GALLERY HOUSE MAYAにて。(5/23〜5/28)
http://www.gallery-h-maya.com/50523.html

あったかい雰囲気に溢れたイラストの展示。

一見、和紙に描かれたのかな、とも思ったのですが、水彩紙にオイルパステルで彩色。
しかし、そのまま塗るのではなく、オイルパステルの色彩を布にとって画面に広げるという手法で描かれるそうです。
そのためか、ひとつの色が広がるところでも色むらがなんとも味わいがあります。
そして、描かれるのもの輪郭は白い線となっているのですが、これは紙の色がそのまま活かされています。つまりこの部分は彩色されてないわけですが、マスキングはせず、この部分に色がつかないように丁寧に、やはり布で彩色されるそうです。この白い線の幅は細く一定なので、これを聞いてちょっとびっくり。。。
また、けっこう細かく描き込まれている箇所もたくさんあり、これは先の尖ったペン状の、というより布製のペンを使って、その先に色をつけて彩色されるとのこと。

描かれているものは、風景、屋内の景色、花などの静物、人物とさまざまですが、画法が独特なことと、色彩も原色よりふたつかみっつくらいギアを落としたような落ち着いた雰囲気で、散漫な感じはまったくなく。
加えて作品はすべて同じ大きさ、さらに作風に合ったベージュ色の額とマット紙とで統一されていて、それもまた好印象。
特に、縁側、台所、原爆ドーム(小林さんは現在広島在住とのことです)の絵が印象に残ってます。

こういう作品に出会えるのはホントに嬉しいです。
原画はもちろん、ポストカード(今回、来廊者へのプレゼントとして2枚いただきました)や画集、挿し絵、絵本などでも拝見してみたい作品でした。

コメント

nophoto
ふじよしみのる
2007年10月8日8:24

080-3774-8962  げんきですか

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