長尾英子展(4/29)
2005年5月4日 アートシロタ画廊にて。(4/25〜4/30)
http://gaden.jp/shirota/2005/050425.html
真っ白のキャンバスにアクリル絵の具で描かれた抽象画。
こういった画材が使われているにも関わらず、激しく「和」な印象。。。
むしろ、もともと「和」であるものが、こういった画材で描き出されているからこそ感じる新鮮さがあるようのも思えました。
おそらく「へら」のようなものでケレン味なく描き出された、幅の広い黒の流線。これらの多くは真直ぐに、あるいは蛇行していてその流れが「風」を連想させ、また一部では重なりあうことで「夜」を連想させたりと、それぞれさまざまな表情をもっていて。
さらに、細い筆で引かれた、朱や黒の線。
これが先の流線が作り出す大きな動きにアクセントを加えていて、よりいっそう作品にシャープなスピード感を与えているかのよう。
・・・そして、ほぼすべての作品に、「陽」を思わせる朱の玉が描き加えられていて、この部分だけ、他のと違って「塗られた」ようになっていて、他の流線や細い線との速度に違和感が感じられて僕には大変惜しく思えました。
もしこれが、他のと同様にケレン味なく、版によって描き加えられていたら・・・。
生意気ながら、長尾さんにもこのような感想をお話しさせていただいたのですが、笑顔で聴いてくださったうえに、ポストカードまでいただいて至極恐縮...。
http://gaden.jp/shirota/2005/050425.html
真っ白のキャンバスにアクリル絵の具で描かれた抽象画。
こういった画材が使われているにも関わらず、激しく「和」な印象。。。
むしろ、もともと「和」であるものが、こういった画材で描き出されているからこそ感じる新鮮さがあるようのも思えました。
おそらく「へら」のようなものでケレン味なく描き出された、幅の広い黒の流線。これらの多くは真直ぐに、あるいは蛇行していてその流れが「風」を連想させ、また一部では重なりあうことで「夜」を連想させたりと、それぞれさまざまな表情をもっていて。
さらに、細い筆で引かれた、朱や黒の線。
これが先の流線が作り出す大きな動きにアクセントを加えていて、よりいっそう作品にシャープなスピード感を与えているかのよう。
・・・そして、ほぼすべての作品に、「陽」を思わせる朱の玉が描き加えられていて、この部分だけ、他のと違って「塗られた」ようになっていて、他の流線や細い線との速度に違和感が感じられて僕には大変惜しく思えました。
もしこれが、他のと同様にケレン味なく、版によって描き加えられていたら・・・。
生意気ながら、長尾さんにもこのような感想をお話しさせていただいたのですが、笑顔で聴いてくださったうえに、ポストカードまでいただいて至極恐縮...。
コメント