スルガ台画廊にて。(4/18〜4/23)

日本画です。
ただし、やはりこの方も個性的で、すべて表面に観られるのは岩絵の具の色なのですが、線画に色を加えたような感じで、その線の緩やかな曲線で描かれる女性の表情や花、ふくろうといったモチーフからは軽やかな印象を受けました。

作品によって下地に何らかの加工がされていてこれがひとつひとつ大変手の込んだもので・・・。
入口左手の記帳台の上に飾られていた作品。
女性の顔なのですが、画面には小さな風車のような渦模様がはいっていて、これはそういう柄の入った雁皮紙を貼っているそう。また、貼られている雁皮紙は4枚で、その中には薄青紫色のものもあり、その凛としてつややかな下地の色が線画の女性の顔の背景としてよい影響を与えているようでした。
犬がじゅうたんの上で寝そべっている作品は、そのじゅうたんの模様がかなり精緻で、こちらは(確か)リトグラフで同じパターンを位置をずらしながら刷っていったとのこと。
そのアイデアに敬服です。。。

おおきな作品では、線画で描かれる女性やふくろう、花びらと、岩絵の具独特の立体的な質感で描かれる花の中心部分とのコントラストが印象的でした。

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