KENJI TAKI GALLERYにて。(3/2〜4/1)
http://www2.odn.ne.jp/kenjitaki/pages/intro1_j.html

銀座や青山と比べて近いのでいつでも行けると思っていていつも行きそこねていた初台のギャラリー、今回で2回目。
今回の展示はぴあで見てずっと気になっていて、観に行かなきゃと思っていたら会期終了ギリギリになってしまい・・・。

正面がガラス張りになっているギャラリーの中に入るとまず、今まで触れたことのない雰囲気に包まれるような感じ。。。
それぞれ紺と赤の単色の作品で、タイトルにあるように、字幕付きの映画の一場面をそのまま描いた作品です。

・・・ただ、描かれ方が違ってました。
たいていの作品は画面に色を足していくわけですが、今回展示されていた染谷さんの作品は、ベルベットの布に、漂白剤を使って色を「引いて」いって描くという、極めて斬新な手法。
スタッフの方の説明によると、一度濡らしたベルベットの布に漂白剤を薄めた液で、もともと一色のベルベットを漂泊していき、絵が完成したらもう一度洗ってパネルに張るそう。
だから、観る角度を変えると何も描かれていないところでさえ微妙にその見せ方を変えるのが新鮮でした。

こういう手法のせいか、これまで観たことのないような奥行きを絵に感じました。

また、色鉛筆によるドローイングも面白く、なんだか不思議な色使いだなぁ、と思ったら、4色が1本の芯にラミネートされている色鉛筆(お土産屋さんや小物店でよく見かけるような)を使用されてるそうで、行き当たりばったりの色で描かれているのが園枝の不思議さを醸し出す理由だそうです。

心のそこから拝見できてよかったと思える展示でした。

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