた作品は、銃を抱えた胎児を描いた作品が強烈にクールで、そのために批判の切れ味が鋭く感じられたのと、マクドナルドのあの黄色い「M」のマークをさかさまにして(要するに「W」)、その下に「I’m Bombin’ It」と書かれてあるのには、その強烈な皮肉にものすごい勢いで思わず苦笑い。
あと、G.I.Georgeなんかも笑ってしまいました。
とにかく、ツッコミどころ満載のものから刺すようなシャープさのものまで、その表現法は様々。
できることならもっとたくさんの作品について書きたいところなのですが、メモを持っていかなかったために細かく記録できず...それよりも実際に見に行ってほしい!
グッズコーナーにいらっしゃったスタッフの方とお話ししたところでは、この企画のパンフレットを製作しないかわりに、カメラで撮影可とのことでした(ネットで公開も可、だそうです)。
こういうことで堅苦しくするんじゃなくて、もっと伝えるべき大事なことがある、というこの企画のコンセプトそのもの。
とにかくオススメです!
平日の夜ということもあってかお客さんの数も大変少なくて、ほとんど僕ひとりでこの空間を独占という贅沢な鑑賞だったのですが、この展示に人が少ないというのはやはりもったいない(観にくるお客さんは外国の方が多いそうです)。
会期終了が迫っている中でのレコメンドとなってしまって悔しいのですが、こちらは有料ながら夜9時まで開いていることもあるので、たくさんの人に見に行ってほしいと願います。
デザインに興味がある人にとっては必見の展示であることは間違いなし!
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