スルガ台画廊にて。(4/25〜4/30)

岩絵の具による日本画でした。

とにかく目を引いたのが、まさに夜に咲く花の絵。
画面全体が黒で覆われていて、その中央部が白く浮かび上がっています。
遠目で観るとおそらく黒と白しか識別できないと思われるのですが、近くでしっかりと拝見していると、描かれた花々は白の下ででさまざまな色をほのかに現しています。
重ねて盛り上げて塗った部分を削ってこういう風合いを出されたそうで、言うまでもなく花のひとつひとつがていねいに仕上げられていることと相まって、たいへん幻想的な作品でした。

また、桜の花びらが水面に散ったさまを描いたものや、ガラス製の花器(だったと思うのですが・・・)の光沢や透明感がしっかりと表現されているものなどが印象に残っています。

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