東京都写真美術館B1Fにて。(3/19〜4/24)現在会期中!
http://www.syabi.com/schedule/details/ten_views_of_spain.html

愛知万博のスペインパビリオン主催による写真展。
東京にいてもこうして興味深い企画に触れることができて、万博に感謝です。

まず、写真美術館B1Fの入口(この美術館のなかでいちばん好きなスペースかもしれないです)、受け付けまでのスペースにフアン・マヌエル・カストロ・プリエトのモノクロの風景写真。
時空をちょっとだけねじ曲げたような感触の風景、これだけ観ても来た甲斐があったなぁ、と思ってしまうほどに素晴らしい写真です。

アルベルト・ガルシア=アリックスのポートレートは、少し前にギャラリー小柳で観たダイアン・アーバスにも通ずるような雰囲気の、人々のいろんな感情を映し出したような感じが印象的。
また、そんななかに一枚だけ、いくつかの窓の明かりが白く光るビルの写真があって、これもよかったです。

ホセ・マヌエル・ナビアのカラーの写真は、遠い山々の風景だったり、薄緑色に照らされる室内に佇む男だったりとさまざまな場面をとらえてますが、それぞれになんとも言えない静謐感が漂っています。

イザベル・ムニョスの写真では、フラメンコのダンサーのスリリングな瞬間をとらえたものと、オートバイに乗るライダーと女性がキスしている写真が良かったです。

他の作家の作品もそれぞれ見どころ豊富。
もっと時間に余裕を持ってじっくり拝見したかったくらいです。

《感想リンク》
http://umanen.blog.ocn.ne.jp/weblog/2005/04/__5469.html

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