ガレリア・グラフィカbisにて。(4/4〜4/9)
http://www.gei-shin.co.jp/info/art1009.html

ちょっとこの、「絵」から受ける迫力というか、圧倒的な何かを感じることはそうそうないような気がします。

日本画です。
ただ、それは画材が岩絵の具だから、というだけで。
もっとも、もしこの絵が油彩だったらちょっとくど過ぎるとも思うので、岩絵の具であることは案外大事なのかもしれない、と今は思ってます。

繰り返しますが、ものすごい迫力。
大きさもその要因のひとつでしょうが、それよりも分厚い木の板が観音開きになっている画面が、高橋さんの作品の迫力に貢献しているように思えます。
描かれているのはおそらく風景。
黒や濃い茶色、錆のような、あるいは燃える赤など、底から迫ってくるような力強い色彩で描かれた、抽象に片足突っ込んだようなその風景・・・炎を吹く煙突であったり、噴火する火山であったり、とにかくそういう「熱」と「重さ」とがまず連想されます。

・・・もし、川村記念美術館のロスコーの部屋のような、暗いところに展示されていたら...と想像するだけで、背筋が緊張する思いです。

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