横浜と東京、2つの会場で行われていた海外の女流写真家の回顧展。

横浜:ギャラリー・パストレイズ(2/13)(2/5〜3/1)
東京:GALLERY PAST RAYS M/A MARUNOUCHI(2/26)(2/4〜3/5)

横浜の方では人物のポートレートが中心、東京は花の写真とポートレートがほぼ半々。

ポートレートは、天使を思わせるような女性や子供の写真が多くて、なんとも幻想的で綺麗。ヨーロッパ中世の宗教画のような感じさえもしました。
とにかく、人をきれいに撮ってるなぁ、と。

花の写真にはカラーとセピア色のモノクローム作品とがあって、それぞれ独特の趣が。
カラーの作品は、黒の背景に花びらの鮮やかな色彩が凛として主張しているようで、その写真にはものすごく奥行きがありながら眼前まで迫ってくるようなリアリティもあって。。。
そしてセピア色の作品。こちらは時間が「止まった」というよりも時間が「終わった」ような寂しさ、静謐感・・・本来持っている鮮やかさを奪われた喪失感、そんなネガティブな言葉も浮かんでくるのですが、それ以上にセピア色の「優しさ」に包まれるような心地よさも。

GALLERY PAST RAYS M/A MARUNOUCHIは初めてお邪魔しました。
そう建物が込み合ったところではないのですが少々分かりづらい場所で。
なんでも入居しているビルがあと数年で取り壊しが決定しているそうで、その後はどうなるか分からないとのことなのですが、今あるギャラリーが静かでとにかく素敵な雰囲気で。。。
まだ一回しか行ってないのにそういうお話を聞いてちょっと寂しくなってしまいました。

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