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http://kgs-tokyo.jp/human/2005/050509b.html

迫力の版画。
「ベニヤによるリトグラフ」という見かけない手法で刷られた作品。
黒の線がさまざまな太さを交えながら重なり、交差し、集まって更に濃い黒の部分を作り出しています。
布を使った部分はその縁のあたりの糸がほつれて線がグシャグシャになったところも。
これらの部分から強烈なカオスを発散しているようで。

また、リトグラフ独特ともいえる無光沢の、赤や青の突き抜けるような色彩からはなによりも爽快感を味わえました。
さらに、ベニヤを彫ってあるところは当然インクが乗らないわけですが、作品で見るとその絵の具が乗っかってない、紙の白色がそのままになっている部分がいちばん飛び出て見えるのも不思議で面白かったです。

凹版や凸版と違い、版に描いた部分がそのまま刷られるリトグラフの魅力を佐竹さんにいろいろと伺えたのも大変興味深かったです。

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