福原画廊にて。(3/16〜3/26)

銅版画って作り手によってホントに見事に表情を変えるなぁ、と思います。

今回拝見した武田史子さんの銅版画は、多くがグラスや花瓶に差された花、というもので、浜口陽三にも通ずるような、でもやはりちょっと違う味わいです。
花びらや葉、茎に色が入っているのですが、これは油絵具の極薄塗りとのこと。銅版による細かな線で描かれる花や葉の表情はそのままに、透明感溢れる色彩が静かに浮かび上がってます。それを際立たせる黒の背景。

それ以外にも、銅版のみのモノクロの作品でシュールな風景が描かれているものも。

静謐な銅版画がお好きな方には堪らない作品が並んでました。
観ることができて良かったです。
ホント、浜口陽三あたりがお好きな方にはオススメです。

で、こちらの福原画廊さんは2度目でしたが、今回も展示作品の話題から美術観、人生相談、果ては縁談の十歩手前(爆)のようなものまで、短い時間で多岐に渡る話をたくさん伺えました(笑)。

福原画廊:中央区銀座7-5-15 銀座蒲田ビル2F

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