アートフロントギャラリーにて。(3/15〜4/3)
http://www.artfront.co.jp/jp/hsg/lib05_03.html

水彩画とシルクスクリーンの作品の展示。
(今気付いたのですが、墨絵もあったそうで)
水彩の作品とシルクスクリーンの作品とはぜんぜん違う感触で、同じ作家の作品とはとても思えないほど。

水彩画は、奇妙にねじれた蔦のようなものが描かれるなかに鳥や目というモチーフが折り込まれていたり描き加えられていたり。
しかも儚ささえ感じてしまうような淡い色彩で描かれていて、なのに不思議とやわらかな幸福感が感じ取れるような、そんな作品。

シルクスクリーンの作品は連作になっていました。
もともと瀧口修三の作による詩「夜曲」の挿し絵のようでもありますが、むしろその詩のなかの謎めいた節々を「忠実に」描いたような感じ。かなり不思議な場面の絵となっていて、モノクロで描かれていることもあってその言葉の「深み」みたいなものがよく表現されているようでした。
ちなみにこの「夜曲」という詩、なんとも謎めいていて何かの暗号のようにも思えてしまうほど。この詩に出会ったおかげで瀧口修三展に行ってみたくなったのですが。

余談ですが、こちらのギャラリー、無人のときがけっこうあってドキドキします。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索