HIROMI YOSHIIにて。(3/11〜4/16)

ひとりの作家のとは思えないくらい、バリエーションに富んだ作品の展示でした。

入口すぐには鉛筆画。
奥、左手に銅版画。
奥、正面と右手にはアクリル画。

まず、鉛筆画。印象に残っているのが室内を上から描いたもので、その上に謎の模様のようなものが描かれている作品。
室内の絵の部分がヘタウマというか、位置は分かるけど角度がまちまちで笑えて、その上の部分はキッチュという。
他の鉛筆画も、上下で質の違う紙を貼り合わせていたりしてます。
アクリル画は大きく分けて2種類あって、チューブのようなものが画面を這うように描かれている作品が面白かったです。

驚きなのが、この作品群がおよそ1年のあいだに製作されたそうで、この短い期間でこれだけの作風の変化があるのは20代前半の勢いを感じます。
また、大きな目がモチーフにされている作品がいくつかあり、これは作家が来日している時に森美術館での「アーキラボ」展を観て感激し、インスパイアされたとのこと。そういうものがダイレクトに作品に反映されているところにも好感を持てます。

今後この作家がどんなふうに作風を変化させていくか、観てみたいものです。

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