ギャラリー山口B1Fにて。(5/9〜5/14)
http://www.gaden.jp/yamaguchi/2005/050509b.htm

昨年のシェル美術賞展で印象に残っていた阪本さんの個展。
一度拝見した方の作品をこうやって再び観ることができるのはすごく面白いです。

やわらかなパステル調の色彩で風景のシルエットを描き、一見無機質な印象を持ちますが、それぞれの作品の中にひとつだけ、例えばそれは遊園地の観覧車のようなものだったり、水辺に浮かぶ遊覧船だったり、そういうものが細かく描かれていてそれが妙に目を引き印象に残ります。

また今回の個展では、分厚いパネルに描かれたものもあり、画面表面には何も描かれていない、単にクリーム色の背景に線がいくつか横に平行に引いてあるだけなのですが、その側面に、線に小鳥が留まっていたり、飛行機が飛んでいたりして、こういうユーモアもなかなかポイントが高いです(笑)。

描き込まれた作品がない中で唯一、細かい枝が無数にある木のシルエットの作品があって、特に印象に残りました。

阪本トクロウさんのHP:http://homepage3.nifty.com/tokuro/

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