世田谷美術館にて。(4/23〜5/29)
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

・・・こういうのもありだなぁ、と。。。

展示内容は、タイトル通り、戦前からごく最近までの東京の写真がいっぱい。

会場内のそこかしこでは・・・

「ああこれってこんな頃からあったんだねぇ」と奥さんに話し掛けるおじさん。
「この道を抜けると前に働いてた会社があって・・・」と一緒に来た友達に説明する女の子。
「この頃は・・・」と監視員にひっきりなしに話し掛けるおじいちゃん。
困った顔で応対する監視員のおばさん。

眉根を寄せてじっと写真を見入る人。
笑顔でその時代を懐かしむように眺める人。

 
7名の写真家によって切り取られた東京の表情。
いろんな時代、いろんな場所。。。

展示されている写真たちは、見る人それぞれの記憶を蘇らせながらゆっくりと・・・その頃を知らなくても、またその場所に行ったことがなくても、写真に封じ込められたその時代の東京の空気の匂いを伝えてくれているようでした。

個人的には、今をよく知る場所の知らなかった頃の情景を見て、今と同じところを見つけるのがなんとも楽しかったり、荒木経惟と桑原甲子雄の写真がいっぱいに貼られた天井の高い展示室で、ゴミバケツを逆さにしてその上に座ぶとんが置かれた簡易イスに座り、東京を歌った昭和歌謡が流れてくるのを耳にしながら、普段無意識に目にしているような日常の光景の写真を見るともなく眺めるのが心地よかったり・・・

宮本隆司の作品だけはこの中にあってかなり異質な感じがしたけど、それもまたよし。

・・・で、写真を見てなぜだか急に行きたくなって、見終わってからその足で下北沢へ行ってしまいました。

た〜〜の〜し〜み〜やこ〜
 こ〜〜い〜の〜み〜やこ〜
  ゆ〜〜うぅめ〜の〜パラダイス〜よ〜
        はなのと〜お〜ぉきょ〜〜

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