TARO NASU GALLERYにて。(5/7〜6/4)現在開催中!
http://www.taronasugallery.com/exh/index.html

昨年世田谷美術館で拝見して以来、ずっと気になっている写真家、宮本隆司さん。
この人の個展がTARO NASUで開催と知って、初日に行ってきました。

当たり前なんですが、単純に「写真を撮る」のが上手いなぁ、と。
そんな人が「どこで」「何を」「どう」撮るか、というところで抜群にセンスと個性を発揮すれば、出来上がる作品が素晴らしくなるのは必然。

特に事前知識を仕入れないまま観始めたのですが、どこかの劇場か、固定椅子などの場内の設備や柱などで金属部分が剥き出しになっている暗いスペース、その向こう側から差し込んでくる光は真っ白く、そこに希望を連想せずにはいられない・・・。
また、割れたり落書きされたりしている鏡窓、そこに映り込むぼやけた景色、そのやわらかさに歪みを与える落書き、光が当たって影になっている窓枠部分、これらがひとつの画面に収まっていて...どこだろうという疑問よりもただ、かっこいいなぁ、と。

無機的なものが支配している画面の中に見つかる有機的なものに惹かれて、それぞれの作品をじっくり拝見。
オープニングパーティーということで宮本さんもいらっしゃったようなのですが、畏れ多くてお話を伺えず・・・。

これからどんなシーンを届けてくれるのか、楽しみです。

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