資生堂ギャラリーにて。(4/25〜5/29)
http://www.shiseido.co.jp/gallery/current/html/index.htm

椿会、というのが何の会か分からかったのですが、HPによると資生堂主催によるグループ展とのこと。今さら気付くワケですが(汗)。

床面積だけでなく高さもけっこうなもので、空間的にかなり広い
スペース。
それを充分に活かして、現代美術の大作が展示されていて、かなりのインパクトでした。

児玉靖枝のグレー地にぽつりぽつりと点在するピンク色が静謐感を漂わせる「気配−桜」がお出迎え。
地下のスペースに降りると、まず辰野登恵子のてらてらと油絵具の質感が光を反射する作品が目に入ってきました。これはSHUGOARTSで観た作品のような気がしますが、相変わらず強烈です。
中央の高い壁に、山本直彰の大作。墨、箔、岩絵の具などで描かれた無彩色の抽象の日本画、とにかくこの大きさ(とにかく高さが尋常でない)で表現されるとものすごい迫力です。
奥まったスペースに展示されている三輪美津子の青い絵。世界の都市がタイトルに付けられた作品には、青のグラデュエーションで積まれた本、恵比寿様、エンジンという具体的なものと、図形的なものとが描かれていて、それぞれタイトルとの関係性を考えるのも楽しいです。
角のスペースに展示されていた世良京子の作品群がいちばん興味深くて、図形的な抽象画なんですが、中心に据えられた作品はマスキングテープがそのままになっていて、はたしてこれはこの状態で完成なのか、それとも製作過程を提示しているのか、いろいろと想像が膨らみます。

こういうスペースでコンテンポラリーアートに触れる機会を得られるのはありがたいです。

《感想リンク》
http://blog.goo.ne.jp/feltmountain/e/19dd559ae360ab9a83a44d42aa9c371b
http://a-third.cocolog-nifty.com/th/2005/04/vs_ee31.html

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