高橋コレクションにて。(4/2〜5/14)現在開催中、ぜひ!
http://www.takahashi-collection.com/now/index.html

3度目にして初めて迷わず到着できた神楽坂ミナト第3ビル。
それだけで自分を褒めてあげたくなりますが、ご褒美は素晴らしい企画展を拝見することで。

展示されている作品は2点。
しかし、決して「たったの2点」ではなく、見応え充分です。

受け付けを過ぎてギャラリーの入口へ歩みを進めると、まず、何らかの哺乳類の頭蓋骨を模したような陶製のオブジェに鳥の羽を飾り付けたものが、ちょうど左を向くような形で台の上に置かれているのが目に飛び込んできます。
そして、ギャラリーの中には・・・全部で15枚に及ぶ、姿見にするにはちょっと大きいくらいの鏡が!
それも、正面・右側・左側それぞれに5枚ずつ、屏風のように並べられて。
それぞれには不思議な絵や謎の文字の羅列がサンドブラスト(説明書きより。白色で、粒子の大きな砂の質感を持つ顔料)で描かれています。

複数の鏡面に複雑に映り込む絵・文字・自分の姿。
鏡そのものが放つ物理的な重量感と、ガラスであることの脆さ、そういういろんな思いがまとめて押し寄せてくるような...。

しかし、不思議な配置だなぁ、といろいろと思いを巡らせながら自分ひとりしかいないギャラリーの中をうろうろと動き回っていて・・・この配置、15枚の鏡とそれらの方へ向くように置いてある頭蓋骨のオブジェとの位置は、おそらくきちんとした意図があるのだろうな、と。
ギャラリーのスタッフの方によると、配置はやはり高嶺さんご自身で決められた、とのこと。
・・・そういうわけで、この日は高嶺さんも午後にいらっしゃったとのことだったので、ぜひお話ししてみたかったです。

《感想リンク》
http://blog.goo.ne.jp/feltmountain/e/89ff9cba7f5a4c0970e8a148a27bc2c3
http://blog.goo.ne.jp/pizz/e/347c8ac737d236d26ed69741239c6b0b
http://carino.exblog.jp/1813336/

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