ギャラリー椿GT2にて。(2/28〜3/5)
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2005/050228gt.htm

妙な立体作品の展示でした。
というのも、作品は立体でありながらすべて壁に掛けられていて、それぞれアクリルの板が組み合わされた立方体になっていて、正面や側面に緑色の細長いものが描かれてます。

よく観ていくと、ニードルのようなもので細かく傷がつけられていたり、アクリルの立方体のなかの紙にも、緑の細長いもの以外に楕円やら方眼やらが。

ここまで観て「う〜ん・・・」と少々困惑。
ともかく、中にある緑の細長いものは何だろう、という疑問に思い当たったままイメージが頓挫してしまったのですが、あらためて作品に使用された画材を見てみると、そのなかに「緑茶」という文字が。

・・・お茶?

あぁなるほど!

ご在廊の前野さんに質問してみました。
「これ、茶柱なんですね?」
そしたらすごく嬉しそうな顔で「そうです!」と答えていただきました。
正直、もうひと工夫ほしい気もするのですが、作家の意図が掴めたことが嬉しかったです。

前野さんは銅版画をなさっていて、その技術もこの立体作品にはふんだんに盛り込まれていて、例えば先に述べた楕円や方眼は銅版で刷られたものとのこと。また、濃い青の銅版画の作品もあって、こちらの味わいもなかなかでした。

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