3/21の山田ビル

2005年3月24日 アート
・福代君子展『聞こえてくる』
T-BOXにて。(3/21〜3/27)
http://www.tbox.co.jp/tbox/2005/050321.html

おばあちゃんが描くパワフルな抽象画!
入口すぐの赤と黒とのコントラストが鮮やかすぎる作品に目を奪われます。
その他の作品は土の色が印象的で、その上に赤や緑や黒などが乗っていて、けっこうな説得力。
絵の具もかなりの厚塗りになっていていかにも油彩、と思ったら、アクリル絵の具を使用とのこと。
アクリル絵の具でこんな風合いが出せると思ってなくてびっくり。

いや、参りました。かっこいいです。

・岡本京子展
OギャラリーUP・Sにて。(3/21〜3/27)
http://www4.big.or.jp/~ogallery/

銅版画です。
モチーフになっている蝶や植物は細かく描かれ、そこにまた謎なものも描かれた、ちょっと抽象が入った感じの不思議な風景。
黒の単色のものと色が入ったものとがあって、色入りのものは複数版使用とのこと。
違う絵が重なっているような感じで、これはこれで面白い効果が得られていました。

・和田幸三展
Oギャラリーにて。(3/21〜3/27)
http://www4.big.or.jp/~ogallery/

鉛筆による、球面などの絵。
画面の広さをいっぱいに活かした形で描かれるドームのようなもの。
その大きな曲線がなんともゆったりしていて、見とれます。

そして、鉛筆の質感。
これが良いんです。
鉛筆というと、いちばん最初に親しみを持った「画材」なので、その独特の鈍く光を反射する鉛色の味わいが堪りません。

そして、鉛筆画なので画面に触れることができないわけで、鉛筆に長い柄をつけて描くそうです。それでこそあのゆったりした曲線が描けるのかな、とも思ったりします。

ホント、何の変哲もない曲線なのに、すごい迫力を感じてしまいました。
また、使用されてとことんチビになったたくさんの鉛筆がボトルに詰められて記帳台に置かれていて、これもひとつの作品に見えてしまいました。

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