・近藤修展「陸棲有尾類」(2/21〜2/26)
B1Fにて。

小さくてちょっと天井が高いこのスペース。
入口正面の壁に縦に5点、左に3×3で9点、右には横に5点、すべて同じ構図で違う場所の、モノクロの道の写真。
作品それぞれがどうの、というか、もう観ての通りのどこにでもありそうな「道」なんですが、それが上記のように配置されていると、たとえば正面の縦に並ぶ道の写真を観ていて「15°右にずれたらこういう景色が見えるんだろうな」とか、そこから派生するイメージを楽しむことができました。

もう少し手の込んだ並びでも良かったかな、とも思うのですが、それは今度お目にかかる時の楽しみとしておきたいと思います。

・名古屋芸術大学選抜展(2/21〜2/26)
1Fにて。
http://gaden.jp/yamaguchi/2005/050221.htm

石神則子さん、田中桂さん、名知聡子さんの3人の名古屋芸大を今春卒業なさる方々の展示。
まずこのギャラリーに入って最初の印象は、「名古屋の女の子はこんなに元気なのか!」と。
それほどまでにエネルギッシュな作品が溢れてました。

ギャラリーの階段側の入口を入って最初に目に飛び込んでくるのが石神則子さんの大きな抽象画。
女の子らしい色彩で、花をイメージされた作品とのことで、大きな画面の中に大胆に大きな花が咲いてました。また、数種類の、花が印刷された包装紙のような紙(布?)に描かれていて、向かって右の作品にはそこかしこに小さな花が咲いていて、こういう発見も面白かったです。
石井さんが、もし、「花」を一輪だけ描いたらどんな作品になるんだろう、と・・・。

石井さんの作品に向かい合うように展示されていたのが田中桂さんの人物画。
全体的に落ち着いた薄茶の背景に、グリーンやコバルトブルー、赤などの色がアクセントをつけていて、その中にいる女性の表情はどこか物憂げのように見えて、また優しそうにも見えて・・・。
人をきれいに描いた作品は大好きなので、田中さんの作品に出会えたのはラッキーでした。

そして、名知聡子さんさんの作品は強烈!
とにかく大胆なコラージュ作品!
大きな画面に「これでもか!」と言わんばかりに情報が詰め込まれていて、もう一見して圧倒されてしまいました。

みなさん、大学院の方に進学なさるそうで(違ってたらスミマセン)。
大学を「卒業」なさるのですが、むしろ今回の展示は「始まり」と思えて、名古屋なのでなかなかこちらでは展示が行えないと思うのですが、ぜひとも「続き」を拝見したいです。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索